• 締切済み

回収率が100%を超える原因について

ある試料の分析法を検討しています。 MSで検出を行うので、マトリクス効果と回収率を見るための実験をしていたところ、 回収率が100%を大幅に超えてしまいました。 3回実験して3回とも同じ結果なので、実験操作のミスの可能性は低いと思います。 原因としては何が考えられるのでしょうか? どなたか解る方がいらっしゃいましたら、お願いいたします。 以下、実験法についてです。 (1)精製水に測定対象の標準溶液を加える。 (2)ブランク試料に測定対象の標準溶液を加えた後、抽出する。 (3)ブランク試料を抽出した後、測定対象の標準溶液を加える。 (1)~(3)をLC/MSで測定する。 (1)と(3)の比較からマトリクス効果を求める。 (2)と(3)の比較から回収率を求める。 4種類の測定対象物のうち1つだけが回収率が100%を大幅に超えています。

  • 科学
  • 回答数2
  • ありがとう数1

みんなの回答

  • kasudako
  • ベストアンサー率62% (50/80)
回答No.2

#1です.補足された状況を見ると,4サンプル中1サンプルのみが異常値. 異常値は他に比べ高濃度に分析されたものの,サンプルの分析値の再現性はある.…ということ. 異常値だったサンプルのマトリックスの濃度が他に比べて異常に高濃度であるために,分析値の影響したのではないでしょうか? それくらいしか思い浮かびません. >回収率は1つが159±14%、他3つは100±5%です。 >1濃度でn=3の実験を3回行っています。 >マトリクス効果はほとんど見られないのに >回収率が約160%なので対処に困っている状態です。 >マトリクス効果が正しく見れていないのかな、と考えています。 この辺が重要だと思います.

  • kasudako
  • ベストアンサー率62% (50/80)
回答No.1

どなたからも回答がないようなので書きます.私は分析化学を専門としていますが,MSのマトリックス効果の検討をしたことはありません.情報が少なくて判断しにくいというのが正直な感想です. 例えば,各分析対象物,マトリックス,各分析対象の回収率(再現性も含めて)などの情報です. 仮に,一種類のみ回収率が100%を大幅に超えるとうこは,他の3種類についてははぼ100%ということとします.もしそうであれば分析対象がマトリックス成分と反応して検出できない成分になっていることを疑います. 私の経験(一般的なことですが)では,前処理が複雑な場合,回収率が100±10%なら良好としていました.

sagittaria_
質問者

お礼

説明不足にも関わらず丁寧にお答え頂きありがとうございます。 マトリクス効果の判断は難しいものなんですね。 回収率が高過ぎる原因はマトリクス効果による可能性も考えて条件検討していきたいと思います。 下に今回の実験条件・結果について書きますので、 他に考えられる原因等ありましたら、回答いただけると嬉しいです。 ずうずうしいお願いで申し訳ありません。 もしご都合が悪いようでしたら、回答いただかなくても大丈夫です。 <実験条件・結果> 分析対象は低分子化合物、マトリクスは血漿で前処理は除タンパク法です。 マトリクス効果は4種類とも100±10% (サプレッションもエンハンスもない状態を100%としています。) 回収率は1つが159±14%、他3つは100±5%です。 1濃度でn=3の実験を3回行っています。 マトリクス効果はほとんど見られないのに 回収率が約160%なので対処に困っている状態です。 マトリクス効果が正しく見れていないのかな、と考えています。

関連するQ&A

  • HPLCの回収率と検量線について

    血中成分の分析を試みていますが上手くいきません。 検量線用のスタンダードは実サンプルと同一溶媒ということで血中成分に測定物質を溶かしたものを用いることにしましたが、標準溶液(測定物質をHPLC用のメタノールで溶かした溶液)と比べるとピークが7割程度しかありません。途中で抽出など(pHの調整や除タンパクなどはしています)をしているせいだと思うのですが、このような場合、皆さまはどうされているのでしょうか? 1.実サンプルと同一溶媒で溶かしているのだから挙動が一緒と考えて検量線をOKとする 2.標準溶液と比べてピークが7割程度なので10割となるよう前処理などを検討する 1の場合、回収率が悪いという結果になり7割程度では採用できる方法とは言えないのでしょうか?(よくアプリケーションなどで回収率という表現を見るのですが・・) 2の場合、抽出時のpHや添加されている塩など突き止めていくと結局は血中成分と同一ということになりそうですが・・・ よろしくお願いします。

