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太陽電池が寿命になるまで発電できる量と太陽電池を作る電力

「太陽光発電は環境に優しい」 といわれていますが、本当にそうなんでしょうか? 太陽電池パネルを生産するには、相当量の電力が 必要だと思います。 太陽電池が寿命に{発電できなくなる}までに 発電できる電力量は、生産に必要な電力量より 少ないのではないででしょうか? もしそうなら太陽電池を作って発電するより、 太陽電池を作る電気をそのまま使った方が よいわけですよね。 太陽電池パネルが、各家庭に設置され、 分散化すれば大きな発電所がいらなくなって 送電設備もいらなくなって「環境に優しい」 というのならわかりますが、それって 太陽電池が「環境に優しい」わけでは ないですよね。 そこで皆さんに質問です。 その1  太陽電池が寿命までに発電できる電力量と  太陽電池を生産するために必要な電力量は  どちらがどのくらい多いのでしょうか? その2  太陽電池が「環境に優しい」のなら  その理由は? 気長に回答を待っています。 なお「電力量」など適切な使い方をしていないと思いますが、 ご容赦ください。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • wizyou
  • ベストアンサー率39% (22/56)
回答No.1

非常に興味深いことに疑問を持たれたと思います。 私自身も興味を持ち、関連Webページを探してみました。 以下のサイトが参考になるのではないでしょうか? 「その1」に対しては「EPT」の項が答えになるかと思います。 「その2」は「排気ガスや汚染物質を出さずに発電する==環境に優しい」という意味で使われることが多いように思います(私見です)。

参考URL:
http://araiweb.elcom.nitech.ac.jp/~ichimura/solar/solmain.html
Kawa-G
質問者

補足

早速の回答ありがとうございます。 こんなに早く、しかもすばらしい回答を いただけるとは思いませんでした。 その1については 「EPT」で疑問がはれました。 夜間も電力が必要でしょうから 充電池等を使わないと無理でしょうが 太陽電池で発電した電力で シリコンの精製ができると理想ですね。 その2について たしかにそういう面はありますね。 その2についてはもう少し皆さんのご意見 を聞いてみたいと思います。

その他の回答 (2)

  • GTAC
  • ベストアンサー率69% (316/454)
回答No.3

エネルギー、環境問題の中ではライフサイクルアセスメント(評価)という用語を用いています。 リンク先に、電総研の2001年の太陽電池の評価レポート(PDF)があります。 EPTはLCAのひとつの指標で経済性に関するものです。生産から廃棄までに必要なCO2発生量という捕らえ方で比較を行うことも出来ます。(通常はこの方法で地球温暖化問題が議論されます) ただし、エネルギー源の選択という観点からはもっと複雑な判断が必要になります。 大型の発電所を建設する場合に環境や地域社会に与える負荷の比較も必要です。建設時の環境アセスメントでは次のような点で評価を行っています。 ・大気への影響 ・海水への影響(温排水、排水) ・河川・湖沼への影響(取水、ダム等) ・生物への影響(動植物、魚類) ・社会への影響(交通渋滞、騒音・振動、地域産業、文化財、街並み、歴史ある街に適合するのかなど) たとえば火力発電所は大気汚染物質を出しますが、太陽電池は製造時を含めて生涯での汚染物質排出量は少ないとか、火力では煙突が必要だが、家庭の屋根のパネルは景観上の違和感は少ないとか、原発は核廃棄物の管理が必要であるとか、です。 また電気的には電源の特性という捉え方で評価されます。 大型の火力は制御がしやすいですが、太陽光発電は曇ると発電がとまってしまうとか、逆に日照りが激しく空調の負荷の必要な際に空調の電気が必要な地域で発電が出来るから同時性があるとか、1箇所の故障が電力システム全体に与える影響が少ないとかなどです。 バブル期は電気が必要でしたが、需要に応じて電力会社が国家の後押しをえてプロジェクトを組んで建設できる大型発電所に対して、個人の意思に大きく依存する太陽光は必要発電量が確実に得られにくいというエネルギー安全保障の問題もあります。

参考URL:
http://www.techno-qanda.net/dsweb/ViewSavedQuery/SavedQuery-196?offset=10
Kawa-G
質問者

お礼

大変詳しい説明ありがとうございます。 さすがプロ(ですよね)だなぁと感心しながら 読まさせていただきました。 本当に「環境に優しい」というのは Co2の概念から行かなくてはならない ということが勉強になりました。

  • kaoru_jin
  • ベストアンサー率40% (9/22)
回答No.2

こんばんわ。少し勝手なことを書かせていただきます。 「その1」について  私も大変興味を持っており,#1さんの回答がたへん参考になりました。 「その2」について  「環境に優しい」理由は、 ・ 発電をすることによる環境汚染がない ・ これから先,太陽電池製造過程におけるEPTを少なくできる可能性を秘めている ・ 一日の中で電力需要のピークは太陽の一番輝いている時間帯であり,そその時間帯の火力発電による電力を補うことができる。 などたくさんあると思います。 私に家でも、昨年屋根の上に4.2kwの太陽光パネルを設置しました。私なりに考えた「環境に優しい理由」を書かせていただきます。(1が一番大きいかな?我が家の消費電力量はかなり減りました。) 1 毎日我が家の売電電力量が楽しみとなるとともに,常に電気に興味を持ち続けるようになり,節電に努めるようになった。(これも太陽電池の環境にやさしい理由の一つだと思う。) 2 主に火力発電の稼働する昼の電力を補給することができるので,地下資源の枯渇や二酸化炭素の増加防止に貢献できる。 3 電力の供給源が消費地から近くなるため送電ロスの減少と消費電力増加による送電設備の増強の必要がなくなる。 4 太陽電池製造会社は,利益が増え,今よりも高効率で低製造コスト(EPT)の太陽電池製造のための研究を進めることができる。 私の発電方式に対する認識  ☆ 火力発電は,発電電力量を調整することができる便利な発煙方法である。しかし,石油や石炭などの地下資源を大量に消費するため地下資源枯渇につながる上に,大量の二酸化炭素を発生し、多少の有毒ガスを排出する悪の根元のような発電方法。  ☆ 水力発電は,発電による環境破壊はないが,ダムを建設するために大切な森林資源を破壊する。また,建設用地が少ない上に近年地域の人から建設反対の意見が多くなってきた。従って新規に大きな水力発電が建設されるとは思えない。  ☆ 原子力発電所は、事故がなければよいのだが,核物質を扱う発電所は世の中からなくなるべきである。事故が起こった時のリスクが大きすぎる。

Kawa-G
質問者

お礼

>少し勝手なことを書かせていただきます。 とんでもない! こういったご意見が聞きたかったのです。 4の企業の開発の追い風というのは予想外でした。 3の送電線増強は今東京湾周辺で問題になって  いますよね。 EPTの疑問がはれたので、 いままで二の足を踏んでいた 太陽光発電設備を我が家にも 考えようかなと思いました。 1の売電は魅力ですね。  設備の原価消却は期待していませんが、、、。

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