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日本と欧米の労働時間の差について

今更ながらに疑問に思ったのですが、 NHKの番組で日本と欧米の労働時間を比べると日本の方が圧倒的に多いという事を報道していました。 この差は国民性からくるものなのか、 それとも制度的な違いによるものなのでしょうか? また、参考となる本(できれば新書)がありましたら教えて頂けないでしょうか? 端的な違いは何なのかを教えて下さい。 皆さんよろしくお願い申し上げます。 ※どこのカテゴリに入れるか迷ったのですが、「過労死」もあり、社会問題にしました。

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  • gouzig
  • ベストアンサー率25% (536/2078)
回答No.1

多分、国民性ないしは歴史によるものでしょうね。 制度的な違いであれば変更すればいいのですが、日本人の多くは働くことは美徳と考えています。 端的な違いは日本は貧しかったからだと思います。 穏やかな生活よりも、忙しくても物質的、金銭的に豊かになりたいのでしょう。 新書で有名な「豊かさとは」があります。

jonathan4403
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 紹介して頂いた「豊かさとは」、読んでみようと思います。

その他の回答 (7)

  • lv4u
  • ベストアンサー率27% (1862/6715)
回答No.8

No.7さんが書かれたように、国民性の違いは大きいようです。 書籍の「ソフトを他人に作らせる日本、自分で作る米国」に書かれていたと思いますが、米国は自分の仕事の範囲を明確にします。 ある仕事を始めるに当たって、他人の仕事との境界線を明確にすること、言い換えれば、自分の持つべき権限・責任の及ぶ範囲を明確にするんだそうです。 これは仕事の「オーナシップ」を明確にするともいうそうです。 そうしておけば、なんらかの仕事上での失敗があっても、「それは私の権限・責任の及ぶ内容ではない。私にはトラブルの責任は一切無い!」といえますからね。そう言えれば、「この失敗の責任はお前にある。おまえは今日で首だ!即刻会社から出て行け!」という目にあうこともないわけです。 でも、日本は、仕事のオーナーシップを明確にしません。だから、仕事の段取りを上司がいちおう決めても、その段取りのミスによって残業が発生しても、上司は部下に責任を押し付けて「その仕事は皆でサービス残業して終らせろ!!」と怒ったりするんでしょうね。 また、そういう会社であれば、勤務終了間際に部下に仕事を押し付ける上司ってのは、無能と見なされるでしょうね。 とはいえ、仕事での境界線を明確にすると、ボーダライン上の仕事や、相互に関係あるような問題が発生したとき、「それは、私の仕事ではない!」としてお互いに押し付けあう、あるいは、どちらも、その仕事については放り出す可能性があります。 ということで、日本の会社では、問題にならないような「各部署間の調整・協力」ってのが米国企業では、会社全体の大きなテーマになったりするそうです。 なお、ソフトウエア開発においては、仕事上のオーナシップが明確になっていないと、システム基本設計ができません。日本の企業は、それが明確になっていないことが多いため、そのフェーズに手間取ることが多いし、不明確な点が判明しても、誰が決定権を持つのか判らず、ソフト会社は困ることがあるそうです。

