食料危機での農地拡大の現実性は?

このQ&Aのポイント
  • もし世界的に継続的な食料危機が起きたりして、野菜や穀物価格が5倍以上で安定してしまったら、農地拡大はどれほど現実味を帯びるでしょうか?
  • 高カロリーな作物への転換、田舎の放置された田畑の再利用、田舎のくぬぎ林や国有林の畑化、標高500m以上の広い草地などでの小麦系の栽培、杉林の土壌を改良して果樹または作物の栽培、砂浜など砂地、赤土、粘土層で育つ作物の栽培などが考えられます。
  • 農地化されていない高原や保護林は広く存在し、現在の価格では開墾費用が高く手付かずのままとなっている可能性があります。
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食料危機 での農地拡大の現実性は?

もし世界的に継続的な食料危機が起きたりして、 野菜や穀物価格が5倍以上で安定してしまったら、 以下の農地拡大はどれほど現実味を帯びるでしょうか? (※できれば書物に書かれていた知識やデータよりも、実際の   開墾経験も有る方のお話をお聞かせ頂けますと幸いです。) 1.高カロリーな作物への転換、田舎の放置された田畑の再利用 2.田舎のくぬぎ林、雑木林、国有林の畑化 3.標高500m以上の広い草地などでの小麦系の栽培 4.杉林の土壌を改良して果樹または作物の栽培 5.砂浜など砂地、赤土、粘土層で育つ作物の栽培 6.その他 わかる範囲で教えて下さると助かります。 贅沢を言うならば、 現在は不可能でも特定の問題を克服すれば可能性が有る という事情も教えて下さいますと幸いです。 私は 農地化されていない高原や、保護林はかなり広く有ると思っています。 今の価格では開墾費用に数百万かけても生活はできないから 手付かずなのだと思っているのですが、これは間違いでしょうか? (※できれば書物に書かれていた知識やデータよりも、実際の   農業経験も有る方のお話をお聞かせ頂けますと幸いです。)

noname#202167
noname#202167
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  • indoken2
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回答No.1

日本の現在の農地面積は500万ヘクタール以下に減っていますが、戦後の最大面積は600万ヘクタールを少し超えていました。 都市化された農地もありますが、大雑把に100万ヘクタールあまりは、再び農地化できる土地があると言ってよいのでしょう。 逆に、戦後の食糧難時代に農地化されなかった土地は、それだけ難しい条件があるので、今後も農地化するのは難しいと思います。 ということで、個別・小規模の(再)開墾出来る余地は、コストが別であれば、充分あると思います。 世界全体では、FAOの集計などで、今後新たに開発できる農地面積はほとんどないことになっています。 むしろ砂漠化や土壌侵食、塩類化などで、農地面積が減ると心配されています。 土壌が余りに劣悪、降雨や水が無い、急傾斜、低温や高温など、農地化を妨げる克服困難な要因がたくさんあり、食料価格が上がったとしても、開発可能になるわけではないようです。 面積拡大が困難なので、食料不足を解決するためには、むしろ面積当たりの収量を上げる方向の方が可能性があると見られているようです。

noname#202167
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 >戦後の最大面積は600万ヘクタールを少し超 >現在の農地面積は500万ヘクタール以下 そうだったのですね。 20%未満なら数年で生産量を上げられそうですね。 少しだけ安心できました。 >世界全体では、FAOの集計などで、今後新たに開発できる >農地面積はほとんどないことになっています。 世界の事情はかなり深刻なのですね・・・。 日本は、戦後少しの農地面積がピークだったのならば、 20年前の田舎の道は、細く九十九折りで 開墾するにも作物を運ぶにもトラックすら通れない程 不便な道だらけでしたが、 今は、山を削り谷に橋をかけ大型トラックが ガンガン行き来できる道があちこちに増えています。 つまり、昔は交通の便であまりの奥地は、 農業従事者の生活必需品の運搬が困難で 労働者が住めなくて利用されなかった土地が けっこう残されているのではないか? とも思えますね。 それに昔に比べ、重機や農業機械も普及し数が有りますし 土質評価、土質改良技術も研究が進み進歩していますし、 色々な土質で育つ作物の研究開発も進んでいます。 農薬、連作障害の研究、土中微生物、ミネラル。 コンパニオンプランツによるバランス補助。 あらゆる分野の研究と技術進歩もじみに進んでいますから、 そして土の保湿性と、蓄積された気象情報から その土地に適した作物の予測もできる時代ですし。 「日本の本気」が農業に注がれれば、 4~5年は苦しむでしょうけれど、 かなり多くの土地を農地に開発する事はできるのではないか とも思えます。 でも、面積あたりの収量は既存の田畑より悪そうですが。 近年、農業用の弾丸道路が出来るにつれ、 田舎にはやたらと別荘が建ったり開拓が行われています。 農地も、そうした農業用の弾丸道路の地図と 既存の田畑の地図・雨量地図・等高線を重ね合わせて 的を絞って専門家を連れて再調査をすれば、 意外と農地にできうる土地は見つかるのではないか? と。 まぁ40~50年前に農業を学んで以降 近年の技術を何も学ばず使わずの化石様に相談してしまうと なんでも「無駄だ」「駄目だ」としか言わなさそうですが。 本に書いている事しか知らずやらない人は 実際に農業をやってると淘汰されるだけの人ですからね。 失敗して改良し良いものを作れた人が生き残る。 それが社会で、 それが社会を進歩させて、今の技術が有るのですから。 本でしか世界を知らない人は逆の勘違いをしがちですから。 >むしろ面積当たりの収量を上げる方向の方が >可能性があると見られているようです。 そうですね。海外ではなく日本で となると、 多くの農業者は農業技術センターや農協などから 近年の技術を提供してもらっていますし、 劇的な収量アップは望めなさそうにも思います。 しかし 今はより高く売れる品を作っている時代ですから、 作物をカロリーの高い物に変えるなどならば、 結構素早く農家の方は対応でき、 大きな効果が望めそうではありますね。 価格が上がる方向であれば、 色々と日本の農業は可能性が有るのではないか という気がしますね。 ご回答ありがとうございました。 色々考えさせられます。 考えるだけでなくデータを漁ってみるべきだ と思えました。

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