北朝鮮拉致問題について教えて下さい

質問

拉致問題が大きく報道されるようになった数年前からずっと釈然としないのですが、日本人や韓国人を連れ去った目的は、スパイの養成のためだったのでしょうか？日本語や習慣の指導のためだとしたら、人数が多すぎるように思うのですが・・・国際的な犯罪というリスクを犯しても、それに値する大きなメリットが何かあったのでしょうか？
或いは、指令を受けた人達が、無制限に拉致を続けてしまっただけなのでしょうか？
身代金目的とは思えないので、（結果としてそうなったとしても）何かもっと違う目的があったのでは？と疑問に思うのですが・・・

回答No.4

thank001 · ベストアンサー

9.17以前、専門家や政治家の間でも 「人を拉致することによって北朝鮮に何のメリットがあるのか？そんなことをする意味がない。」この理屈が主流をしめていました。だからメディアでもほとんど取り上げられないし、大半の政治家もまともに取り合わないという状況が20年も続いたわけです。
北朝鮮は孤立した国家であり、人の交流や行き来がなく、また戦争中（冷戦も含め）の国でありました。
そんな中で優秀な人を育てるには、拉致をして人材を確保しようという事となったようです。マスコミで報道されている通り 拉致をされてしまった方々は北朝鮮ではそういった仕事についていることや北朝鮮内で比較的高い地位を持ち、その子供たちも北朝鮮ではエリートであることなどがそれを示していると思います。

そういう意味では、9.17は北朝鮮の戦後がようやく始まったという見方もできるのかもしれません。一方、日本では今まで見向きもしなかった北朝鮮が 拉致を行うようなとんでもない国だったのか と明らかになった事実に驚き、国民上げての北朝鮮バッシングという世論が生まれました。
北朝鮮は経済不況などからの情勢不安からとはいえ、他国に助けをもとめ日本との国交正常化考えを始めたという部分は前向きにとらえて良いのだと思いますが、何せ独裁国家でありますから、一部の人間の考えでどう動き出すかわからない部分も大きいので、とにかく開かれた国になるように求めていくことが重要ですね。
あれ、ずいぶん話がそれましてね。上半分で十分でしたね。

お礼

ありがとうございます。
とても解かり易い説明でした。
確かに、拉致を認めたところから何か胎動が始まっているような気もします。
ポジティブな観察っていいですね。

回答No.5

noname#51447

皆さん詳しく説明されているのでただの付け加えになっちゃいますが・・・

　身よりのなさそうな人をだまして「いい商売があるから」などと言いくるめ戸籍謄本などの書類も持ってこさせ拉致してきて、スパイがその人になりすました

日本人になりすますスパイの教官にするため

日本に上陸してスパイ活動しているところを見られたため連れてきた

北朝鮮に亡命した赤軍派の妻にするため（北朝鮮の女性ならなんでだめなのかな～？という話になりますが）

などなどがあげられますが、そのうち日本人を連れてきただけで褒美がもらえたり階級が上がったりなど・・・があったらしい。北の人は無条件に金正日に従うよう教育されているので我も我もと連れ去ったのではないでしょうか。

ほんと信じられない国ですよね。

お礼

ありがとうございます。
具体的なお話で解かり易いです。ほんとになんで北朝鮮の女性じゃだめなのか解かりませんね。
金正日には、壮大な自尊心とコンプレックスが同居しているのでは？とも思うのですが・・・

回答No.3

e-rinda

No.2です。
すみません、『一般人』の間違いです。『経験者』ではありません。

お礼

は～い、わかりました。

回答No.2

e-rinda

キムヒョンヒの本を読んで知ったのですが、工作員を養成するのに自国民を養成するより、外国人を連れてきて主体思想を教え込み・洗脳して工作員にしたほうが手っ取り早いのではないかということで、次々に拉致をしていったという事です。
しかし、外国人は裏切ることが多く、工作員としては使えず持て余した結果、都合よく使われた（季恩恵こと、田口八重子さんのように）と言うようなことが書いてありました。
拉致されたのは日本人だけではなく、他の国からもたくさん拉致されているようです。

本当に考えられないことをしますよね。
おかしな国に一般論は通用しませんね。
早く拉致された人々が無事帰国できるといいですよね・・・

お礼

ありがとうございます。
キムヒョンヒの本、探して読んでみます。
ほんとに、不明の人も含めてみんな無事に戻ってきてほしいですね。

回答No.1

makochi

国内でのスパイ養成（拉致対象者本人も含めて）が最大の目的だったと思います。

絶対に忘れてならないのは、北朝鮮と韓国は当然ながら、日本も含めてアメリカ傘下のいわゆる西側諸国とは、依然として「戦争状態」（現在は休戦）にあるということです。
大変なリスクを犯しても、相手国の情報収集や社会混乱、破壊工作などのために常日頃からスパイを養成するというのは、どこの国でもやっていることです。

ただ、方法として拉致などという原始的な方法で「人」に頼らざるをえなかったところが、北朝鮮の国家としての未熟さ、貧窮国としてのツラさがにじみ出ているように感じられます。

お礼

早速、教えていただいてありがとうございます。
やっぱり、スパイ養成が主目的とお考えなのですね。
西側諸国と戦争状態というフレーズで、なるほどと思いました。