• ベストアンサー

細菌検査に詳しい方にお聞きしたいのですが、

Staphylococcus hominisという菌は常在菌だそうですが、これが肺炎の原因となることはありますか? カルチャーボトルによる培養のため菌量のご報告はありません。分離菌は好気性ボトルのみから検出されました。と書かれていましたが、意味がよくわかりません。 偏性嫌気性菌は(-)でした。 菌名はStaphylococcus hominisだそうです。 この内容の検査結果はどういう病気を起こしますか? この内容から肺炎を想定することはできますか? よろしく願い致します。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • ebisu2002
  • ベストアンサー率59% (1878/3157)
回答No.2

〉 分離菌は好気性ボトルのみから検出されました。と書かれていましたが、意味がよくわかりません。 Staphylococcus(ブドウ球菌)は通性嫌気性のものです 通性嫌気性とは、酸素が存在する場合(好気性)でも酸素がない場合(嫌気性)でも発育することができるものです ですから好気性のボトルでも嫌気性のボトルでも検出されるのが基本です 片方のボトルのみからしか検出されなかったとのことから、本当に検査材料(血液)の中に存在していたのか? との疑問が発生する結果となります。 つまり採取時に血液以外の皮膚の常在菌がたまたま混入した可能性が相当あるのではないかと解釈されるものです。 皮膚に常在していることが普通の菌種であることも採取時の混入を思わせます この好気性ボトル、嫌気性ボトルの1セット以外に採取された、別のセットでも同じ結果ならば菌血症状態を疑いますが 他のセットでは検出されなかったのならば混入の可能性が高くなります

patagoniapengin
質問者

お礼

有難うございます。 >Staphylococcus(ブドウ球菌)は通性嫌気性のものです 通性嫌気性とは、酸素が存在する場合(好気性)でも酸素がない場合(嫌気性)でも発育することができるものです ですから好気性のボトルでも嫌気性のボトルでも検出されるのが基本です。 とのことですが、それが書いてある文献とかネット情報とかがありましたら教えていただければ更に助かります。度々申し訳ございません。

その他の回答 (3)

  • ebisu2002
  • ベストアンサー率59% (1878/3157)
回答No.4

ブドウ球菌 通性嫌気性の有機栄養菌である。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%89%E3%82%A6%E7%90%83%E8%8F%8C#.E7.89.B9.E5.BE.B4 通性嫌気性菌: 酸素のある好気条件下・酸素のない嫌気条件下の両方で増殖できる菌群をいい、 一般細菌の大部分がこれに属する。大腸菌、ブドウ球菌など http://hica.jp/kono/kogiroku/anaerobe/anaerobe.htm

patagoniapengin
質問者

お礼

どうも有難うございました。 大変助かりました。

patagoniapengin
質問者

補足

エンドトキシンが1,6でした。 ということは菌が血液の中にあったと言うことでしょうか? 何度も済みませんがよろしくお願いいたします。

  • rokutaro36
  • ベストアンサー率55% (5458/9820)
回答No.3

正確には、No.2の方が説明したように、 Staphylococcus hominisは、通性なので、両方から検出されるのが 基本です。 お詫びして、訂正します。 情報不足と申し上げたのは、 肺炎を疑って、原因菌を特定したいならば、 血液検査だけでなく、喀痰検査をして、 原因菌を特定する必要があります。 ですが、よほどの重症でもない限り、 菌検査をせずに、抗生物質で治療を開始するのが普通です。 それは、菌検査には、時間がかかるからです。 その間、治療をしないわけにはいかない。 高熱でもなく、白血球が11300なので、 それほど高いわけではありませんが、 CRPが4.5なので炎症反応は中程度、 高齢であることを考えて、 細菌感染を疑っても良いと思います。 なので、検査をせずに、治療を開始することは多くあることです。 エンドトキシンは10pg/ml以下が正常値なので、大丈夫でしょう。 高熱が続く、白血球の数値が高い、抗生物質が効かない という状況になると、耐性菌に感染している場合もあるので、 菌検査をして、原因菌を確かめることになります。 治療については、医師とよく相談してください。

patagoniapengin
質問者

お礼

何度もご回答頂きまして有難うございました。 大変感謝しております。

patagoniapengin
質問者

補足

何度も有難うございます。 炎症反応あっても、細菌感染ではなくウィルスが原因だったり、 別の病気だったりなんてことはないでしょうか? もし、その場合は抗生剤は良くないのではないでしょうか?   咳や痰はないようです。 よろしくお願いいたします。

