世界の通貨を売買する意味

質問

円高が進んだことが話題になっていますが、そもそも世界の通貨を売買するのはどんな意味があるのでしょう。ユーロのように世界が単一通貨になってしまえばお金を売買する必要もなくなると思うのですが。

回答No.3

fujic-1990 · ベストアンサー

＜通貨売買の目的＞

本来は、皆さんがお書きのように、貿易のためですけど、今、話題になっている通貨売買は、「カネ儲け」のタメに行われています。「持っている財産を減らさない」ため、と言ってもいいかもしれません。

＜世界が単一通貨になれば＞

　お書きの通り、通貨を売買する必要はなくなります。必要はなくなる、というよりは、不可能になる、と言ったほうがいいかもしれません。

　例えば、世界の統一通貨が「円」なったとします。通貨を買おうとしたら円で円を買う、通貨を売ろうとしたら円を円で売る、ということになりますから、売買が成り立ちませんね。

　ただ、単一通貨にするには通貨発行権を一手に握る「組織」が必要になります。あちこちの国が勝手に「円」を印刷できるとしたら、印刷競争になりますので、地球全体でハイパーインフレになりますから。

　印刷制限だけしてほっておくと、地球上の統一通貨「円」が、例えば日本とか中国とかアメリカとかアラブとか、景気の良い、地球規模で言えばごく狭い地域に集まってしまいかねません。

　例えばアフリカには通貨の「円」がないとなると物々交換になってしまいます。「円」が「世界通貨」としての意味を持たないものになります。経済を停滞させます。

　あちこちに、つまり、通貨を必要とする場所にあってこその通貨ですので、その「組織」は、通貨を一極に集中しないように分散させるような、経済政策もとれるような組織でなければなりません。

　公平・適正に世界規模の経済政策を行うためには独自の徴税権が必要です。税金を取るためには税務署が必要で、・・・ 要するに地球政府のようなものが必要になりますので、地球規模の通貨統一は夢のまた夢です。

　話し合いで統一通貨を出せるのは、ユーロ圏のような、経済規模などに大きな差違がない地域に限られます。

　そこなら、統一通貨が適度に分散されて、統一された強力な行政組織なしでも、あるていどは通貨としての機能を果たせることができますから。

お礼

ありがとうございました。通貨を統一することがよいとは限らないことがわかりました。宗教も言語も同様でしょうね。

回答No.2

siege7898

＞そもそも世界の通貨を売買するのはどんな意味があるのでしょう。

これは基本的には貿易と移動のためですね。アメリカに旅行に行く場合はドルを買わなければならないですよね。あと外国から物を輸入する場合にはその国の通貨で決済しなければならないのが基本ですからその国の通貨をやはり買わなければなりません。

＞ユーロのように世界が単一通貨になってしまえばお金を売買する必要もなくなると思うのですが。

前の回答者の方が面白い事を言ってましたね。ちなみにジンバブェの２２０万％のインフレの場合はお金を印刷してトヨタを買えるのではなく、１０万円の給料を貰っていた人は、翌年の給料が約５銭になる、という考え方のほうが近いのでは？と思います。この場合は、トヨタがジンバブェに工場を建てれば現地人を月給５銭で使えるということになりますので、産業の空洞化が加速します。

お礼

ありがとうございました。

回答No.1

rikukoro2

>そもそも世界の通貨を売買するのはどんな意味があるのでしょう。
　通貨が変動相場制
　又、国は国同士で売買（貿易）してるから

>ユーロのように世界が単一通貨になってしまえばお金を売買する必要もなくなると思うのですが

　うん、その代わり、国がつぶれますね。

　例えば日本とジンバブエの通貨を円で統一したとしましょう
で、ジンバブエの年間インフレ率が220万%です。これは国家の支出を全部紙幣をすってそれでまかなっているからです。
　ジンバブエ政府が1000兆円紙幣をすれば、日本のトヨタだろうが自由に買えますね
国の通貨を統一しても、紙幣をする機関がバラバラですから、紙幣を多く刷った国が有利になります。
　そうなると紙幣の信用なんてものはなくなり世界の流通は破壊されます

尚ユーロはＥＣＢというとこが一括管理してます

お礼

ありがとうございました。