jonathan4403
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。

  • eroero4649
  • ベストアンサー率31% (10491/32992)
回答No.7

私も国民性を指摘したいと思いますが、違う面から。 英語で「This is not your business」というと、「お前には関係ない」という意味になります。ちなみにyourをmyに変えると「私には関係ない」となります。つまり、私のビジネスじゃないものは私には関係ないのが欧米のみならず外国全般の考え方です。 例えばどこかの場所にゴミが落ちていて警備員がいたとします。日本のビルとかなら、警備員に「ゴミが落ちてますよ」というとだいたい警備員さんはそれを拾って処分してくれます。だけど、外国でそんなことをいっても「私の仕事は警備の仕事で、ゴミを拾う仕事ではない」と一蹴されます。ジスイズノットマイビジネスってワケ。 これはおしなべて他の仕事全般にもいえることで、誰かの作業が遅れていたとしても「私の仕事が終わったから」と自分はスタスタと帰ります。また他人から「忙しいなら手伝ってやろうか」といわれるのは、「お前が能力が低いからこなせないのだ」というニュアンスに捉えられることもありますので、日本人的に「お手伝いします」は失礼になってしまうこともしばしばです。 日本のホワイトカラーの生産性の低さはとても先進国とは呼べないレベルなんですが、要するに一言でいうと「みんなダラダラ残業してる」ってことなんです。 外国では、「残業が多いということは時間内に仕事が処理できない。つまり仕事ができないことを証明している」と判断されます。一方、我が国では残業が多いことはそれだけ仕事に打ち込んでいる素晴らしい姿勢だ、と評価されます。だいたい、日本くらいのものですよ。「上司や先輩が仕事が終わらないと自分も帰れない」ってのは。 しかしそういう民族性も時と場合によっちゃプラスになることもあります。災害が起きたときなんかは立場を超えて居合わせた人たちが結束しますし、その場で揉めることはあまりありません。しかしどっかの国なんかでは災害救助の現場でケンカをおっぱじめて帰るとかどうとか、日本人的には「あのさあ、ケンカしてる場合じゃないんじゃない?」って思うじゃないですか。 でもね、そういったところでこの日本人の「労働最優先」の思想はどうもかなり最近のものっぽいのです。私もはっきりとはいえないけど、戦後っぽいです。 というのも、江戸時代なんかはだいたいみんな最低限しか働かなかったのです。幕末に江戸で外国人のための建物を建てることになったとき、日本人大工の集まりが悪いことを憤る記録なんかが残っているのです。当時は誰が来るかは当日にならないと分からず、しかも労働時間は昼まで。昼が過ぎるとひとっ風呂浴びて、それから寄席に行ったり歌舞伎に行ったり、吉原や品川で女を買いに行ったりのんびりとした時間を過ごします。江戸町人の多くは今でいうところのフリーターで、口入屋という派遣業者のところへ行って、「旦那、なんかいい仕事ない?」と聞いたら「そうだなあ、今の季節だから風鈴売りはどうよ?」といわれると今日は風鈴売り。明日は金魚売りになるかもしれません。手元のお金がなくなると働くけど、お金があると働かない。すると大工なんかはいつまでたっても家が建たなくて困るから、棟梁なんかが胴元となって博打を開いて職人からお金を巻き上げたのです(本当)。 さらに驚くべきは武士で、勤務はおおむね一勤一休。しかも出勤日は朝は早いけど、だいたい午後2時まで。サラリーマン武士なら残業はなく、あとはのんびりと過ごしました。渡辺崋山のような貧乏で才能がある武士は絵を描いてそれを売ってバイト代を稼いでいた人もいました。

jonathan4403
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 テレビで街角でインタビューすると「仕事が終わらない」から残業していると言っていますが、そうなると助け合っても終わらないということなのかと疑問が湧きました。 黒船以来懸命に働くようになった、、、 欧州でも産業革命からってことも、、、「10時間労働は地獄だー」って、『メトロポリス』で叫んでました。(確か10時間だったような)

noname#195579
noname#195579
回答No.6

国民性だと思います。 勤務終了間際に仕事を持ち込む上司などは困りものです。 最初から仕事をまとめて渡してもらって手伝える人は手伝って仕事すれば 時間も短縮できるのに。 残業代が0になるとかいうのが法案で出てるみたいですが、それ自体は反対です。 ただ、裁量権を労働者に渡せば少しは外国に近づけるのではと思うのですが。 仕事がないときと忙しいときのギャップが多くて困りものです。 短期間に仕事を詰めるから過労死が問題になるんです。 日本の労働制は無駄も多いんですよね。

jonathan4403
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。

  • heisenberg
  • ベストアンサー率23% (591/2556)
回答No.5

>>◇ この差は国民性からくるものなのか、 それとも制度的な     違いによるものなのでしょうか? 私見では、「国民性」ですね。 「文化」と言ってもいいかもしれません。 一般的に、欧米人は、労働を否定的に考えています。 「神が人間に与えた罰」と考えているんですよ。 アダムとイヴはエデンの園で幸せに暮らしていましたが、蛇に姿を変えたサタンに唆され、禁断の実を食べてしまいました。 神の言を裏切ってしまったのですね。 その結果、楽園を追放され、生老病死などの罰を与えられました。 「労働」も、神によって与えられた罰の一つ・・・。 欧米人は、一般的に、そのような「労働観」を抱いています。 それゆえ、彼らは、「早く引退して、自由に、好きなことをして暮らしたい」と思っています。 これは、人生の段階に於ける生き方ですが、毎日の勤務にも当て嵌まります。 つまり、「早く仕事を終わらせて帰宅し、時間を好きなように使いたい」と・・・。 そして、制度も、そのような文化や国民性に相応しいものになっているのではないでしょうか? これが、日本と欧米の労働時間の差となって表れているのです。

jonathan4403
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 変わった視点で非常に参考になりました。

  • lv4u
  • ベストアンサー率27% (1862/6715)
回答No.4

No.2です >>日本の生産性が悪いというのはなぜなんでしょう。カンバン方式やロボットでの生産は世界一(?)じゃないかと思うのですが。 トヨタをはじめとする工場の生産性は、確かにすばらしいです。 日本の生産性が悪いのは、工場の仕事ではなく、ホワイトカラーとか、他の業種のお仕事だそうです。 以前、統計資料で、日本の生産性が悪いってのが示されていました。 たとえば、商談とか、新製品開発の仕事において、「私には決定権がないので持ち帰って相談します」など、ゆっくりした仕事のやりかたにみえたりするみたいです。 また、日本企業は、ITへの投資が米国に比較して乏しい、(経営者で、技術が判っている人が少ない?)といいます。そのため、仕事の効率化が進んでないのも原因かもしれませんね。

jonathan4403
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 統計資料を見てきました。サービス産業が低いですね。了解しました。 WEBの他のところでは、「おもてなし」のサービスを求めるからコスト高になるんだ とか言ってました。

