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回折格子 |Δ(d)|、|Δ(θ)|

回折格子とスクリーンを平行におき、これらに垂直にレーザー光を当てるとスクリーン上に明暗の縞があらわれました。d:格子定数、θ:回折角とすると、 dsinθ=mλによりθからdを決定しました。次数の高い回折像から求めたdのほうが正しい値に近づく。それはd=m・λ/sin(θ)より Δ(d)=-m・λ・cos(θ)・Δ(θ)/(sin(θ))^2=-d^2・Δ(θ)/λ/m すなわち |Δ(d)|=(d^2/λ/m)・|Δ(θ)| mが大きいほうが誤差が小さい。と以前答えをいただいたのですが、何故微分するのか、|Δ(d)|・|Δ(θ)|またこの2つが何を示してるのかわからないので、改めて質問します。教えてください。何を示してるのかを

noname#6780
noname#6780

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • ryn
  • ベストアンサー率42% (156/364)
回答No.2

正しい角度 θ から計算した値を d、 測定した角度 θ' から計算した値を d' とします。 ここで、  d=m・λ/sin(θ)  d'=m・λ/sin(θ') がそれぞれ成り立っています。 測定値 θ' が θ から少しずれていた場合、 d の値も d' へとずれてしまいます。 θのずれをΔθ、dのずれを Δd とおくと  θ' = θ + Δθ  d' = d + Δd ですね。 それでは実際にΔdを計算してみます。  Δd = d' - d     = mλ/sinθ' - mλ/sinθ     = mλ{ 1/sin(θ+Δθ) - 1/sinθ }     = mλ{ 1/{sinθ*cos(Δθ) + cosθ*sin(Δθ)} - 1/sinθ} Δθ が小さいとき、cos(Δθ)≒1, sin(Δθ)≒Δθ とすると     = mλ{ 1/{sinθ + Δθ*cosθ} - 1/sinθ }     = (mλ/sinθ)*{ (1 + Δθ/tanθ)^(-1) -1 } ここで x が小さいときに (1 + x)^n ≒ 1 + nx という近似が成り立つことを用いると     = (mλ/sinθ)*(-Δθ/tanθ)     = {- mλcosθ/(sinθ)^2} * Δθ と成ります。 微分を知っているならこのような作業をせずに、 楽に同じ結果が出てきますね。

その他の回答 (2)

  • keyguy
  • ベストアンサー率28% (135/469)
回答No.3

前回は絶対誤差だったので今回は相対誤差を考えてみよう。 d=m・λ/sin(θ)より Δ(d)=-m・λ・cos(θ)・Δ(θ)/(sin(θ))^2=-d^2・cos(θ)・Δ(θ)/λ/m すなわち |Δ(d)|=(d^2/λ/m)・cos(θ)・|Δ(θ)| すなわち |Δ(d)/d|=(d/λ)・cos(θ)・|Δ(θ)|/m 自然数mが大きいほうが相対誤差は小さい。 (自然数mを大きくするとcos(θ)も小さくなるのでcos(θ)を省略する必要は無かった。)

  • ryn
  • ベストアンサー率42% (156/364)
回答No.1

微分しているのは、θ の値が少し異なった場合に どれくらい d の値が異なってしまうかを知りたいからです。 |Δ(d)|、|Δ(θ)| はそれぞれ、d、θの誤差です。

noname#6780
質問者

補足

>|Δ(d)|、|Δ(θ)| はそれぞれ、d、θの誤差です。 なぜこれが誤差だといえるのですか?具体的に教えていただけませんか?

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