プレートテクトニクスの成り立ちと内容

このQ&Aのポイント
  • プレートテクトニクスの成り立ちと内容について解説します。
  • 海溝の役割やプレート境界の認識、地震や火山などの地殻変動について詳しく説明します。
  • また、剛体地球核運動論やホットスポット、造山運動、沈み込み型や衝突型、生物分布や環境変化にも触れます。
回答を見る
  • ベストアンサー

プレートテクトニクスの成り立ちと内容の説明

大学の定期テストで「プレートテクトニクスの成り立ちと内容」を説明せよ、というものが出題される予定です。 しかしながら、講義の内容が非常に難しく、友達と一緒にノートを見返しても、配布資料を見ても、全く理解することが出来ません。 講義中に私たちが重要だと見出したキーワードと、最終講義のときに重要だと言われたキーワードを全て書いておきます。 それに関連づけて、上記の内容をなるべく短く説明してくれると嬉しいです。(他にもたくさん問題があるため…) このままでは仲良く皆で単位を落としてしまうので、詳しい方よろしくお願いします。 【キーワード:全てプレートテクトニクスに関連しているものです】 海溝の役割,プレート境界の認識,剛体地球核運動論,ホットスポット 地殻変動,地震,火山,造山運動,沈み込み型,衝突型,生物分布,環境変化

  • 地学
  • 回答数2
  • ありがとう数2

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • kagakusuki
  • ベストアンサー率51% (2610/5101)
回答No.2

 えーと、「プレート運動と言う"現象"」の成り立ちではなく、「プレートテクトニクスと言う"学説"」の成り立ちで、本当に宜しいのでしょうか?  このサイトの回答欄には、文字数制限があり、4000文字までしか入力出来ないため、成り立ちをまともに記述しますと、おそらく書き切れなくなるのではないかと思いますので、大雑把な説明しか出来ませんが、御容赦願います。  ドイツのAlfred Lothar Wegenerは、南アメリカ大陸の東側の海岸線とアフリカ大陸の西側の海岸線の形状が、良く似ている事に気付き、この2つの大陸はかっては一つの大陸であったのではないかと考え、調査した結果、海岸線の形状のみならず、2つの大陸を繋げた場合に古い時代の地質構造が連続している様に見える事、海を渡る事が出来ない生物の中には、大西洋を隔てた異なる大陸に、同じ種類の生物が生息している場合がある事、大洋を隔てた異なる大陸の太古の気候が似通っている場合がある事、という事が判明しました。  そこで、Wegenerは、1912年に、著書「Die Entstehung der Kontinente und Ozeane(大陸と海洋の起源)」において、「地球上の全ての大陸は、かっては単一の巨大な大陸(「パンゲア」と仮称)であったものが、約2億年前に分裂し、現在の位置に移動したものである」という趣旨の説を提唱しました。  これが「大陸移動説」と言われるものです。  Wegenerは大陸が移動する機構について説明する事が出来なかった事や、太古の地質や生物種の共通性は、大陸間を繋いでいた陸橋の沈降によっても説明出来ると当時は考えられていた事、海岸線の形状や太古の地質・生物種・気候の共通性等は状況証拠に過ぎず、もっと直接的な証拠が必要とされたにも関わらず、当時では直接的な証拠を見つける事が非常に困難であった事、等々の理由から、Wegenerの死後、大陸移動説は一旦廃れてしまいます。  その後、大陸移動の原動力はマントル対流の流れであるという仮説が提唱され、更には、海底の地層に残されている太古の地磁気の分布が調査された際に、中央海嶺を中心に、その左右の残留地磁気が中央海嶺の形状と同じ形の縞模様を描いていた事の説明を、海底が移動しながら、中央海嶺で次々と誕生して行ったと考えられる様になり、地球表面の地殻も動く事が認められる様になったため、大陸移動説は復活しました。  これは、Wegenerの大陸移動説とは異なり、大陸だけではなく、海底の地殻も動くという考え方でした。  更に、水陸両方の残留地磁気の分布パターンから、移動している地殻は、幾つかの区画に分かれていて、その個々の区画が、各々別の動き方をしている事から、地殻は複数のプレートで構成されており、プレートはマントル対流の流れに引きずられて、長い年月をかけて移動し、他のプレートと衝突して合体したり、海底プレートが中央海嶺で生成し、海溝で沈み込んで地球の表面から姿を消すと考えられる様になりました。  この説がプレートテクトニクス理論です。  その後、プレートテクトニクス理論を使って、地震や造山運動、火山の形成、等々の様々な地質学的な現象が説明される様になりました。  又、プレートは地殻の部分だけから構成されている訳ではなく、上部マントルの一部(最も近くに近い、上部マントルの最上部)もプレートの下部を構成していると考えられる様になったり、海溝の所で他のプレートの下に潜り込んだ海底プレートは、速やかには消滅せず、マントル対流が起きるために重要な働きをしている可能性があるという事が指摘されたり、と言う具合にプレートテクトニクス理論は、現在でも進展し続けています。  尚、上記はあくまで大雑把な解説に過ぎませんし、もしかしますと、私や他の回答者様方の回答にも、間違って解釈している部分が含まれている恐れも、無いと断言する事は出来ません。  ですから、ここで得られた回答をそのままテストの解答欄に記入されたりはせずに、教科書や他の資料(大学図書館等には幾らでもある)に掲載されている情報を基にして、細部の情報を揃えたり、テストで記述する内容を吟味される様にして下さい。 【参考URL】  プレートテクトニクス - Wikipedia   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%86%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%8B%E3%82%AF%E3%82%B9  大陸移動説 - Wikipedia   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%99%B8%E7%A7%BB%E5%8B%95%E8%AA%AC  アルフレート・ヴェーゲナー - Wikipedia   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%8A%E3%83%BC  ぷてろんワールド ~蝶の百科事典・図鑑~ > 用語辞典 > ウォレス線とウェーバー線 > 大陸移動 > 大陸移動説について   http://www.pteron-world.com/topics/history/platetech.html  京都大学大学院理学研究科附属地磁気世界資料解析センター > 地磁気とは? > "大いなる磁石、地球" > 用語集 > プレートテクトニクス (Plate tectonics) > 地磁気の逆転と大陸移動   http://wdc.kugi.kyoto-u.ac.jp/stern-j/reversal_j.htm

