• 締切済み

形質が優性遺伝するメカニズム ハプロ不全 について

大学の授業の中で「形質が優性遺伝するメカニズムについて4つ挙げて説明しなさい」という問題がありました。 その中に「ハプロ不全による優性遺伝」が挙げられ、例としてテロメラーゼの欠損が挙げられました。 ハプロ不全については調べてなんとなく理解したのですが、なぜハプロ不全が優性遺伝するのか分かりません。 また、他3つは「機能獲得性の変異 例:家族性甲状腺癌」 「ドミナントネガティブ効果 例:骨形成不完全症」 「Two-hit Theory 例:がん抑制遺伝子」 みたいです。 他3つにについても単語などを調べてはいますが、何が分からないのか自分でも分からないくらいぼんやりとしているので、もし何か説明できることがあれば書いてくださると助かりますm(__)m

みんなの回答

回答No.1

遺伝子には父親由来と母親由来の2つがあって、そのうち2つ同じものがそろわないとその遺伝子による形質が現れないものが劣性遺伝の対立遺伝子、1つでも遺伝するとその遺伝子による形質が現れるのが優性遺伝の対立遺伝子であることはご存知かと思います。 なので、まず優性遺伝で一番大きいカテゴリとして「正常に機能する遺伝子」を挙げるべきだと思います。 細胞の活動にとって、1つでも正常な遺伝子が動いていれば(2つ正常な遺伝子がある場合の半分の遺伝子発現量であっても)異常は現れないことが大多数のケースです。 これに加え、「異常な遺伝子」が優性遺伝するメカニズムがいくつかあります。 (単に機能しない異常な遺伝子の場合、多くは2つそろわないと異常が現れないので劣性遺伝します。) ハプロ不全は、どうしても2つ分の遺伝子発現量が必要な細胞の活動において、1つでも機能しない遺伝子があると異常が現れるので、この場合の機能しない異常遺伝子は優性遺伝することになります。 ドミナントネガティブ遺伝子は、正常に機能しないだけでなく、正常な遺伝子の産物を阻害するため、異常な形質が現れるケースです。 機能獲得性の変異が起こった遺伝子は、正常に機能しないだけでなく、元の遺伝子とは異なる新たな機能を発揮するため、「正常ではない」という点で異なるものの、最初の「機能する遺伝子」のケースと同じように優性遺伝します。

関連するQ&A

  • 遺伝に関する質問です

    ○1つ目の質問 ある20歳の人が、遺伝子Xの変異が原因で起こる劣性遺伝病(40歳以降で発症する)のリスクを持っているか否かを知るためには、 何をどのような方法で調べればよいのでしょうか? ○2つ目の質問 ある遺伝子Yの内部に塩基配列の変異が生じた場合、 劣性遺伝病になる可能性と、優性遺伝病になる可能性が考えられます。 それは、なぜでしょうか? 劣性になる場合と優性になる場合それぞれの例をあげて、 劣性・優性になる原因を教えてください。 以上です。 どうかご回答よろしくお願いいたします。

  • 常染色体優性遺伝子と劣性遺伝子

    遺伝について質問です。 大学入試問題集に掲載されていた問題です。 「異常遺伝子が常染色体上に存在し、症状がヘテロ接合体でみられる遺伝形式を常染色体 優性遺伝という。現れない場合は常染色体劣性遺伝である。 下記の家系図は、常染色体優性遺伝か?常染色体劣性遺伝か? 黒は患者、□は男性、○は女性とする」 答えは常染色体優性遺伝でした。解説は、 「常染色体劣性遺伝だと2、3代目の患者の親で 健常形質を示す4人はともにヘテロ接合体になり不自然 (遺伝病遺伝子の頻度はすくないはずだから)」 とのことですが、意味がわかりません。 「常染色体劣性遺伝だと2、3代目の患者の親健常形質を示す4人はともにヘテロ接合体になり」のところはわかるのですが、 それの何が不自然なのかわかりません。「(遺伝病遺伝子の頻度はすくないはずだから)」 という説明がさらにわかりません。 もし常染色体劣性遺伝だと本来、どういう家系図にならなきゃいけなかったのでしょ?

