放射線測定器の仕組みと測定結果の違い

このQ&Aのポイント
  • 放射線測定器を手に入れて学んでいる中で、測定結果の違いに疑問が生じました。放射線は粒子線や電磁波であり、アルファ線やガンマ線などがあります。測定器はガイガーミューラー管などを使用し、パルスカウントによって測定しています。アルファ線は粒子であり、ガンマ線は放射点からあらゆる方向に影響を及ぼすと考えられます。同じ機種の測定器でもパルスカウントの違いがありますが、その原因について教えてください。
  • 放射線測定器を使っている中で、測定結果の違いに疑問が生じました。放射線は粒子線や電磁波であり、ガイガーミューラー管などのセンサーを通じて測定されます。アルファ線は粒子であり、ガンマ線は放射点からあらゆる方向に影響を及ぼします。同じ機種の測定器でもパルスカウントの違いがあり、疑問に思っています。測定器毎にアルファ線検出の可否やガンマ線のみ検出するものもありますが、パルスカウントの違いはどこから来るのでしょうか。
  • 放射線測定器を使いながら、測定結果の違いについて疑問を抱いています。放射線は粒子線や電磁波であり、ガイガーミューラー管などのセンサーを使用して測定します。アルファ線は粒子であり、ガンマ線は放射点からあらゆる方向に影響を及ぼすとされています。同じ機種の測定器でもパルスカウントの違いがあり、理解できません。測定器毎にアルファ線の可否やガンマ線のみの検出などがありますが、パルスカウントの違いは何が原因なのでしょうか。
回答を見る
  • ベストアンサー

放射線測定について

福島事故の後、放射線測定器を手に入れていろいろ学んでいますが、疑問な点があり、専門の知識のある方に教えていただきたいことがあります。 ウィキペディアからの知識ですと放射線(原発事故による)とは、粒子線であったり、電磁波に近いなどとあります。ガイガーミューラー管などのセンサーで測定する場合、核崩壊による放射線が粒子であった場合(アルファ線)には、センサーを通過した時にのみ測定(パルスカウント)することになり、電磁波に近いもの(ガンマ線)であれば、放射点からあらゆる方向に影響を及ぼすと考えられるので、至近の距離であればどの位置でも測定できるものだと理解できます。ベータ線は電子の流れとして考えると粒子でもあり、電磁波でもあることになります。 量子理論についてはある程度の知識がありますが、数種類のガイガー管測定器では、同位置でもどれもパルスカウントが違います。測定器毎にアルファ線検出の可否もあり、ガンマ線しか検出しないものなどありますので当然かもしれませんが、同じ機種で測定しても違いが大きく出ます。パルスカウントの違いはどこから来るのか教えてください。

  • 科学
  • 回答数4
  • ありがとう数6

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • foobar
  • ベストアンサー率44% (1423/3185)
回答No.4

#1お礼欄に関して。 γ線(電磁波)もパワーが非常に低くなってくると、光子が一つ、二つ、という具合に離散的な粒子として振舞うかと思います。 >ランダムな粒子の捕捉数をカウントしていると考えた方がよいのですね。 で、良いかと思います。 >そうなると、環境放射線を測定するということは、あまり低すぎる場合には、どのような >機種も「正確な数値」などというものはないわけで、信頼できる複数の測定器で、ある程度 >の時間を使って測定し、その数値を操作するべきものなんでしょうね。 カウントが小さい領域では統計的なゆらぎの影響も大きいでしょうから、積算(カウント)時間を大きくとって、ゆらぎの影響を十分小さくしてから、評価する必要があるかと思います。

asitanorakuda
質問者

お礼

補足の説明、ありがとうございます。 ガンマ線は電磁波といわれていますね。非常に波長が短いので、方向性が強いような気もしますが、放射性粒子からでる時には四方に放射されるんでしょうか。それとも核崩壊によって特定(不特定)の方向にのみ放射されるんでしょうか。これがガイガー管でパルスカウントされるとすると、その時には粒子のような振る舞いとなるのでしょうか。 いずれにせよ低放射線環境では、24時間測定し続けて、マイコン処理するのが良いのかもしれませんね。最高、最低を切り捨てて平均化するとかの数学的な処理も必要でしょうね。 お答えいただかなくても構いませんが、専門知識のない私には難しい世界のようです。時間をみて勉強してみます。

