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日本トキが絶滅した原因は?

なぜ、動物園などで人工繁殖することが出来なかったのですか? なぜ、絶滅防止対策を徹底出来なかったのですか? 人工飼育や繁殖の困難な野鳥だったのですか?

  • gusin
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日本のトキ生態がはっきりしたのは、野生種がほぼ絶滅した後の話です。 日本では、今野鳥を食べる習慣が既にほとんどありませんので、何故という話になるのでしょうが、元々トキは、日本全土に生息していたとされています。まあ、鷺(サギ)などの鳥と同じで、人々にとっては身近な野鳥だったのです。 1900年代に入り、近代化の過程で食料や羽毛を野鳥を狩猟し取るという一次産業が活発化します。そこで、トキも狩られるようになったのです。比較的多くの個体がいたようですし、そもそも数が多すぎて田畑を荒らす害鳥扱いされていたという文献も多く残っているとされます。 それもあって、1930年代の中期にはほぼ、絶滅したのではないかとされています。残ったのは、佐渡地域や北陸地域の一部に生息した僅かな数で、気がついたときには、ほとんどがいなくなっていたとされています。 トキの禁猟などが決まったのは、1950年以降で、1960年代から保護活動や人工繁殖の研究が始まっています。しかし、その段階で既に本土にはいなかったか、数えるほどしか生息していなかったとされています。 ちなみに、トキはとても臆病な鳥とされており、営巣時期に人が近づくと、巣を放棄してしまうことがあるようです。そのため、繁殖センターで繁殖させるのも、簡単ではなかったと思われます。その証拠に、捕獲した日本のトキは、いなくなりました。 今は、世の中が平和で、まだある程度余裕がある社会です。多くの人が仕事や家庭をもち、お金で何でも買える時代です。だから、トキを守ろう、生き物を大切にしようと思う気持ちが生まれています。しかも、それらの情報は瞬時にインターネットや、テレビで伝えることができます。 昔はそもそも、トキが絶滅危惧種だと伝えるにも、時間が掛かりました。新聞もカラーではありませんし、皆が新聞を取っているわけではありません。さらに、それが生活の糧に影響するなら、多くの人は当たり前のようにトキを捕獲したことでしょう。今のように生活を守ってくれる制度もありませんからね。 それが、今の現実に繋がりました。 まあ、トキの場合は、大陸の種と日本の種が同じであったため、厳密には滅んだ種ではないのですけど、滅びる種の現実というのは、その種の個体数が把握できていないか、把握していても大切さが、全体に周知されていない場合、害獣や害虫、害鳥など人の暮らしにとっては、マイナスの部分が指摘されている場合、そして貧困率が高い時期や場所で滅びる可能性が高くなります。 それらの改善が出来なければ、種は滅びる危険があるのです。

gusin
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