  • プラスミドの回収率が低いのですが…。

    こんにちは。分子生物分野に今年から手を出し始めた者です。 大腸菌に組換えプラスミドを導入し、コロニーPCRで目的の領域がインサートされていることを確認した上で、プラスミドを抽出したのですが、何度やってもプラスミドの回収率が低く、20ng/μlほどしか取れません。 プラスミド抽出にはアルカリSDS法のmini prep kitを利用しています。アンピシリンを添加したLB培地で16時間培養した大腸菌を用いました。またマトリクスにももうそれ以上吸着されていないようです。 何が原因でこのようなことが起こりうるのでしょうか? また高濃度のプラスミドを回収するにはどうしたらよいのでしょうか?

  • 添加回収実験について

    添加回収実験についてご質問がございます。 血漿中のある化合物を測定しています。 添加回収実験により、その回収率が70%程度と再現性良く求まりました。 回収率が70%程度だったら、測定系として重大な問題ではないと思いますが、その値から比率計算で補正をして定量値を求めたいと思います。その方法もしくはその方法を行うことは問題無いのかが知りたいです。 一応、化合物の標準の添加量を変えても一律の回収率が求まっています。 世の論文では、暗黙の了解として、回収率が何%だったら補正を行わず、定量値としているのでしょうか。 すみませんが、教えていただけると助かります。

  • 抗酸化測定(ラジカル消去活性、DPPH)について

    今大学の実験にてある試料の抗酸化性をDPPHを用いて測定しよとして疑問があり困ってます(>_<) 試料は四種類ほどの希釈倍率を設定し、それぞれの試料+緩衝液+DPPHエタノール溶液を混合し(ブランクは試料の代わりに蒸留水)、暗所にて50度の恒温槽で20分置いたのち50%エタノールを足し、OD517で吸光度測定します。 その後ブランクの吸光度-試料の吸光度/ブランクの吸光度×100 にてラジカル消去率を求めます。 以上の方法を用いてます。 しかし疑問に思ったことがあります汗 1:吸光度を測定する際にオートゼロに合わせるブランクは蒸留水でよいのか? 上記で述べたように文献などでブランクは試料の代わりに蒸留水を用いると書いてあります。しかしこのブランクはゼロ合わせのためではないですよね? 何故なら計算式にブランクの吸光度と書いてあり、ゼロ合わせにブランク用いてしまったら吸光度はゼロですし(-。-; この場合ブランクは蒸留水でよいのでしょうか? あと試料には元々色が着いているので、それぞれの希釈倍率の試料を用いて、それぞれのゼロ合わせに使ったりなんてやり方ありますか? 2:二回ほどもう上記の方法で(ゼロ合わせは蒸留水)したんですが、計算式で使うブランク(蒸留水+緩衝液+DPPHエタ溶液)の吸光度が1.0をこえてしまいました(^_^;) この吸光度を1を超えないようにするには、ブランクに何かを加えて希釈するのか、又はDPPHエタ溶液を作る際にモル濃度を下げたものを使用するべきか? それとも他の方法(吸光度の測定方を変えたり)か? 先生があまり学校に来なく、自分で調べて頑張ってたんですが分からなく困ってます!(>_<) どなたか回答お願いします。

  • 透過率はいくらになるか

    ある溶液の光吸収を測定したところ、1cmセルで透過率が96.4%を示した。 この試料を5cmセルで測定した場合、透過率いくらになるか。 この溶液についてはランバート・ベアーの法則が成立し、 検量線は原点を通るものとする。 96.4÷5でいいですか?