その他の回答 (3)

回答No.3

 入門編の記事をどうぞ。 http://p.booklog.jp/book/30823

asitanorakuda
質問者

お礼

最初の回答をいただいた方にもお礼で書きましたが、環境放射線量の測定には絶対的な「正しい数値」というものなどないわけで、あくまでもランダムであり、それも低すぎればなおさら「不正確な」数値にならざるを得ないのですね。 放射線を出すウランガラスを10個くらい至近で測定しても、非常にランダムで、測定器によってもそれぞれ大きく揺れ動いた数値が出ますので、「平時の数値からどれくらい高くなっているかという判断でしか、把握できないだろう」と、はじめに考えたのですが、それで正しかったのだろうと思っております。 ありがとうございました。

noname#160321
noname#160321
回答No.2

>ベータ線は電子の流れとして考えると粒子でもあり、電磁波でもある いいえ、β線は粒子です。電磁波ではありません。

asitanorakuda
質問者

お礼

電磁波ではないですね。間違えました。量子論的な意味で波動と書くべきでした。そういう意味を込めていました。

  • foobar
  • ベストアンサー率44% (1423/3185)
回答No.1

カウンタの感度は放射線の種類やエネルギーでも変わります。手元の素子だとγ線でもエネルギーによって一桁位感度が変わるようです。 比較したカウンタが異なるGM管を使っているなら、GM管の感度の違いがカウントに現れるでしょうし、同一機種でも機器の個体差での違いが出るでしょう。 また、そのガイガーカウンタのつくりにもよります。 β線も検出できるタイプだと、β線の検出窓がどちらを向いているか、β線の窓のところにβ線を遮るもの(アルミ箔など)があるかないか、で大きく数値は変わるでしょう。

asitanorakuda
質問者

お礼

ありがとうございます。 同じ機種(ロシア製)が2つ。もう一つは(ヨーロッパ製)、さらにボード上にガイガー管を載せた裸のマイコン測定器(補正係数はもちろん加味されています)。それぞれ精度とサイズの違うガイガー管を使っていて、数値が違うのは当然なので、それほど問題視してはいません。単純な疑問は放射性粒子(物質)がある場合、そこから放射される粒子も偶発的なもので、連続的ではないことも加味しても、同じ機種で大きく違う(それぞれに上下する)ということは、やはりランダムに四方に飛び出す粒子としてイメージした方が良いのでしょうね。疑問に思ったのは、浅はかな私の量子論で、粒子は他方では波動としてあらゆる方向に影響を及ぼすこともあり得るのだろうかなどと考えてしまったわけです。でも「霧箱の実験装置」のように、確定的な位置を持つものと理解し、ランダムな粒子の捕捉数をカウントしていると考えた方がよいのですね。 そうなると、環境放射線を測定するということは、あまり低すぎる場合には、どのような機種も「正確な数値」などというものはないわけで、信頼できる複数の測定器で、ある程度の時間を使って測定し、その数値を操作するべきものなんでしょうね。

関連するQ&A

  • 電磁波と放射線についての質問です。

    初歩的かつ繋ぎ合わせ的知識による質問で申し訳ありません。 質問1 よくゲームなどで電磁パルスを使って敵の電子機器を麻痺させる、という描写があり、それが非殺傷攻撃であるというように説明されますが 強い電磁波を浴びたら人間でもただでは済まないのではないでしょうか。それとも電磁波から受ける抵抗が電子機器と生物では違うので、人間は大丈夫だけど機械はダメ、みたいなことなのでしょうか? 質問2 ガイガーカウンターで放射線量を測りますよね。 そもそもですが、電磁波が放射線を放つことはないのでしょうか? (質問自体が意味不明であったら申し訳ありません。当方は電磁波と放射線の区別があまりついていないので、可能であればそこから教えていただけると助かります) 質問3 電磁パルスが電子機器を破壊してしまうとして、ガイガーカウンターが電子機器であるなら、電磁パルスと放射線が同時に発せられた場合、測定が不可能になる、ということがあるのでしょうか。 それともガイガーカウンターに使われている程度の回路であれば、電磁パルスによって破壊されることはないのでしょうか。 ごちゃごちゃした質問で申し訳ありません。 どなたか教えていただけると幸いです……!