回答No.3

>この差は国民性からくるものなのか、 それとも制度的な違いによるものなのでしょうか? 制度的な違いによるものです。 >端的な違いは何なのかを教えて下さい。 日本国全体で失業率が高く、労働してい居ない人的リソースが余っているという実態があり、その中で雇用されている一部の労働者の労働時間が長いという問題の原因を考えましょう。 端的な違いは、正規雇用による人権費を固定部分と変動部分に分けた時に、変動部分の時間単価が固定部分の時間単価よりも安くなるという、まちがった原価計算方式が日本で普及しているからです。 年収500万円の人は、会社が負担しているの保険や退職積立金などを考慮して700万円のコストが掛っていりるとします。年間1800時間の所定労働時間で割れば、700/1800=時間給3880円です。 ところがこの500万円の方の月給は年収の16分の1で、月給31万2500円。 残業代は、(312500/168時間)*1.25=時間給2325円。 残業がゼロだった場合の、この方の堂々コストは時間あたり3880円なのに、残業をしてもらえば時間当たり2325円の超過勤務手当(それに多少の社会保険費)で済むから、残業を多くした場合に、労働コストが下がるという間違った制度があるのです。 仮に、前年度の給与所得額を年間労働時間の1800時間で除して、其の時間単価の最低でも125%を残業時間単価にする法律ができれば、企業は残業させると労働コストが上昇するので、残業をゼロにして、仕事が終わらない状態が続けば、労働者を追加採用することになります。

jonathan4403
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 なるほど、残業代の方が安くつくからなんですね。 残業させると会社としては損じゃないか、とよく思ったものですが、これならつじつまが合いそうです。

  • lv4u
  • ベストアンサー率27% (1862/6715)
回答No.2

>>NHKの番組で日本と欧米の労働時間を比べると日本の方が圧倒的に多いという事を報道していました。 この差は国民性からくるものなのか、 それとも制度的な違いによるものなのでしょうか? 単純な比較はできないでしょう。米国でも、平社員は別として、ポジションの高い人は日本人以上に働いているといいますからね。 ただ全体としては日本のほうが労働時間が多いといいます。 そうなる理由は、日本人の仕事効率、労働生産性が低いからだそうです。つまりは、日本の会社は、非常率的な仕事のやり方を続けているから労働時間が長くなるってことです。 例えば、大変な土木工事を、大汗を流して大人数で人力で終らせるのと、知恵を使って、例えば、大型重機を投入して、少人数で汗を全く流さずに短期間で終らせるのでは、過去の日本の価値観では、前者のほうが尊いことと思われていたようです。 後者は、「小ざかしいやつ!」という評価になるんでしょうね。 また、たとえば、料理好きな人が工夫して、人気のお菓子を作り出して売れ行き好調になったとします。 日本では、「この店の味を守ることが大切」「菓子職人の腕を磨き上げて、沢山作れるようにがんばるぞ!」と考えるのではないでしょうか? 米国では、「このお菓子の製造方法を、物理学者、化学者、機械工学の先生にお願いして、なんとか機械化しよう」という方向で考えるみたいです。 日本は、「職人魂」的であり、米国は、「機械化と効率化」、そして大量生産が米国の目指すところ、気質なのかもしれません。 ただし、米国の「効率化重視」の方向で機械化・コンピュータ化が進めば、当然のことですけど、高度技術者は別にして、単純労働者や書類仕事のホワイトカラーの働く場所は、どんどん減ってゆきます。 経理処理がコンピュータ化されていないころ、大量の女性事務員が経理処理で働いていましたけど、そういう女性達が会社から消え去ったように・・・。 そういう点からは、仕事をあまり合理化しないで、長時間労働をしている日本のほうが、労働者の「働く職場」が減らないから、良い面もあるのかもしれません。 昔、イギリスの産業革命により、多くの職人が仕事を失いました。そのため、ラッダイト運動が起こり、手工業者や労働者が暴動を起こして、機械を破壊しました。 今後、どういう方向に日本が進めば良いのか悩ましいですね。

jonathan4403
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 日本の生産性が悪いというのはなぜなんでしょう。カンバン方式やロボットでの生産は世界一(?)じゃないかと思うのですが。実際、私はその生産性云々の話に疑問を感じます。欧米人の生産性が特別高い理由は未だ聞いた事が無いので、ご存知ないでしょうか? マイクロソフトのOSなら何もしなくても売れる、というのがオチなんじゃないだろうかと思うのですが、ただ、それだけで判断しているかは分からないので、

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