  • rokutaro36
  • ベストアンサー率55% (5458/9820)
回答No.1

(Q)Staphylococcus hominisという菌は常在菌だそうですが、これが肺炎の原因となることはありますか? (A)ないとは言えない。 つまり、あり得る。 (Q)この内容の検査結果はどういう病気を起こしますか? (A)この結果だけでは何とも言えない。 菌が出たからと言って、それが病気の原因菌だと断定するには、 情報量が足りないです。 >カルチャーボトルによる培養のため菌量のご報告はありません。 というのは、培養した結果=菌量が増えている 報告なので、 もともと、どれだけの菌があったのかわからなくなっています。 なので、菌量は測定できないのです。 >好気性ボトルのみから検出されました 細菌の分類には、好気性と嫌気性の2種類に分ける方法があります。 好気性菌とは、酸素がないと増殖できないタイプ だから、空気を好むということで、好気性と言われます。 嫌気性菌とは、酸素がない方が増殖できるタイプ だから、空気を嫌うということで、嫌気性と言われます。 なので、菌の培養は、好気性ボトルと嫌気性ボトルの2つを使って 行います。 お尋ねの菌は、好気性菌なので、当然、好気性ボトルから検出 されたわけですが、嫌気性ボトルからは、菌が発見できませんでした ということです。 肺は、空気がたくさん出入りするところなので、 当然ですが、好気性菌にとっては都合がよく、 嫌気性菌にとっては、都合が悪い、と言うことになります。

patagoniapengin
質問者

お礼

どうも有難うございました。 たいへん感謝しております。

patagoniapengin
質問者

補足

ありがとうございます。 >菌が出たからと言って、それが病気の原因菌だと断定するには、情報量が足りないです。 84歳、熱は37,2度~37,7度、白血球11300、CRP4,52、エンドトキシン1,6、 血圧167、脈90SpO2 92→99% 咳なし、 意識は明瞭です脱力感あり、食欲なし、 水は飲める状態です。 この情報を加えれば、Staphylococcus hominisが 原因で肺炎にかかったということはあり得ますか? よろしくお願いいたします。

関連するQ&A

  • 動脈血培養

    血液培養検査では,好気性菌用カルチャーボトルと嫌気性菌用カルチャーボトルでは、どちらから先に動脈血を入れたほうがいいのでしょうか?最近では、あまり有意差はないと聞きますが、厳密に言えばどちらのボトルに血液を入れるのが好ましいか知っている方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いいたします。

  • 酵母は好気性?

    酵母は好気性条件下でも嫌気性条件下でも培養できますよね?それでは、酵母は好気性菌、嫌気性菌のどちらなのでしょうか。どっちでもないんですか。

  • 微生物の培養方法

    嫌気性菌の培養方法で必要な機器と留意すべき事項を教えてください。 また、嫌気培養の場合好気性菌は増殖しないのでしょうか?

