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二酸化炭素と赤外線。

ご覧いただきありがとうございます。 今、大学の課題で赤外吸収スペクトル法に関して勉強していました。 ある文献によると、「二酸化炭素における酸素原子の運動を考える。C原子についてみると、この運動は同じ電気陰性度をもつO原子の運動であり、双極子モーメントは変化しない。よって、この運動は赤外吸収に不活性」とありました。これは二酸化炭素が赤外線を吸収しないということで良いのでしょうか?でも、二酸化炭素分子が伸縮振動しているのは事実ですよね。 そうであるなら、温室効果ガスの一種である二酸化炭素が赤外線を吸収しないというのに違和感を覚えます。 ご教授ねがいます。

  • 化学
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質問者が選んだベストアンサー

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  • km1939
  • ベストアンサー率33% (59/176)
回答No.4

なにかの勘違いだと思います。  赤外線は二酸化炭素を吸収します。  この原理を応用した「燃焼ー赤外線吸収法」による  炭素の定量方法が鉄および鋼の炭素定量方法に  規定されています(JIS G1211)  従って、赤外線は温室効果ガスの一種類です。  <参考 温室効果の仕組み>  地球は日中太陽からの光(エネルギー)を受けて温まります  このままですと地球上の温度は上昇を続け、人間が住めない  温度環境になります。これを防ぐため太陽光の当たらない  夜間に熱(エネルギー)を大気中に放散します(日中受けた太陽  エネルギーを夜間に大気中にお返しする)この時、お返しするエネ  ルギーの形態は「赤外線」という形態で大気中に放散します。  この時、二酸化炭素が地球大気に多量にあると、二酸化炭素に  放散エネルギーが吸収され、大気圏外に赤外線の放散ができず  大気中の二酸化炭素から再び熱エネルギーが地球に戻され温暖化  されます。以上が温室効果の仕組みです。尚、ご存知だと思います  が、メタンガスの方が二酸化炭素よりも温室効果が高いと言われて  います(牛のゲップ中に含まれていて時々話題になります)。

その他の回答 (3)

  • htms42
  • ベストアンサー率47% (1120/2361)
回答No.3

対称伸縮振動は赤外不活性ですが反対称伸縮振動は赤外活性です。 変角振動は赤外活性です。二重に縮退しています。

  • Tacosan
  • ベストアンサー率23% (3656/15482)
回答No.2

たぶん文章の読み方なんだと思うけど, この文章は単に「酸素原子の (対称伸縮) 運動は赤外吸収に関与しない」といっているだけじゃないのかなぁ. 二酸化炭素の他の運動もふくめて言及してるわけじゃないと思うよ.

  • Saturn5
  • ベストアンサー率45% (2270/4952)
回答No.1

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