• 締切済み

砂漠に太陽光電池、GENESIS計画の課題は何か?

masa2211の回答

  • masa2211
  • ベストアンサー率43% (178/411)
回答No.5

>あとどのくらいのコストダウンをすればいいのでしょうか? 日本国内の条件で、太陽光最大出力1kw当たり費用で、約25万円。 日本国内の条件とは、 1.既設送電線に接続するための費用は含む。 2.最大出力1kw当たりの年間発電電力量1000kwh。 3.他方式の発電単価12.5円/kwh。 4.発電機器の耐用年数40年。(メンテナンス費と考えない代わりに、耐用年数で機械が使えなくなる。) 5.資金調達したときの金利4%。 6.政府補助金なし。(大規模発電を前提としている以上、補助金を考えるのは変だから。) 4.より、年間利益(=売電金額)が初期投資の5%であれば40年で借金を返し終わる。   (数値の丸めで、多少誤差はありますが、わかりやすさ優先ということで。) ※4.を耐用年数無限大とした場合でも、初期投資の4%に変わるだけ。 ※※一般論。耐用年数無限大の時、金利をx%とすると初期投資のx%を年間回収すれば収支ゼロ。 あとは、順番に数値を当てはめていけば、初期投資25万円となる。 ※風力や水力も同じ計算でよい。最大出力と年間発電電力量の比率は個別に異なるので注意。 ※火力の場合は、年間利益が、売電金額-燃料費となる。 ※原子力の廃棄物処理(永遠に支払う)の場合。稼動の翌年から一定金額として、  年間保管料の25倍(4%の逆数)を初期投資として見込めばよい。  なんだかな~、ですが、理論上こうなる。 以上の計算はディスカウントキャシュフロー法(DCF法)によるもので、政府の公共投資の効果算定でも 企業の投資計画でも同じこと。(企業の場合、金利設定を高めに設定していいるかもしれません。) ※くわしくは、ディスカウントキャシュフロー法あるいはDCF法で検索してください。 以上全部まとめて、発電工学の教科書には、 水力(+風力、太陽光)の場合、年間発生電力1kw当たり建設費が250円以下ならペイする、と記述にある。 細かい理屈が教科書に書いてあるかは不明。ですが、上のような理屈です。事実、年間発生電力1kw当たり建設費が250円以下の水力発電?そんな場所、日本国内に無い。(いちおう、1000kwの条件付きで。)0 たとえば、マイクロ水力のこれ。(1号機。)いちおう計算どおり。 http://www.city.tsuru.yamanashi.jp/forms/info/info.aspx?info_id=2681 建設費の自腹分が1100万、最大20w、年間発電量が53000kwh、火力換算で66万円の年間利益。 自腹分の根拠(=議会を納得させる範囲)はそういうことで、あとは仕方ないから補助金や公債。 ※念のため。これって発電事業者じゃないので、節電分を利益と考えると、発電単価25円 と計算してよい。  そうすると、自腹+公債 で収支トントンとなり、足りない分が補助金となる。  だから建設が成立しており、ムダ公共事業だ、というクレームを撃沈できる。 >GENESIS計画が実際に着手されているという報告は聞きません。 >それは、なぜなのでしょう。つまり、課題は何なのでしょうか。 外国(途上国)の場合、政情不安があり、それは金利上昇という形で反映されます。 ゆえに、政情不安に対しては、金利(≒各国長期国債)を変えて計算すれば大丈夫です。 (現状の日本の金利4%(=長期国債の金利)は、日本が経済破綻する確率を含んでいます。でないと、誰も国債買わないから。) GENESIS計画の成立条件は、PDFに書いてあるとおり、「途上国の電力消費が軒並み先進国並になったとき」。 現状、その条件を満たしていません。ゆえに、着手されません。 現状ではどうかというと、 ・消費地の近辺(おおむね100km以内)で太陽光発電すれば需要を満たす。(日本ですら例外ではない。) ※まあ、日本の場合、農地を犠牲にできないので森林伐採は必要かも。 よって、 ・超長距離送電は作る必要が無い、という反論に対し抵抗できない。 ※太陽光発電や超伝導電力ケーブルがゼロ円になっても反論は有効。メンテナンスの人件費ゼロ円まで落ちこむことはありえないので、超伝導電力ケーブルのメンテナンス費分が不利と判定される。 では、なぜGENESIS計画計画があるかというと、 ここまでの論議の暗黙の大前提として、 ・火力が主体。 これが大きい。 電力需要は時々刻々と変化し、需給バランスを火力のON/OFFで調整できるから。 ただし、「途上国の電力消費が軒並み先進国並になったとき」に火力(+原子力、水力)主体は、無理で 風力、太陽光にならざるを得ないです。こうなると、自然条件次第の風力、太陽光の場合、供給を平滑化するためには 多数をつなげ融通しあうという方法しかない。だから、超長距離送電ネットワーク。 いえ、ここまで、私の回答の全部、タテマエなんですよ。(爆) 実態。誰が、GENESIS計画を立案したかを考えれば明白。 立案者は、日本国内の電線メーカーの誰か。(PDFに明記されてる。) 太陽電池メーカですらないです。 よって、GENESIS計画は、別に太陽光発電でなくても、風力でもいいわけで.....(火力なら超長距離送電網は意味無い。) >実際にGENESIS計画を引っ張って行くのは誰になるのか? 誰が得するか?という意味で、電線メーカー。 >または、どういう形で進められていくのか? 一般論では、特定電線メーカーが得するのはさすがにマズイから、 公社(または、それに類するもの)を作って、公平性を演出します。 ※「演出」であるので、実は、どういう形の計画になるかまでが勝負だったりします。 >自分は大学で土木を勉強しようという身、土木の立場から手伝えることはないか  私は大学出てないし、水力発電系なんだが...まあいいか。  (水力発電=初期投資がデカい場合 に味方した回答になっている。まあ、適当に自己補正してください。)  まずは、ディスカウントキャシュフロー法(DCF法)による経済性の概念。これは必須。 国内公共事業はコレで立案されているから、概念知っておいても外れになりません。 あとは、超長距離送電関係なら、鉄塔設計という意味で、土質力学、構造力学。 鉄塔設計以外でも使い道あるから、やっぱり外れになりません。

