怒る家賃滞納者！

質問

賃貸アパートの管理会社に勤める者です。家賃の管理を担当しています。

聞いてほしいことがあります。
家賃を滞納している方に、とっても怒る方がいます。期日までにお支払がない場合、こちらから入居者へ電話をするのですが、その度に怒り出します。５０代の女性の入居者です。期日までに支払いがない場合、督促（といっても取り立て屋のような感じではありません）の電話をしなければなりません。それが私の仕事なので。

この滞納者の女性がなぜそこまで怒るのか私には全く理解できません。
私が学生時代、一度家賃の支払いを忘れてしまって管理会社から督促の電話がきましたが、申し訳ない気持ちになりました。どんな理由があろうと家賃の支払いが遅れることは悪いことだと思っていたので、こんな怒る入居者がいるのかと最初驚いてしまいました。また、この女性以外の滞納者で怒る方はいません。

さらにこの女性と同じアパートに女性の娘夫婦も入居しており、こちらも現在２ヶ月滞納中、電話も出ません。最終手段で、保証人のこの女性に連絡しても全く悪いと思っていない様子。娘さんが滞納していることを伝えても「それが何か？」という態度で、少しイラッとしてしまいました。同時に「親子で滞納して恥ずかしくないのか」とも思いました。

両者とも退去させたいのですが、３ヶ月滞納いくかいかないかのところで１ヵ月分の支払いがあります。ギリギリで１ヵ月分は支払ってくるので強制退去させるのも無理です。

どうして滞納している身分でこんなにも強気な態度に出れるんでしょうか？
やはりお金がない人には心の余裕もないので怒りっぽくなってしまうのでしょうか？

電話をする私も精神的に参りそうです。
みなさんのご意見をお聞かせください。よろしくお願いいたします。

回答No.9

noname#149176

あなたのお仕事上の立場を中心に考えれば、お気の毒ですね。

しかし、この不況で、誰もが仕事を得るにもままならない情勢が背景にあります。

1度滞納してしまったくらいで、申し訳ない気持ちになったあなたなら、この人たちの立場というものもまた、おわかりになる優しさくらい、おありなのではないですか？

支払うべきものを支払うのは当然、、、それを言っては悪質な取り立て業者と同じですから。
人として、1ヶ月でも支払って法的に退去にならぬ様、しのいでいるなら、かなりお困りの方たちと、察してあげることはできませんか？

賃料滞納者は、払うべきものを支払わないから悪い、と頭から決めてかかるお役所体質な考え方の方、多いのですが、すべて悪いとは限らないんですよ。
商売ですから、相場以上に高い賃料を設定されていてわからず契約してしまう人も、少し滞納しただけで、家主や管理会社から貸し室をプライバシーなく監視されたり、賃料を地上げのように更新に不当に高く要求するめちゃくちゃな家主もいたりします。
蓋をあけてみると、管理会社の経営が危うい時期に無理強いしたり、追い出して次の賃貸質の契約させれば契約金、引っ越し代金ばかにならないので、もうかるから、ということで近隣に関係者を住まわせ、嫌がらせさせる、などもあるんです。

見えないことを無視して取り立てじゃ、貸し主と賃貸居住者を比べれば、経済的に圧倒的に弱い立場なのは、本来お客様である賃貸居住者側です。
ですから、法で、居住者にとっては生活している家なのですから、安易に追い出すことは出来ない様、守られています。

訴訟すればお金がとれる、追い出せると勘違いされている貸し主さん、とても多い様ですが、
居住者にとっては、かえって裁判になって公平に裁かれた方が、無理に取り立てようとしたり、追い出そうとする家主や業者から守られるかもしれませんね。

弁護士さんも、裁判官も　人です。
弱い人に対し、正当な理由をかざして勝とうとしても、無い所からはお金はとれないですし、商売心強く押し出している家主さん側の方が、裁かれて痛い腹を探られるような事態になり、不当な事由を裁かれる側になりやすいのは、どうしても経済的にゆとりある家主さん側、になることも多いんですよ。

弁護士さんから聞いた事例によると、たいていの場合、滞納金を和解でとれなかった家主さんが多いそうです。

賃貸居住者は弱い立場なので、弁護士など雇う費用すらも抽出できない弱者が多いのです。
自分のことは自分で守らなければなりませんから、強引な取り立て、家主の都合による、移転費用も出さずに追い出し、新規契約の促進なども含め、された嫌がらせ的なこと、すべて証拠にとっておいている人は多いですからね。

相場より不当に高い賃料を主張し続けている、とか、弁護士雇ったら強気になり、欠陥住宅が発覚して管理会社が倒産などしても、同様の賃料を下げることなく滞納金として要求するなど、正当化してしまうような大手の不動産業社もあります。

誠実な弁護士さんは、いくら自分を雇ったクライアントでも、不正を正当化しようとして儲けようとしている場合には、強気で出られません。
苦労して取得した、弁護士生命失いますからね。
裁判官も、そういう悪徳弁護士はほおっておきません。

滞納者の態度が頭に来て、優しさを忘れてしまわれることのないよう、
人が相手なのだということを中心におけば、お客様の方の立場になってさしあげれば、あなたの仕事上の苦痛も、少し和らぐのではないでしょうか？