PAアンプのスピーカー選びについて

質問

• PAアンプのスピーカー選びについての要約文1です。
• PAアンプのスピーカー選びについての要約文2です。
• PAアンプのスピーカー選びについての要約文3です。

回答No.4

John_Papa · ベストアンサー

こんにちは。

ちょっとおかしな説明もある（参考リンク先のデータはまともです）ので、取り急ぎ図を描きました。
良い作図ソフトを持っていないので、かっこいい図ではありませんが、
ステレオとブリッジとモノアンプに２つのスピーカーを使う場合の違いを明確に示すことはできています。

まずステレオの場合
4Ω・200Wが２セットで、これは問題無いですね。
ブリッジの場合、２つのアンプは逆位相の動作になります。
それぞれのアンプが4Ω・200W分を受け持ちますので、インピーダンス８Ωのスピーカーの場合400Wの出力になります。ステレオの時に４Ω以下のスピーカーを接続できないアンプの場合、ブリッジで使うなら８オーム以下のスピーカーを使用できません。
ステレオでもブリッジでも１台のアンプが受け持てる最大パワーは同じなのです。
4Ω・200Wのアンプなら８Ωの時は100W程度でしょうから、ブリッジにすると同じ８Ωのスピーカーでは４倍の400Wという事になりますが、その仕組みは述べた通りです。
ブリッジにすると、使用可能なスピーカーの最低インピーダンスが倍のものまでになる事に注意してください。8Ω400Wのスピーカーを使う代わりに、4Ω200Wのスピーカーを直列に使っても良いのですよ。

モノラルアンプの場合、スピーカーが２セット接続できても、ステレオのＬ/Ｒではありません。スピーカーが２セット並列に接続できるというだけです。８Ωのスピーカーを２個並列に接続するとインピーダンスは４Ωになります。
トータルで4Ω・75W なら、８Ωのスピーカーを２つ接続して７５Ｗまで出せるという意味になります。
４Ωのスピーカーを２個（合成インピーダンスは２Ωになる）接続できる訳ではありません。
6Ω・40W を2個接続できたのは、スピーカーのインピーダンスもきっちりしたものではなくて周波数で変異が有るものですし、アンプもその程度の誤差はカバーできる場合もあります。ま、ボリーム全開で無かったし運が良かったと考えましょう。楽曲によっても主な使用帯域やアンプの負担は違うでしょうから、何時でもＯＫという訳には行きません。４Ω２個だと、条件は更に厳しくなります。インピーダンスが低い分大きな電流が流れ、アンプの負荷は電流の２乗に比例する事を忘れないでください。アンプが負荷に耐え切れなくなった時が故障です。

なお、ＢＴＬ・ブリッジ・バランス、何れも名称が違うだけで出力形態は同じです。
図では、モノラルアンプへの接続を片側アースで描いていますが、バランスアンプの場合、スピーカー配線をアースへ落としたらアンプが故障しますのでご注意を。

お礼

お礼が遅れましてすみません。

とても分かり易くご説明頂まして、とても感謝しています。

何か、2WAYスピーカーを自作したいという衝動に駆られてきました。4Ωスピーカーでもネットワークの自作が出来れば、2～3個のスピーカーを並列に増やせるというページを見つけていまして、チャレンジしたい気分でした。

とりあえず、完成するまでは、4Ω(～75Wまで)でがんばってみます。
寸前のところでアンプ壊さなくて良かったです。有難うございました。