他人を僻んでしまった！嫉妬の感情との向き合い方

質問

• 他人と比べて優劣を考えたことがなかった自分が初めて嫉妬の感情を体験した。兄の成功や姉妹の結婚に対して自分の現状を比較し、やるせない気持ちが湧いた。でも比較しても自分は変わらないし、時間を無駄にするだけだと分かっている。この感情とどう付き合えばいいか悩んでいる。
• 兄は裕福な親の事業を継ぎ、安定した経営状態の社長として都内に豪邸を持ち、家族と幸せな生活を送っている。一方、自分は独身のOLで、結婚歴もある。姉妹も結婚しており、子供もいて裕福な生活を送っている。自分の現状は自分の責任であることは分かっているが、比べてしまう気持ちをどうするべきか迷っている。
• 比較しても意味がないことは分かっているが、比べてしまう気持ちに自己嫌悪している。この感情を止める方法を知りたい。親戚からも可哀想な目で見られることもあり、この感情とどう付き合っていけばいいか悩んでいる。

回答No.8

soyokazespring

嫉妬は一種の盲目病です。盲目になってしまう病です。
そして、盲目病というものは、移る病なのです。
周りの人、あなたの親戚などから、盲目病をもらってしまったのではないですか？　人の価値観に共感できることは、人類の素晴らしい能力なのですが、間違った価値観に共感してしまうと、嫉妬などに苦しむことになります。

突然の嫉妬は、インフルエンザにかかったときの突然の高熱のようなものです。免疫ができて病が治れば、もとの自分にもどって、人の価値観や生き方を過剰に気にすることなく、人の幸せも自分の幸せもどちらも祝福して生きれるはずです。

ところで、今はもう「社長夫人＝素敵」という時代でもない気がします。ありとあらゆる社会層に生きる人が自分の人生の幸せを追求していて、テレビ等のドキュメンタリーでも、日々の生活で出会う人々の中にも、「こんな素晴らしい仕事があるなんて！こんな素敵な生き方があるなんて！こんな生活にこんな素敵な幸せがあるなんて！」という発見がちらばっているように思います。あなたの人生の素敵さを、あなた自身が放り出してしまったら、世界から「素敵」がひとつ消えてしまいます。もったいないと思いませんか？

人は、自分が自分らしく自然でいるために、ある程度、人に愛されたり支えられたりすることを必要とします。あなたのそばに、今のあなたの良さを認めてくれる人はいませんか？ その人の言葉を信じて、盲目病の毒を抜き、あなたの素敵さ、あなたの人生の本当の豊かさを思い出してみてはいかがでしょうか。もしも今の自分に愛や支えが足りないなら、過去を思い出す形でもかまいません。自分が自分であったからこそ味わえた人生の美味しい蜜をいろいろ思い出し、思い出し笑いをしてみるのも嫉妬心を飛ばす一助となるかもしれません。あなたが何らかの愛や支えを何も感じられないようなら、もしかしたらその「嫉妬」は、心細い気持ちの「ハケ口」になっているのかもしれません。

あなたはご自身のことを「何の取り柄もない」とおっしゃっていますが、そんなはずはありません。あなただけにあって、お兄さんや妹さんには無い、あなただけの良さや魅力が必ずあるはずです。「社長」などの枠を作ってしまうと、本当の良さが見えなくなります。枠を取り払うことが、嫉妬地獄を抜ける一歩です。もっと広く自由な意識で、あなたの良さを見つけてみてください。

なんだかんだ言いましたが、時には嫉妬するのも良いことです。健康な心の一部です。悪いことではありません。嫉妬心が暴走して人や自分を無闇矢鱈と傷つけたら、悪いことになっちゃいますけど。必要以上に自分を責める必要はありません。「あ、嫉妬しちゃった」でいいと思います。世の中には醜い嫉妬もありますが、基本的に嫉妬自体は醜い感情ではありません。暴言、迷惑行為などに走れば勿論醜くなります。あなたの感じた嫉妬を醜い物にするかどうかは、これからのあなたの行動次第です。

最初に嫉妬は盲目病と言いましたが、この病にワクチンはありません。一度嫉妬に感染して、病に苦しむ経験をしないと、免疫は一生獲得できないのです。今は自分なりの免疫を得るチャンスだと思って、ぜひいろいろな考え方を体験してみてください。思考の「枠」を取り払い盲目から脱すること、心細い気持ちと嫉妬は分けて考えること、誰かにとっての理想の自分になろうとしないこと、この辺りがポイントになるかもしれません。

お礼

盲目、、ですか？
他が目に入らないと言うことはないのですが。
心細い気持ちは、どこかにあるのかもしれないですね。

普段は楽しく過ごしていて、肩書きの問題なのでしょうけど、あれ？私だけ、、？と思ってしまったのです。

免疫ですか、、、慣れるものでしょうか。
嫉妬してしまった自分が器が狭いと思ってしまいます。