- ベストアンサー
揮発性の高い物質の代表格は?
haruka6279の回答
水と酢酸の関係はちょっと複雑なようですが、揮発しやすさの本質は、沸点の低さにあります。 液体中の分子は軽ければ軽いほど、そして互いの分子間力が弱ければ弱いほど、液体から抜け出て蒸発・揮発しやすくなります。 例えばエタノールは揮発しやすい液体の代表でしょうが、分子量は32、沸点は78度です。これに対し揮発しにくい液体、例えばサラダ油なんかは、成分の分子量は数百くらいあり、沸点は300℃くらいはあるようです。お皿にサラダ油を引いて置いたらいつの間にか揮発して皿が乾いていたなんて話は聞いたことありませんよね? 勿論揚げ物をするときは揮発して、換気ダクトの綿にこびりついて掃除が面倒なわけですが。 こんな風に、基本的には分子量が大きいと沸点が高くなり、おのずと揮発もしにくくなります。 さて、水の揮発性についてですが、酢酸より小さい分子で、また沸点も100℃と、酢酸の118度より低いので、これだけの情報からは、水のほうが揮発しやすいという結論が導かれます。しかし、液体が空気中へと揮発するときは空気から液体への出戻りも考えなければいけません。(平衡の概念のところで習ったと思います)水はもとから空気中に結構存在するので、空気中にほとんど存在しない酢酸よりも、出戻りが多い分、揮発速度が下がるのだと思います。 ということで、揮発性は、沸点の高さ(分子量の大きさと言い換えても良い)で原則として整理可能である。ただし、もとから空気中に存在している水などは、例外的な傾向を示す。というのが端的な答えになると思います。
関連するQ&A
- 揮発性について
「揮発性」という性質について質問があります。 濃硫酸に食塩を加えて熱すると、塩化水素が発生する。 という実験があります。この反応について説明するときに、よく揮発性、不揮発性、という言葉が用いられます。 そこで「揮発」という言葉の意味を辞書で調べてみたところ、「液体が常温で気体になること」という風に出ました。 つまり、この反応を「揮発性」で説明しようとすると、濃硫酸に食塩を加えたこの溶液中には塩化水素の液体が解けている必要があることになります。それでいいんでしょうか?そもそも、溶液中のイオンから塩化水素の成分を考えるにあたって、この塩化水素の成分の状態はなんであると判断すればいいのでしょうか? しかも、この反応はこの溶液を熱して初めて進行するので、これも「常温」という揮発性の語義から外れます。 いったい「揮発性」とは何なのでしょうか? 今のところの私の見解では、 純度100%の物質の液体についてのみ揮発性か不揮発性かが判定されうるはずで、たとえば36%HClについても、気体の塩化水素が水に溶けているだけであって、液体状の塩化水素なわけではないので、揮発性の酸とは言えないんじゃないでしょうか? どなたかお教え願います。
- 締切済み
- 化学
- ある溶液(例えば水)に可溶性不揮発性物質(例えば塩化ナトリウム)が溶け
ある溶液(例えば水)に可溶性不揮発性物質(例えば塩化ナトリウム)が溶けていると、沸点にどのような影響を与えるか。 砂や炭のような不溶物質の影響はどうか。 これら2つの沸騰溶液のすぐ上の蒸気の温度はどうなっているか。
- ベストアンサー
- 化学
- 揮発性の酸の塩に不揮発性の弱酸を加えると?
硝酸カリウムにリン酸を加えて加熱すると反応は起こるでしょうか? 私は硝酸より弱いリン酸では反応しないと思うのです。 揮発性の酸の塩に不揮発性の酸を加えると揮発性の酸が発生すると高校の教科書には出ています。しかし、これは酸の強さも関係あるのではないかと思うのですがどうでしょうか?つまり揮発性の酸の塩と反応さえるのは同程度以上の酸でないといけないと思います。 また、これはアンモニアのような揮発性の塩基の塩についても同じ事は言えますよね。
- ベストアンサー
- 化学
- 飽和蒸気圧について。
水にショ糖を溶かすと、ラウールの法則から蒸気圧が下がるのはわかるのですが、 水にエタノールを溶かすと何故蒸気圧が上昇するのですか? 水蒸気蒸留とかいう実験問題を解いたことがあるのですが このことと関係が深いような気がします。 東大の過去問で触れて、解説に 混合液体中のそれぞれの蒸気圧はモル分率に比例するから エタノールの割合が大きくなるほど溶液中の蒸気圧は高くなる と書いてあるのですが、新研究で調べても ラウールの法則については書いてあるのですが、 揮発性物質と揮発性物質を混合させた場合についてなぜモル分率に 蒸気圧が比例するのか書いてありません。 回答お願いします。
- 締切済み
- 化学
- ある物質のさまざまな溶媒への溶解度
こんにちわ。 分からないことがあります。お時間よろしければよろしくお願いします。 m(_ _)m AlCl3・6H2O(塩化アルミニウム6水和物)のエタノールへの溶解度はいくらでしょうか?今日は学校が休みで明日、理化学辞典などで調べる予定ですが、もしかしたら掲載されていないかもしれないです。もしご存知の方がいれば教えていただけると大変助かります。 あと、こちらの質問が大変困っているのですが、酢酸ユウロピウム、酢酸ジスプロシウム、酢酸ストロンチウムの、氷酢酸への溶解度はいくらでしょうか?エタノール、水への溶解度は、大抵の物質で理化学辞典などに載っていると思うのですが、酢酸など特定の溶媒への溶解度はどうやって調べればいいのでしょうか? あと、最後に、Eu(Ac)3(酢酸ユウロピウム水和物)を蒸留水に溶かして、[Eu+]濃度を調整してるのですが、その際、ほんの少しエタノールを加えてるんです。たとえば、Eu(Ac)3 0.02[g]を水38[ml]、エタノール[2ml]のように。ここでのエタノールの意味は何なんでしょうか? 水だけでは溶解しないのでしょうか? たくさん質問してすみません。大変困っておりまして、何卒ご教授お願いいたしますm(_ _)m
- ベストアンサー
- 化学
- 高校化学の無機物質の色の変化について
今、丁度高校の化学の範囲で無機物質のところを勉強しています。 しかし、いざ勉強しようとすると、もはや、ほとんどが暗記もので、とてもじゃないですが、覚えきれる気がしません。特に色の変化や沈殿するかしないかのようなややこしいものがいっぱいすぎて、お手上げ状態です・・。 そこで、思ったのですが、無機物質に限らず全ての化合物にもあてはまるような、色の変化、または沈殿するかしないかの法則性のようなものは存在していないのでしょうか? 化学式からわかる、とかこういう結合してたらこうなる・・みたいな感じに もしこれがあればかなり暗記が楽になると思うのです。よろしくお願いします。
- ベストアンサー
- 化学
お礼
申し訳ありません、お礼が大変遅くなってしまいました。分かりやすい説明ありがとうございました。