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「裸の王様」という表現について
「裸の王様」という表現は、「周りの人の意見を全く聞かない地位の高い人」「周囲の人が恐れをなして忠告しないので、自分を見失っている人」という意味で使われます。しかし、これらの意味で使用することは、元になったアンデルセン童話と食い違うと思います。 元の童話では、詐欺師の布織職人が「この服はバカには見えない」と言い、王様も家来もバカだと思われたくないので、「素晴らしい服だ」と言うのです。王様が恐ろしくて逆らえないからではありません。この筋に従えば「見えを張って知ったかぶりをする、無い物をあるようにふるまう、そして最後はばれて恥をかく愚者」という意味で使うべきではないでしょうか?そして、王様だけではなく家来も同様に愚者だと思います。 最後に「王様は裸だ」と叫んだ子は、本当のことを言ったので立派なのですが、それは怖い王様に対して叫んだからではなく、己を飾らなかったからではないでしょうか? ご意見をお聞かせ下さい。
- baaakkkiii
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諺でも、童話でも、その時代の影響を受けて変化するものですので、そこに神経を尖らせても仕方がない部分もあると思います。A rolling stone gathers no moss.(転石苔むさず)であっても、職を変えていると成功しないという意味があるかと思えば、「活動する人はいつも新線である」のような意味にもなり、解釈が正反対となります。 グリム童話にしても、口伝の物語を書物にする段階で、その時代性がどうしても盛り込まれるので、グリム童話の時代的解釈による童話とならざるをえないのです。お示しの裸の王様も、あなたに同感ですが、少年の勇気ある発言という解釈など、子どもの権利を重視する立場の人たちには受け入れやすい解釈ですね。 ということで、己を飾らなかったには賛成しますが、かと言って、この童話の一般的解釈と言うのは、現代の時代性を帯びて存在すると言っていいでしょう。 以上、ご参考になればと思います。
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