  • 劣勢突然変異と優性突然変異

    劣勢突然変異と優性突然変異の違いについて本を読みましたがいまいち理解できません。どなたかできれば例も添えてわかりやすく説明してほしいです。よろしくお願いします。

  • 遺伝について教えてください!

    ウシの無角(PP)は有角(pp)に対し、黒毛(BB)は褐毛(bb)に対し優性で、両形質は互いに独立に遺伝している。 この2組の対立遺伝子により表現されれ形質のうち、無角\黒毛(PPBB)と有角\褐毛(ppbb)のウシを交配してF1をつくり、さらにF1どうしの交配からF2を48頭つくった。次の問いに答えよ。 (1)F2の中で祖父母と同じホモ型は何%か、またその個体は何頭か。 (2)F2の中でりょうしんが示した優性形質を両方あわせもつものはF2全体の何%か。 (3)F2の遺伝子型は何種類か。 1つでもわかるかた、 お願いします(;ω;)

  • メンデル遺伝:エンドウ豆がシワになるのは何の遺伝子が原因?

    こんにちは。 高校で習うメンデル遺伝の内容について質問させてください。 [質問1] エンドウマメの劣性形質としてシワ豆があったと思います。この原因となる遺伝子は何でしょうか? (大学の頃に、丸になるための多糖類だかなんだかを合成する遺伝子が潰れている・・・とか聞いた気がするのですが、忘れてしまいました) [質問2] ヒトでも見られる優性・劣性の例として、両手を握ったときに左手が上に来るか右手が上に来るか、というのがありますが、この形質はどういう遺伝子が原因なのでしょうか?これは皆目分かりません・・・。 以上質問いたします。よろしくお願いします。

  • 遺伝問題(大学受験)

    遺伝問題についていくつか質問させてください。よろしくお願いします。 ○遺伝問題において連鎖の考え方 両親のうち一方で連鎖している場合、もう一方というよりその問題を通して、その遺伝子は連鎖していると考えていいのですか? ○組み換え価について 組み換えは、減数分裂第二分裂の前期で相同染色体が対合したときに染色体の乗り換えがおこり、その結果遺伝子の組み換えがおこるのだと思いますが、この値は個体により変化しないのですか?組み変わるかどうかは、個体というより細胞により異なるのではないかと思うのですが? ○ 伴性遺伝について 例えばショウジョウバエの眼の色は伴性遺伝の例の一つだと思いますが、赤眼を優性、白眼を劣性とすると、劣性形質が表現型に現れるのは、つねに劣性遺伝子をホモでもつ場合ですか?それともヘテロでも表現型に現れるのですか?私は、伴性遺伝というのは、ホモでもつ場合にのみ表現型として現れると思っていたのですが、なんだかそう考えるとおかしいような問題がありました。今回の例だと白眼はホモで初めて表現型に現れると思いますが、これは白眼が劣性だからでしょうか?もし変異型が優性のものがあれば、ヘテロでも表現型として現れることはありますか? よろしくお願いいたします。

  • 致死遺伝子(大学受験)

    致死遺伝子に関して質問です。 参考書には致死遺伝子について A突然変異によって生じた遺伝子が個体に死をもたらす場合、これを致死遺伝子という。 B致死遺伝子はふつう劣性で、同型接合体になったとき致死作用を表す。 例としてハツカネズミの致死遺伝子とあげてあります。YY:死、Yy:黄色、yy:灰色です。 そこで質問なのですが A…突然変異によて生じた遺伝子という意味がよくわかりません。突然変異によらずに生じた遺伝子とはどう区別するのですか?また、ハツカネズミの遺伝子はすべてYYで致死遺伝子とはならないということでしょうか?YYでも突然変異から生じたものは死に、突然変異から生じていない遺伝子はたとえYYでも死なないということでしょうか? B…「致死遺伝子はふつう劣性で」というのですが、このハツカネズミの例の場合致死遺伝子はYですよね?そしてYは優性ですよね?ということはこのハツカネズミは「致死遺伝子は優性」となりますから、これは例外ということですか? 以上二点についてどなたかご存知の方にアドバイスをいただければと思います。思い違いなどしていましたらどうかご指摘ください。補足が必要であれば、させていただきますのでどうぞよろしくお願いいたします。

