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シロイヌナズナの永久切片を作りたい

現在、卒業研究でシロイヌナズナの研究を行っています。 その中で茎の永久プレパラートを作成したいのですが、うまくいきません。 具体的には、スライドガラスに、パラフィン包埋した切片(10 μm)を貼付けた後、キシレンによってパラフィン除去して、トルイジンブルーなどで染色しようとしています。 その除去中や、染色中に切片がすべてはがれてしまいます。 今現在は、1%ゼラチンを接着液として用いて、貼付けていますが失敗ばかりです。 周りに切片等を作ったことのある先輩や先生がいなくて、とても困っています。 探せるだけの文献などを読んで挑戦していますが、どなたか経験のあるかた、 ご教授いただけないですか? よろしくお願いします。

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  • SaySei
  • ベストアンサー率32% (528/1642)
回答No.1

一般的には、接着液はHauptを使います。 Hauptはゼラチンと、蒸留水、フェノール、グリセリンがあれば作れます。 代用品としては、卵白アルブミンを使うこともあるようですが、 染色した際に卵白アルブミンも染まることがあるようなので、 Hauptが良いとされているようです。 (参考図書:植物の細胞を観るプロトコール―顕微鏡観察の基本から最新バイオイメージング技術まで ) ただ、もしかしたら、接着液をつけすぎている可能性がありませんか? 私は上記のHauptでパラフィン切片を作ったことがありますが、 1滴をプレパラート複数枚に塗り広げても大丈夫ですよ。 (つけすぎると落ちやすくなると怒られた記憶もあります。) 薄く塗って、乾いたところで水滴を落とし、 切片をのせて広げていきます。 よく乾燥させ、パラフィンをレモゾール(キシレンは毒性があるので、私の研究室では極力避けています)で落としていますが、切片が全て落ちたという経験はありません。 まずは「薄く塗る」という方法で試してみて、それでダメならHauptなどに切り替えてみてはいかがでしょうか。 薄く塗る感触の目安としては、指でプレパラートに塗り広げていって、 プレパラート全体に接着液が広がり、 かつ塗り広げた際にほぼ接着液の水分がなくなる程度です。 プレパラートに広げた際にあきらかにヌルヌルしたままな場合は、キムワイプなどで軽く拭きとってください。 以上、なにか参考になりましたら幸いです。

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