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ローラン級数の一意性の証明

「ローラン級数は一意的に定められる」という定理を見つけましたが、 その証明の方法がわかりません。 わかる方、教えて頂けないでしょうか。 (べき級数の一意性の定理の証明は下記リンク先でわかりました) http://takeno.iee.niit.ac.jp/~shige/math/lecture/misc/series1/node9.html

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  • 151A48
  • ベストアンサー率48% (144/295)
回答No.1

一意性の証明だけ・・・ Σでνは-∞から∞ですが,略記しています。級数の収束は前提とします。 f(z)=Σa(ν)(z-a)^ν となんらかの方法で展開されたとすると (1/2πi)∫(f(z)/(z-a)^(n+1))dz=(1/2πi)∫{Σ(a(ν)(z-a)^ν/(z-a)^(n+1))}dz =(1/2πi)Σ∫{(a(ν)(z-a)^ν/(z-a)^(n+1))}dz=a(n) なんとなれば,一般に∫(z-a)^mdz=0 (m≠-1), 2πi (m=-1) なので, 項別積分は,ν=nで2πi ,他は0になるから。 もちろん,先頭の(1/2πi)∫(f(z)/(z-a)^(n+1))dz はLaurent展開の(z-a)^n の係数です。 おおまかなことしか書けなくて申し訳ありませんが,何かこのような証明だったとおもいます。参考まで。

yoshiaki_s1984
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 あなたの回答と、こちら(http://www.math.meiji.ac.jp/~mk/lecture/complex-function-2010/koukainote.pdf)の38~39ページの説明から、 ローラン級数の一意性の証明方法を理解することができました。 ありがとうございます。

その他の回答 (2)

  • alice_44
  • ベストアンサー率44% (2109/4759)
回答No.3

F1(x) と -F2(x) を、それぞれ解析接続して、 x→0 での極限を考えれば、一致しないことが 解かりますよ。

yoshiaki_s1984
質問者

お礼

再回答ありがとうございます。 なるほど…、解析接続して証明する方法もあるのですね。 ただ、私が解析接続を理解していないので、 勉強して確認してみます。

  • alice_44
  • ベストアンサー率44% (2109/4759)
回答No.2

両側冪級数 f(x) = Σ[k=-∞~+∞] a(k) x^k が、ある x で収束したとすると、 二重極限の収束性の定義より、k→-∞ 部分と k→+∞ 部分を分けた二つの級数 g(x) = Σ[k=-∞~-1] a(k) x^k と h(x) = Σ[k=0~+∞] a(k) x^k は、共に 収束しなければなりません。特に g(x) の収束については、 冪級数 G(u) = Σ[k=1~+∞] a(-k) u^k を考え、これが u = 1/x について 収束することと同値です。まとめると、f(x) が収束するならば、 G(1/x) と h(x) が収束して f(x) = G(1/x) + h(x) であることになります。 G(u) と h(x) は冪級数ですから、収束域内の x については、広義一様収束します。 よって、f(x) の収束も広義一様であることが解ります。 一様収束する級数は、項別に和や差をつくったり極限をとったりすることが可能です。 f(x) = Σ[k=-∞~+∞] a(k) x^k と F(x) = Σ[k=-∞~+∞] A(k) x^k とが ある範囲の x について一致するならば、その範囲の x において 0 ≡ f(x) - F(x) = Σ[k=-∞~+∞] { a(k) - A(k) } x^k が成り立つことになります。 これにより、ローラン展開は一意か?という問題は、定数列 0 ではない数列 c(k) で Σ[k=-∞~+∞] c(k) x^k ≡ 0 となるものがあるか?という問題に置き換えられます。 ここで改めて、Σ[k=-∞~+∞] c(k) x^k = F(x) = F1(x) + F2(x), F1(x) = Σ[k=-∞~-1] c(k) x^k, F2(x) = Σ[k=0~+∞] c(k) x^k と置きます。 F(x) ≡ 0 であれば F1(x) ≡ -F2(x) ですが、-F2(x) は x = 0 で正則、 F1(x) は x = 0 が特異点ですから、この二つの関数は一致し得ません。 したがって、二つの異なる両側冪級数が同じ関数を表すことはあり得ません。

yoshiaki_s1984
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 ただ、この証明方法の場合、 F(x)を「x=0を除いた領域上の関数」と定義すると、 F1(x) ≠ -F2(x) を証明できていないと思うのですが、 如何でしょうか。

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