meronpon
質問者

お礼

テストでは、現象と学生の両方を合わせての回答を求められると思います。 分かりやすい説明と、参考URLありがとうございます。 他の回答者様の回答を含め、自分なりの答えを作りたいと思います。 皆様ありがとうございした。

その他の回答 (1)

回答No.1

  詳しくは説明できませんが、説明の足りないところはご了承ください。  地球は地殻と呼ばれるプレートがいくつかあるのはご存知ですよね。それは、互いに影響し合って陸地を操作していると思います。あるプレートが、あるプレートの海溝に飲み込まれていく、また飲み込まれていくのと反対に海嶺から新しい近くが生まれる、というような事から起こる相互作用と考えられます。 その地殻変動によって一か所に集まった熱を冷却し、逆に冷えた部分を活動させることによって地熱の均一化を図る、ようなものじゃないでしょうか。  ちなみに我が国日本は、遠い未来には東側にあるいくつかの、海溝、に飲み込まれてしまうことでしょう。 もちろんそれは、プレートテクニクスの働きによって、です。

meronpon
質問者

お礼

早くからの回答ありがとうございます。 無知な自分がまとめるとひどいことになっていたので、非常に助かりました。

関連するQ&A

  • プレートテクトニクス

    火山活動が活発な場所には3つの種類があるみたいなんですが、プレートテクトニクスの視点から3つの種類を教えてください。 また、これら3つについての説明もお願いします。

  • プレート境界

    プレート境界について、中央海嶺などの発散境界では玄武岩質の火山活動が見ら れ、海溝・造山帯などの収束境界では安山岩質の火山活動が見られるのはなぜで すか?