  • 水道水の放射能測定

    水道水から放射能が検出されたとニュースになっています。 毒薬のように放射能が水に溶けるわけでなく、放射線を発する放射性微粒子が水に 混ざっている状態と思います。 疑問なのですが、放射線量はガイガーカウンターなどで測っているかと思うのですが、 ニュースの話では水は放射線を大幅に減衰させるといっています。 付着した物にもよると思いますが、微粒子が沈殿するか浮くかわかりません。 微粒子が水中にある場合、測定線量は大きく減衰すると思います。 水に含まれた放射線量の測定方法を考えると結構難しいと思いますが、 決められた測定方法があり、各水道局は同じ条件で測っているものなのでしょうか? 金町浄水場の近くに住んでいますので、本当に都内のここだけの問題なのか気になります。

  • 放射線検出のための自作GM管制作のアドバイス

    ガイガーカウンターを自作しようとしています。GM管の電極は内径11mm長さ25mmの真鍮パイプとその中心にφ1.6mmの銅線です。放射線導入部は塩ビのラップで封入したガスはライター用のガスです。印加した電圧は約1500Vdcです。放射線検出確認のための線源は電極を露出させたグローランプです。線源を近づけても放電は起きません。放電はAMラジオでの電磁波を受信する方法です。何がいけないのでしょうか?アドバイスをお願いします。 なお、GM管の管部分は密閉できる構造のスチロール製の管です。

  • 野菜に付いた放射能の測定はどうしたらよいですか?

    初めまして。 質問をお願いします。 内容は 「野菜に付いた放射能の測定はどうしたらよいですか?」 です。 この度の原発事故で、福島・茨城・千葉・栃木・群馬の農作物や畜産物に、放射能が付いてしまったと聞きました。 不安なので、家庭でもできる測定方法を教えていただけると助かります。 よくガイガーカウンターを使って、大気中や土の放射性物質を観測しているサイトはあるのですが、食べ物を定期検査してるサイトはありません。 従兄弟が千葉に住んでいるので、方法を教えてあげたいと思ってます。 よろしくお願いします。

  • 放射線(ガンマ線)について

    知り合いから、ガイガーカウンター(堀場製作所製)を借りることができ、自宅や自宅周辺、子供とよく行く公園等を調べました。 ほとんどの場所で数値(ガンマ線)に問題はなかったのですが、自宅(マンション)のベランダにある雨どいの排水口の値が高い値になっていました。 しかし、排水口から1.5メートル程離れた場所で、測定した値は問題ありませんでした。 そこで、ふと疑問に思ったのですが、測定値が低い場所は安全という認識でよいのでしょうか?それとも、このようなに排水口から1.5メートル離れた場所でも、ガンマ線は電磁波ということで、離れていても危ないという認識でよいのでしょうか? 色々な情報を当たってみましたが、そもそも放射線に関する基本的知識が少ないため、よく分からなくなってしまいました。 よろしくおねがいします。