  • 原子吸光 硝酸の影響

    原子吸光法で溶液試料Xの銅濃度を求めるという操作についてです。 銅の標準溶液と0.1Mの硝酸を1:1で混合した溶液(A)の測定結果のグラフと同じ銅の標準溶液と溶液試料Xを1:1で混合した溶液(B)のグラフを比較すると、Aの法がBよりも直線の傾きが大きくなり、傾きに違いが出ました。またAは原点を通る直線、Bは原点は通らない直線でした。 なぜこのように傾きが変わったのかがわかりません。 硝酸は測定結果に何らかの影響を与えるのでしょうか? 学生で原理などをやっと理解したところで、結果からどう読み取ればよいかという能力がまだついていません。 どなたか回答をよろしくお願いいたします。

  • インドフェノール法の計算方法で…

    インドフェノール容量法を使って食品中に含まれるビタミンCの定量をしました。 その実験結果の計算方法で、 アスコルビン酸(mg%)=アスコルビン酸標準溶液の濃度×インドフェノール溶液に対するアスコルビン酸溶液の滴定値/インドフェノール溶液に対する試料溶液の滴定値×希釈倍数 という式によって出すのですが、何故標準溶液の滴定値から試料溶液の滴定値を割るのかが分かりません。 滴定法の計算方法では、逆のパターン(試料溶液の滴定値から標準溶液の滴定値を割る)がほとんどだったと思うのですが… すみません、分かりにくいとは思うのですが教えてくださいっ

  • 伝導率について教えてくださいm(_ _)m

    ある溶液の電気伝導率を測定したところ600mS/mでした。 同じ溶液を別の時期に測定した値は(約)800mSでした。 この値の変化をどうとらえればいいのか分からないので調べたところ、「各イオンの当量イオン導電率(Scm^2eq^-1)を考慮すると、どのくらいのイオンが含まれているか計算できる」とありました。 溶液に含まれるおおよそのイオン種が分かっているので概算で濃度の変化を計算したいのですが、素人なので前述の単位の変換の仕方が分かりません。 素人に分かるように教えていただけませんか。 宜しくお願いします。

  • 抽出法について

    現在、浮遊粒子状物質中の重金属の乾性沈着量を調べようとしているのですが、抽出方法が良く分かりません。ハイボリュームエアーサンプラーを用いて、ガラス繊維フィルターに捕集後、抽出してICP-MSにて測定しようと考えています。このガラス繊維フィルターを酸で抽出することは可能なのでしょうか?ガラスというのが引っかかるのですが・・・ また、抽出できたとしても回収率が測定されないと正確な沈着量が測定できないですよね?この場合、標準物質を捕集させた後、抽出して、ICP-MSで測定という手順でよいのでしょうか? どなたかご教授のほど宜しくお願いします

  • 溶媒によって蛍光スペクトルの発光強度が異なる.

     今、大学3年生の学生です。吸収スペクトルと蛍光(発光?)スペクトルを測定する実験をしました。その実験で1つ疑問があります。 <実験内容>  未知試料溶液(A~Eから1つ選ぶ)と標準物質(9,10-ジフェニレンアントラセン溶液)をそれぞれ測定して、吸収と蛍光スペクトルからどういう物質か?推測して,その発光効率(発光収率?)はいくつか答えなさい。という実験です。  実験中、間違って、未知試料B(シクロヘキサン溶液)に対して溶液が違う標準物質(エタノール溶液)を持ってきてしまって、標準物質を正しく選んだ班と測定結果が違ってしまいました.(その時、立ち会っていた大学院生から、標準物質の溶液は全部、一緒じゃないからと言われました。) ちゃんと同じ溶媒を持ってきた班と自分達の班の標準物質の結果を比べたら、吸収スペクトルではスペクトル(波形?)が横にズレており、蛍光スペクトルではスペクトルの強度と形状が違ってしまいました。  吸収スペクトルでスペクトルがズレてしまったのは、溶媒の極性の違いで試料の基底状態の位置が異なるからスペクトルがズレた。と聞いて納得できたのですが、蛍光スペクトルで強度に違いが出るのは、わかりません。 <質問>   溶媒の違いで蛍光スペクトル強度と形状が異なるのはなぜでしょうか?これは、たまたまこの標準物質だからそうなったのでしょうか?このような質問が以前にもあったのですが、参考図書など私の大学にないので...参考URLとか教えていただければ、すごく嬉しいです。 <補足>  溶液の濃度は、すべて同じ濃度(2μM)にしてあるそうです。測定の条件は正しく選んだ班と同じ条件で測定しました。  回答よろしくお願いします。