常用漢字についての疑問

このQ&Aのポイント
  • 常用漢字には教育漢字以外にも配当漢字が存在しており、漢字検定ではそれぞれの級で扱われています。
  • 中学の学年別で習う漢字と常用漢字の一致はなく、中卒で準2級はやや難しいと感じるかもしれません。
  • 常用漢字には矛盾も存在し、歴史の教科書にしか出てこない漢字が常用漢字である一方、よく使う漢字が外れることもあります。
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常用漢字について

くだらない質問で申し訳ございません。 常用漢字ってありますよね。そのうちの教育漢字は 小学の学年毎に配当漢字が決められています。しかし、それ以外の常用漢字についいては どうなっているのでしょうか? 一応 漢字検定では5級で全ての教育漢字が範囲になっていて、4級、3級、準2級毎にそれ以外の常用漢字の配当漢字が決まっていて、準2級で全ての常用漢字から出題されますね。しかし、中学の学年別で習う漢字とも一致しないし、中卒で準2級は少し難しい気もします。 それから常用漢字の矛盾も少し感じます。「璽」のような歴史の教科書にしか出てこないような漢字が常用漢字かと思えば「璧」のようなよく使う漢字が常用漢字外です。 質問の意図がはっきりしないかもしれませんが、お気付きの点がありましたら回答お願いします。ご不明な 点は回答でお聞きくだされば、補足要求いたしますので 再度回答戴ければ幸いです。それでは、よろしくお願いします。

noname#27172
noname#27172

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回答No.1

小学校の配当漢字は,文部省(現・文部科学省)の「学習指導要領」に定められていますが,中学以降は特に学年ごとの配当はしていません。 したがって,「中学の学年別で習う漢字」は,教科書によって異なります。 指導要領の規定は次のようになっています。 ---------- 中1国語: ア 小学校学習指導要領第2章第1節国語の学年別漢字配当表(以下「学年別漢字配当表」という。)に示されている漢字に加え,その他の常用漢字のうち250字程度から300字程度までの漢字を読むこと。 イ 学年別漢字配当表の漢字のうち900字程度の漢字を書き,文や文章の中で使うこと。 中2国語 ア 第1学年までに学習した常用漢字に加え,その他の常用漢字のうち300字程度から350字程度までの漢字を読むこと。 イ 学年別漢字配当表の漢字のうち 950字程度の漢字を書き,文や文章の中で使うこと。 中3国語 ア 第2学年までに学習した常用漢字に加え,その他の常用漢字の大体を読むこと。 イ 学年別漢字配当表に示されている漢字を書き,文や文章の中で使うこと。 高校 国語表現I,国語表現II 指導に当たっては,常用漢字の読みに慣れ,主な常用漢字が書けるようにするよう留意する。 高校 国語総合 常用漢字の読みに慣れ,主な常用漢字が書けるようになること。 ---------- そんなわけで,出版社によって,教科書に取り上げられている教材が異なるため,学年ごとに登場する漢字も違ってきます。 ただ,漢字そのものについて学ぶ単元などを設けて,作品の中には出てこない漢字の学習などを補う形で,常用漢字に一通り触れるよう工夫はしています。 「璽」が常用漢字に含まれている理由は,日本国憲法の冒頭にある公布文に登場するから,と言われています。 常用漢字表の前身である当用漢字表が定められるにあたって,日本国憲法に含まれている漢字は一通り入れるようにしたという話です。 「朕は、日本国民の総意に基いて、新日本建設の礎が、定まるに至つたことを、深くよろこび、枢密顧問の諮詢及び帝国憲法第七十三条による帝国議会の議決を経た帝国憲法の改正を裁可し、ここにこれを公布せしめる。   御 名 御 璽    昭和二十一年十一月三日」 これが公布文です。 ただ,「諮詢」の「詢」(ジュン,はかる)は当用/常用漢字にはなぜか含まれませんでした。(人名用漢字には含まれています) 担当者が見落としたのか,あるいは,そもそも「憲法の漢字は全部」という説が間違いだとか,あるいは完全な間違いではないにしても「憲法の漢字はなるべく」 程度の大まかなものだったのかもしれません。 「繭」が当用漢字に入ったのは,当時と現在との産業構造の違いを反映しているものといえましょう。 ただ,「璧」のようなよく使う漢字が常用漢字外,という指摘はよく言われるところです。 最近よく見かけるようになった「拉致」の「拉」も表外字です。 やはり,2000字弱という数字がちょっと少なめなのではないかと思います。 2500~3000字ぐらいあれば,まあまあというラインではないでしょうか。 (昔,『広辞苑』が巻末に,当用漢字とは関係なく,日常わりと使う漢字の表,みたいなのを載せていましたが,たしか2800字程度でした。) また,人名・地名によく使われる漢字でも当用/常用漢字表に入っていないものが多々ありますが(埼玉の「埼」,栃木の「栃」など),これは当初,固有名詞の漢字については,これを限定してしまうと影響が大きいので「別に考える」として,当用漢字の選定にあたって「考慮外」となっていたためです。 こんなところで,回答になっているでしょうか。 もし補足が必要でしたらお願いします。

noname#27172
質問者

お礼

回答有難うございます。 やはり、中卒レベルでは常用漢字の読み方を一通り覚えるだけで、不十分なんですね。新聞なんかは週刊誌以上に常用漢字の基準に杓子定規になっているので、 これも矛盾が生じていますね。「完ぺき」とか「破たん」とか書いているかと思えば、韓国や中国の固有名詞をカナも振らずに平気で書きますから、どうやって読み方を調べるんだ、みたいな感じになりますよね。 特に韓国の場合だと韓国語読みしなければいけないし。 「亀」という漢字だって この漢字がついている有名な 政治家もいるので みんな読めるはずなんですが、普通名詞として用いる時は頑固として この漢字は使わないとか。

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