  • 放射線測定、サーベイメーターについて

    こんばんは。 先日初めてGMサーベイメーターとシンチレーション型サーベイメーターで、β線とγ線の測定を体験しました。 GMでは60Co(β-・γ)と32P(β-)を、 シンテレーション型では60Co(β-・γ)が測定できました。 GMでは主にβ線、シンチレーション型では主にγ線を検出しているということでしょうか? そこで質問なのですが、なぜこのように測定できる線種が分かれたのか知りたいです。 私が調べてわかったのは、それぞれの原理と、 【GM】は放射線の量が多いと(高線量率だと)GM管の窒息現象により測定不能になる。エネルギー依存性は悪いこと。 【シンチレーション型】は高感度でエネルギーに依存する。シンチレータにNaTを用いていて、ヨウ化ナトリウムに微量のタリウムを加えた単結晶は高原子番号のヨウ素を含むからγ線に対して光電効果が起こりやすく感度がよいことです。 上記のことが理由で良いのでしょうか。 β線は電子、γ線は電磁波ということも絡むのでしょうか… ここまで色々調べてみましたが、私の頭ではまとまりませんでした。 今回初めて放射線に関わってとても興味がわいたので、 もっと知りたいと思いました。 物理はほとんど初心者です。 どなたか教えてください。宜しくお願い致します。

  • 近所の放射線汚染測定

    原発事故の影響による放射線の影響が心配で、住んでいる地域の放射能を測定しようと思っています。 知り合いからGMサーベイメータ(表面汚染測定用)を借りることができそうです。 ネットで調べると、β線の他にγ線も検出されるようですが、普通に測定して得られたデータはそのまま汚染の度合いを見ていると認識してもよいものでしょうか。 何らかの補正が必要であれば、その方法も教えてください。 小さい子が外で遊びたがっているのですが、遊ばせていいものかどうか心配です。 私は千葉県在住です。茨城県に近いこともあり、とても心配です。 知人の方から、相当汚染しているという話を耳にしています。

  • ガイガー管は比例領域で使えますか?

    ガイガー管の電圧を下げて、比例領域でプロポーショナルカウンタとして使うことはできますか? もしそれができれば、放射線のカウント(cpmとか)だけではなく、どんな核種(ストロンチウム?ヨウ素etc)なのか、おおざっぱにわかるのではないか、と思ったのですが、いかがでしょう?(もちろん波高はなんらかの手段で検出・処理するとして)

  • 放射線の仕組みが分らないのですが…

    放射線サーベイメータを購入して定期的に(毎日1回、1週間程度)数値を測っていて疑問に思った のですが、土などの汚染物質の数値を測っていて、常に一定量(多少のブレはありますが・・・) の放射線量の値(0.4~0.5μSv/h)を示しています。 また、ベータ線(β線)のカウント数<cpm(カウント毎分)>の値も同じように一定量(850~870cpm)を示しています。 不安定な放射性物質が安定した物質に代わるときに電子(ベータ線)や電磁波(ガンマ線)を放出するとホームページなどに掲載されているのですが、電子(ベータ線)が常に一定量強い値でその物質から飛び出し続けているというのが不思議でなりません。 セシウムはベータ崩壊するときに電子を出し、電磁波をだしてバリウムに変わるという説明からすると不安定なセシウム分子一つに対し一つ電子を出して安定な物質に変化していくのであれば、安定したバリウムが増えた分のセシウムの量は減り、放射線の値も減っていくように思われます。 常時(長期間)そのような強い値を示すほど、多くの放射性物質が物質内に含まれているのか、 それとも、ほかの原因により電子が飛び出し続けているのでしょうか? 回答よろしくお願いします。 長文失礼しました。 測定機械  関西電子         放射線サーベイメータ KRM311

  • PMTとシンチレーターについて

    線源を用いてその線源のγ線のスペクトルを測定する際、光電子増倍管(PMT)にはシンチレーターを接着しています。 シンチレーターは放射線の粒子が飛んできたときに、光を出す物質です。これをPMTは検出するわけです。 しかし、ここで疑問が浮上しました。PMTが光を検出できるなら、線源から出るγ線だって検出できるはずです。なぜシンチレーターを使用するのかと。 わたしはPMTが感受する波長に限度があるから、我々の眼が可視波長しか見えないようなものかなと思いました。 つまり、放射線の波長をシンチレーターを通してPMTが感じることができるようにするためのものだと思うのですが、正しいご意見をお教えくださいませんでしょうか?