ピムコ社の債権投資について

このQ&Aのポイント
  • インフレ率急上昇を恐れ米国債市場から資産を引き上げたグロス氏。しかし低利の長期債券にポジションを張り資産構成が変化。
  • 米国債利回りはツイスト・オペ導入にも関わらず上昇。利回り上昇に伴い債券価格低下。
  • ピムコのファンドのデュレーションは7.6で、利回り低下時に価格上昇するとの見方を示している。
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ピムコ社の債権投資について

ピムコ社のある記事を読んで、理解できないので教えてください。 「インフレ率の急上昇を恐れ、2月に米国債市場から大半の資産を引き上げたグロス氏だが、ここに来て方針を転換し低利の長期債券に大きくポジションを張ったため、ファンドの資産構成は大きく変化した。」 1.収益率が低下したわけですが、どうしてでしょうか? 「米国債利回りは、米連邦準備理事会(FRB)による長期金利の引き下げを狙ったツイスト・オペの導入にもかかわらずこのところ上昇している。利回り上昇に伴い債券価格は低下している。」 2.債権価格は金利の低下によって上昇することはわかります。 ツイストオペもわかりますが、ツイストオペ導入したにもかかわらず上昇したのはどうしてですか? 「 ピムコのファンドのデュレーションは現在7.6で、これは利回りが低下して価格が上昇するとの見方を示している。」 3.これがどうして収益低下をまねいたのでしょうか? 金融関係者の方、専門家の方、1,2、3についてそれぞれわかりやすく教えてください。 ※経済の今後の見通しを尋ねる質問ではありませんので1~3の質問に応えられる方の回答をお待ちしています。

質問者が選んだベストアンサー

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  • denden321
  • ベストアンサー率27% (88/322)
回答No.1

>1.収益率が低下したわけですが、どうしてでしょうか? >2月に米国債市場から大半の資産を引き上げたグロス氏だが、 >ここに来て方針を転換し低利の長期債券に大きくポジションを張った http://www.miller.co.jp/chart.cgi?0510I アメリカ10年国債の利回りチャートです。 表示期間の隣を「週足」にしてもらうと分かりやすいです。 今年の2月の利回りは3.6%台を記録し、一番利回りが高い時期でした。 ということは、「今年で一番国債価格が安い時期に運用資産の大半を引き上げた。」 ということになります。 その後、予想に反して、国債の価格は上昇します。 つまり、「安く売って、高いところで買ったから収益率が低下した」 >2.ツイストオペ導入したにもかかわらず上昇したのはどうしてですか? これはさきほどのチャートを「日足」にしてもらうと分かりやすいです。 7月には金利が3%を超える日もありましたが、FRBが「ツイストオペを実施する 用意がある。」という情報が流れたり、欧州金融危機が再燃し始めると 金利は一気に低下し、2%割れまで低下します。 ツイストオペを導入するまでに国債が買われすぎているからとしか 答えられません。 FRBが、金利を2%以上にさせないという強い意志を持っているというなら 金利は上昇しませんが、購入する金額も決まっている以上、 完璧に相場をコントロールできません。 >3.デュレーションに関して デュレーションとは、債券に投資して、資金を回収するまでの 平均回収期間のことを言います。 現在、どのようなスタンスで、債券投資を行なっているかということを 示している訳で、過去の投資成績とは違います。 ところで、ピムコ社のある記事というのは 日経の記事でしょうか? それで説明すると、 ピムコはこれからも債券相場は安定的に推移するだろう (低金利時代が長く続く)と考え、高値圏にある長期国債を購入した。 だからデュレーションが高い。デュレーション7.6。 債券運用ファンドの平均デュレーションは4.8。 さすがに今の債券相場は買われ過ぎている。いずれ相場は下落するだろうから (金利が上昇し始める)と考え、ピムコよりも短期の債券で運用しているという ことになります。 詳しく知りたいのであれば、「債券 デュレーション」で検索していただけると 分かるかと思います。 自分には説明する能力がないのと、さすがに「丸写し」するのも気が引けます。

simeri_xx
質問者

お礼

専門的な内容をわかりやすく説明頂きありがとうございます。 おそらく金融の専門家の方なんでしょう? さすがでした。

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