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同種昆虫同士の識別方法
たとえば モンシロチョウとモンキチョウは交配することはないと思います しかし自然界では普通に飛び交ってます お互いに違う種類のチョウだと認識・識別する方法とかあるのでしょう? チョウに限らず昆虫全般でも
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まず「モンシロチョウ」と「モンキチョウ」は互いに食草、つまり卵を産んで幼虫が育つためのエサになる植物の種類が全く違うので(モンシロチョウ:アブラナ科、モンキチョウ:マメ科)。互いに生活範囲が重なる事がほとんど無く、結果的に交配する可能性が自然界では極めて低い状態となります。またチョウやガの幾つかの種類は前足で触る事で触れた部分の「味」を感じる事が出来るので、それで自分好みの食草を判別して飛び回ります。 他にも重要な要素があり。それは「人間の目には同じ種類に見えても、昆虫の目から見ると全く別種に見えている」という現実です。 >紫外線で見える世界1 - http://www.nikon.co.jp/channel/kids/wonder/butterfly/index.htm >紫外線で見える世界2 - https://www.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara/uvir/hana_uv.html 以上のリンク先の解説は極々一部の事例の紹介に過ぎません。また紫外線以外にも赤外線を昆虫は見分ける事が出来ますし、聞いた事があるかと思いますが「フェロモン」と呼ばれる微小な化学物質を多くの昆虫は感じ取り、それを元に行動や配偶者を選んでいる事も分かっています。さらに未だ人間に解明出来ていない超感覚的知覚を昆虫が持っている可能性は、現時点の観察や科学的検証でもかなり高いと推測せざるを得ず。昆虫の世界はまだまだ謎に満ちているのです…! P.S. アリやハチ(集団生活するミチバチなど)の仲間は単純に匂いで同じ巣の仲間かどうか判断しており。昆虫的な意味で同じ種類の仲間であっても、違う巣出身同士だと互いに攻撃しケンカになります。この匂いの元を統括しているのが、いわゆる「女王蜂(女王蟻)」です。 また実験室などで人為的に「同じ匂い」を付けてやると、違う巣出身でも互いに仲間だと勘違いし仲良く作業します。このアリの習性を利用して、アリに仲間だと勘違い(騙して)させてエサを運ばせて育ててもらう変わった習性を持つチョウの仲間も居ます(クロシジミ)。 >NHKオンライン:チョウがアリに化けた - http://cgi2.nhk.or.jp/darwin/broadcasting/detail.cgi?sp=p029
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