  • 酸素があっても生きられるけど、酸素を使わない細菌

    こんにちは。 好気性細菌と嫌気性細菌について勉強していてふと持った疑問です。 「酸素をエネルギーに変えることはできない」ということと、 「酸素があるところでは生きていけない」ということとは 完全にイコールではありませんよね。 酸素があるところで生きていけないのが偏性嫌気性細菌だと思うのですが、 「酸素をエネルギーに換えるためには使わないけれど、 別に酸素があっても支障なく生きていける細菌」には、 「偏性・・・」のような呼び方はあるのでしょうか。 その中でさらに(1)絶対酸素を使わない、 (2)ときどきは酸素を使う、という分類もできそうな・・・ (あ、でもそうすると、(2)=通性嫌気性になっちゃいますね。ややこしいか(^-^;) 通性嫌気性細菌では、大腸菌のように酸素が存在するときは呼吸で、 存在しないときは発酵でエネルギーを獲得するものが多い一方で、 乳酸菌などは酸素が存在しても主として発酵に依存するそうです。 これは私が上で書いた(2)にあたるわけですが、他にはどんなものがいるんでしょうか? というか、呼び名うんぬん以前に、(1)のような細菌は存在するんでしょうか?(笑) また、(1)か(2)かにかかわらず疑問に思ったのですが、 酸素を使えるのに使わないという点に興味を感じた反面、 それはどうにも効率がよくない気もします。 そうすることの意味はどのへんにあるのですか? なんだかややこしい質問になってしまいましたが、 ご存知の方がいたら教えてください。

  • 嫌気性菌と好気性菌に純粋分離したいのですが・・・

    EMを嫌気性菌と好気性菌に純粋分離したいのですが・・・よく解りません。。。 そもそも純粋分離とはなんですか?? 私は、高校生なので簡単に解りやすく教えて下さい!!

  • 血液培養について教えて下さい

    血液培養を採取する場合、嫌気性(赤)→好気性(青)の順にボトルに血液を入れますよね?その根拠がしりたいので教えてください。

  • 血液培養について

    血液培養の結果で、グラム陽性球菌が出ました。とか、グラム陰性球菌がでましたなどと検査科から報告を受けますが、疑問に思ったことがあったので教えてください。 そのような菌が検出されるということは、血液中にその菌があるということだと思いますが、ブドウ球菌などの常在菌であれば納得できるのですが、常在菌でないものが検出されると、一体その菌はどこからきたのだろうと思ってしまいます。 点滴のルートなどから医療者の手を介して血液中に入ってしまったのでしょうか?

  • 嫌気培養におけるレサズリンの役割

    クロストリジウムの嫌気培養を初めて行おうとしているのですが、使おうとしている培養液(チオグリコレート培地)にレサズリンという試薬が入っています。少し調べたところ、これは酸化還元試薬で、嫌気培養で菌が生育していたら、その菌の生産する酸化還元酵素によって還元されてピンク色に呈色するとのことでした。つまり、培養がうまく行っているかどうかの指示薬として添加されているようですが、「私の解釈」は正しいでしょうか?また、私がこれから行おうとしている培養については、何もこのような試薬を用いなくても培養液の濁度で菌の生育を見られると思うのですが、いかがでしょうか。まあ、菌の「検出」を行うために使うのであれば、役立ちそうですが、、、。というわけで、詳しい方がおられましたらお教え下さい。

  • 歯周病菌の嫌気性は?

    歯周病菌は嫌気性で、酸素で死滅もしくは減衰するそうです。 しかし嫌気性菌には、偏性と通性があり、通性の場合は、酸素があっても、なくても生存・増殖するそうです。つまり通性の場合は、嫌気という表現があまり適当ではなさそうですね。 そこで「歯周病菌は、偏性嫌気性菌なのか、通性嫌気性菌のどちらなのか」 というのが質問です。

  • 大量の試験管を用いた植菌における培養時間の差をなくすにはどうすればいいのか?

    すみません、質問があります。 今度、一つの糖だけを添加した培地で、菌が生育するかどうかという実験を行おうと思っています。 約30個の糖を用いてそれぞれ試験官液体培養するつもりなのですが、好気・嫌気を各2本ずつ植菌すると、 最初と最後に植菌したもので、培養時間に差が出てしまいます。 吸光度で菌の生育をみるのですが、どうすればこの差をなくせるでしょうか? 糖無しの培地にいれておくなどは駄目でしょうか? 菌は死んでしまいますか? なお、植菌する菌体は液体培養し、対数増殖期に入りはじめのものです。 どなたかお答え頂けたらすごく助かります。どうかよろしくお願いします。

専門家に質問してみよう