  • 遺伝!

    ウシの無角(PP)は有角(pp)に対し、黒毛(BB)は褐毛(bb)に対し優性で、両形質は互いに独立に遺伝している。 この2組の対立遺伝子により表現される形質のうち、無角・黒毛(PPBB)と有角・褐毛(ppbb)のウシを交配してF1をつくり、さらにF1どうしの交配からF2を48頭つくった。次の問いに答えよ。 1、F2のうち、無角・褐毛と有角・黒毛の個体すべてを集め自由交配させたら、その子の表現型の分離はどうなるか。 わかるから答えまでの過程を含め、説明おねがいします(><)!

  • 環境変異と遺伝

    環境変異が遺伝しないという理由を教えてくださいm(。。)m 上手く説明できないのですが、私達には少なくとも環境の変化に適応しようとする作用があるはずです。それが環境変異として体に変化をもたらしますよね。環境変異が遺伝しないのなら、私達が有性生殖をする理由の『環境の変化に適応できる可能性を持つ』という理由には矛盾が生じるのではないのでしょうか?環境変異の情報がDNAに刻まれたためにこのような可能性が生じてくるのではないのでしょうか? 例えば、肌の色はもともとは環境変異によるもののはずなのに、紫外線の強くないところでさえもアフリカ系の黒い肌の方の子供も肌の色が親の形質と一緒になるのはなぜなのでしょうか?環境変異が度重なることにより、環境変異は遺伝するのではないのでしょうか? くだらない質問かとは思いますが、どなたか詳しい方、どうかご回答くださいm(。。)m

  • メンデル遺伝を教える意義はあるのでしょうか?

    こんにちは。 中・高の生物でお馴染みのメンデル遺伝ですが、遺伝子の働きが分かっている現代において、これを細かく教える意味はあるのでしょうか? 分離や独立の法則、優性や劣勢、致死遺伝子云々…など色々ありますが、要は遺伝子が正常に働いているかどうか、○か×かの話に過ぎないように思うのですが…。 ・父方、母方の遺伝子のどちらかでも正常なら正常なタンパクが作られるため、発現形質は正常。どっちも異常なら発現形質も異常というだけ。優性や劣性というのは結果論的な用語で、時代錯誤では? ・致死遺伝子も、それ自体が能動的に(例えば有害なタンパクを作るなどして)個体を殺すわけではなく、生命維持に重要な遺伝子が父母方ともに異常な時に結果的に死ぬだけ。その遺伝子がたまたま毛色などにも関係しているものを取り上げているだけで、「劣性」ホモで死に至るような遺伝子は無数にあるのでは? ・・・このように理解しているのですが、間違いはないでしょうか? 確かに、毎度毎度遺伝子を調べるわけにもいきませんし、形質から親や子の遺伝情報を読み解くことは非常に重要かつ有用だとは思うのですが、 「丸だのシワだのという結果の話だけでなく、どのような遺伝子がどのような経緯を経た上で形質に現れるかを理解したほうが、現代的だし結果的に判りやすいのでは?」 と思います。 高校ではタンパク合成などの分子生物学も学びます。遺伝もそれに関連付けて教えればいいのに、未だに古臭いままの内容で孤立したような教え方をされているようなのが、気になります。 遺伝に対する誤解や理解不足等ございましたら是非ご指摘下さい。 よろしくお願いいたします。