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マウス皮膚の包埋、切り出しについて

こんにちは。 今、マウスの皮膚の垂直断の組織を免疫染色したいと思っております。 観察したいのが毛包であるため、完全な垂直断が必要です。ですが、これがうまくできません。 過程を書かせて頂きます。 マウスの背中の皮膚を切除し、4%パラホルムアルデヒドで固定、その後スクロースに置換し、 OCTで包埋し、ドライアイスで凍結、クライオスタットで切り出しています。 包埋時、皮膚をできるだけ立てているのですが、どうしても少し丸まってしまうのが原因でしょうか? 組織の垂直断を得る時の包埋のコツ、切り出しのコツなどありましたらどうかご教授お願いいたします。

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回答No.1

凍結するときにひと工夫するとうまくいきます。まず切り出した皮膚をOCTをたっぷり載せたスライドグラス上に平たく載せます。次に平面状のドライアイスを用意しておきます。組織片を下にして素早くスライドグラスをドライアイスに押し付け皮膚を瞬間凍結します。こうすると皮膚はほぼ完全に平坦になります。次にOCTを加えて同様の凍結を繰り返しブロックを大きくしていきます。次にトリミングして皮膚を垂直に立て、必要な大きさのブロックを作ります。クリオスタットでは大きなブロックを切るのには熟練が要りますので、最初は皮膚ブロックを小さくトリミングするのがよいでしょう。慣れてきたら少しおおきなブロックでも容易に切れるようになります。

Derm0730
質問者

お礼

そのような方法があるのですね。確かにこの方法で垂直なブロックでできそうです。 ありがとうございました!

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