関連するQ&A

  • 太陽光発電はCO2を出す。太陽光電池は発電しない。

    理数系苦手な者です。 https://www.youtube.com/watch?v=c0qZ7V-V0FQ ユーチューブで上の動画を見つけました。 (1)太陽光発電そのものはCO2を出さないが 製鉄のコークスとシリコンのコークスからCO2を出すので、結果的に太陽光発電はCO2を出す。 (2)太陽光電池を作る際、電力を使ってシリコンインボットをつくるが シリコンインボットを作るのに要する電力のほうが、太陽光電池の電力よりも多い。 (その割合は3:1) 従って太陽光電池は発電しない。 ※コークスとかシリコンインボットという言葉は聞き取りが間違っているかもしれません。 また、コークスとかシリコンインボットが何かは知りません。 太陽光電池を長期間使い続けることができるのであれば いつか火力発電で出るCO2の量を下回るのではないかと思ったんですが。 動画の中では、シリコンインボットを作るのに要する電力が3kwであれば、太陽光電池の電力は1kwであるというような説明がされていますが この1kwというのは、何年も太陽光電池を使い続けて太陽光電池が壊れるまでの発電量という意味でしょうか。 そうであるなら、太陽光電池は発電しない、といってもいいと思いますが。

  • 太陽電池が寿命になるまで発電できる量と太陽電池を作る電力

    「太陽光発電は環境に優しい」 といわれていますが、本当にそうなんでしょうか? 太陽電池パネルを生産するには、相当量の電力が 必要だと思います。 太陽電池が寿命に{発電できなくなる}までに 発電できる電力量は、生産に必要な電力量より 少ないのではないででしょうか? もしそうなら太陽電池を作って発電するより、 太陽電池を作る電気をそのまま使った方が よいわけですよね。 太陽電池パネルが、各家庭に設置され、 分散化すれば大きな発電所がいらなくなって 送電設備もいらなくなって「環境に優しい」 というのならわかりますが、それって 太陽電池が「環境に優しい」わけでは ないですよね。 そこで皆さんに質問です。 その1  太陽電池が寿命までに発電できる電力量と  太陽電池を生産するために必要な電力量は  どちらがどのくらい多いのでしょうか? その2  太陽電池が「環境に優しい」のなら  その理由は? 気長に回答を待っています。 なお「電力量」など適切な使い方をしていないと思いますが、 ご容赦ください。

  • 太陽電池の発電と光の強度について

    はじめまして。 たとえば、多結晶シリコン太陽電池の場合、たしか、800nmの波長の光を、より多く吸収して発電すると思います。 そこで質問ですが、小さなエネルギーの光でも発電するのですか?つまり、800nmの波長の光なんだけれども、すごく小さな光の場合など、どうなるんでしょうか?800nmの光を、昼間、ジリジリっと太陽電池に当てれば、発電するというのは分かりますが、ちょろちょろっと800nmの光を当てても、ただ取り出せる発電量が変わるだけで、光から電気への変換効率(であってますか?)はどちらも変わらないのでしょうか?

  • 太陽光電池について質問させて頂きます。

    太陽光電池について質問させて頂きます。 太陽光電池から出力された電気を一度蓄電池に溜め、スイッチ等を押すと貯めた電気を使って発光ダイオードを点灯させようと考えています。 そこで質問なのですが、太陽光電池から受けた電力を蓄電池に貯めるには、どのように接続すればよいのでしょうか? 初歩的な質問ですが、回答宜しくお願いします。

  • 太陽電池について

    デジタルテスターで太陽電池がちゃんと光を当てたら発電しているかどうか調べることはできますか??

  • 太陽電池・コンデンサ

    太陽電池で発電される電力をコンデンサにためて直流として出力する回路を作りたいのですが、 (1)どのくらいの静電容量が必要か (2)どのような回路・部品が必要か (3)実際使える電力は最大入力の何%か (4)出力は何V、最大何Aか を教えてください! <太陽電池> 千石電商の太陽電池です。 最大0.55W 開放電圧5.5V 短絡電流100mA 380円 若しくは 0.935 5.5 170 560円

  • 太陽電池の大幅普及で地球の温度は上昇?

    「太陽光発電の疑問」 太陽光発電は太陽エネルギーの中の「光のエネルギー」を電気に 換えているわけですが、電気エネルギーは大部分が最終的には熱エネルギーになります。 今まで使われずに、宇宙に帰っていた光エネルギーを大量に 使うようになると地球に取り込まれる熱が増加し温暖化が加速 されませんか。 屋根の上に太陽電池を付けるくらいならまだしも、海洋や砂漠に 並べたら大丈夫なのでしょうか。

  • 36kw/hの電力を太陽電池で発電するには?

    一日の太陽電池で発電する電力でどのくらい太陽電池があれば一日の電力は賄えるのか。

  • サハラ砂漠に太陽光発電装置を敷き詰めるとどの位の発電量になるのだろう?

    サハラ砂漠など、砂漠は不毛の地とされていますが、 仮に太陽光発電装置を砂漠に敷き詰めるとしたらどの程度の電力量を賄えるのでしょうか? もし、ある程度の効果を見込めるとしたら、砂漠を発電地帯として有効利用するのが望ましいと思うのですが、現時点でそのような利用のされ方をされていないのはどういった理由なのでしょうか?

  • 太陽電池モジュールに蓄電池を接続する理由

    太陽電池モジュールに蓄電池を接続して太陽発電システムを作る理由(特に、蓄電池を追加する理由)について質問します。 私としては、次の(1)と(2)かなと思っていますが、間違いないでしょうか? (1)太陽電池モジュールで発電された電力の中の余剰電力をいったん蓄電しておくため。 (2)安価な夜間電力をいったん蓄積しておいて、太陽電池モジュールでの発電量が少ないときその電力を放出するため。