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揮発性について
「揮発性」という性質について質問があります。 濃硫酸に食塩を加えて熱すると、塩化水素が発生する。 という実験があります。この反応について説明するときに、よく揮発性、不揮発性、という言葉が用いられます。 そこで「揮発」という言葉の意味を辞書で調べてみたところ、「液体が常温で気体になること」という風に出ました。 つまり、この反応を「揮発性」で説明しようとすると、濃硫酸に食塩を加えたこの溶液中には塩化水素の液体が解けている必要があることになります。それでいいんでしょうか?そもそも、溶液中のイオンから塩化水素の成分を考えるにあたって、この塩化水素の成分の状態はなんであると判断すればいいのでしょうか? しかも、この反応はこの溶液を熱して初めて進行するので、これも「常温」という揮発性の語義から外れます。 いったい「揮発性」とは何なのでしょうか? 今のところの私の見解では、 純度100%の物質の液体についてのみ揮発性か不揮発性かが判定されうるはずで、たとえば36%HClについても、気体の塩化水素が水に溶けているだけであって、液体状の塩化水素なわけではないので、揮発性の酸とは言えないんじゃないでしょうか? どなたかお教え願います。
- kemistry
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- DJ-Potato
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ざっくりと、ガスが出てくるのが揮発性、ということでいいと思います。 塩酸(塩化水素水溶液)は常温に放置すると塩化水素ガスが揮発して、塩酸の濃度は下がります。 70%エタノールも常温に放置するとエタノールが揮発して、エタノールの濃度が下がります。 水への溶解度や水との沸点の違いで、常温で放置すると水溶液が薄まっていく場合、その溶質は揮発性である、と表現するのが適当ではないでしょうか。 もちろん、100%の溶質が自然と蒸発するのも、溶媒の量=0で固定で、溶質の量が減っていく、と考え、広義に水の量=0の水溶液が薄まっていく、と考えることもできるかと思います。
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