  • 海溝の誕生

    今プレートテクトニクスと造山運動について調べています。岩波の『地球惑星科学』を読んでみましたが海溝の誕生について記載がほとんどなく、また、ネットで検索してもそれらしい書籍が見つかりませんでした。 海溝の誕生を扱った本をご存知でしたらお教え願います。

  • 大陸プレートの衝突について

    大陸プレート同士の衝突はいつ終わるのでしょうか? インド・ヒマラヤの造山運動を調べていると、インドの部分的な沈み込みによってアイソスタシーが起こり大陸が隆起するらしいのですが、遠い将来インドは完全にユーラシア大陸下に潜り込んでしまうのですか? それともプレートテクトニクスには終りがあるのでしょうか? 質問が多くてすみません。

  • 日本列島と東海地域周辺の地形と地質の説明

    大学の定期テストで、「日本列島および東海地域周辺の地形・地質の特質を把握し、その理由を説明せよ」という問題が出る予定です。 講義の内容が難しく、ノートや配布資料を友人と見返しても、何をどう説明すればいいかすら分かりませんでした…。 キーワードとなる言葉を書いておきますので、それに出来る範囲で関連づけて、どなたか説明をお願いします。60分間のテストで、他にもたくさん問題が出るため、なるべくスマートな形で説明をしていただけると、非常に助かります。 【キーワード】 プレートテクトニクス,日本列島周辺の各プレート,島弧-海溝系,日本列島の山脈,本州弧と伊豆弧の衝突,フォッサマグナ,糸魚川静岡構造線

  • 理科総合Bわかる人教えてください。

    レポートなのですが、全くわかりません。 教科書にはかなりさらっとしかかいてないです。 プレートについてなのですが ⭐️プレートが沈み込んでいる場所を陸では地溝帯というが海ではなんというか? ⭐︎太平洋プレートの海溝名を書け ⭐︎次の日本の造山運動の原因である衝突プレート名を書け 丹沢山系( )プレート×( )プレート 南北アルプス( )×( )プレート ⭐︎1.うみではあるが、地層や陸上と同じところを何というのか 2.1のことをかんがえると真の海はどこからはじまるのか 3.海底火山が無数に繋がった列を何というのか 4.大洋底が地底に沈み込む場所をなんというのか 以上です。 よろしくおねがいします。 これがわからないと卒業できなくてまた来年になります 力を貸してください!

  • 鉱脈のできる仕組み3

    地殻の亀裂にマグマが貫入するまではよくわかりました。 ところで、マグマとはどこでも下から上へ地殻を押し上げる力を持っているものなのでしょうか?そして地殻の弱い部分から火山のように噴出するのでしょうか? それとも場所によっては下へもぐりこみ、場所によっては上につきあげるという力の方向性の違いがあるのでしょうか? プレートテクトニクス理論については、学校で習ったので知っています。地殻が下へもぐりこむ場所があることも知っています。でも、その下のマグマの力ってどんなふうにはたらいているのか謎です。

  • 四万十帯

    四万十帯で産出する化石は、北側ほど古く南側ほど新しい。しかし、1つ1つの逆断層にはさまれた地帯では北側ほど新しい(1)。このような作用は、海底堆積物のはぎとりと付加で説明できる。玄武岩やチャートは、海洋プレートからもたらされたものである。ときとして、陸側から大規模な海底地すべりが生じる。四万十帯は白亜紀の中ごろから、ちょうど佐川造山運動の起こっている最中に始まり、第三紀の中ごろまでの海溝付加作用で形成されたと考えられる。これらの運動の総称を四万十川造山運動とよんでいる。 秋吉造山運動も佐川造山運動も、基本的には海溝付加作用をともなうものであると考えられる。沈み込むプレートが温度勾配の低い条件をつくりだし(2)、それによって三郡や三波川の高圧型変成岩(3)が生じ、また、島弧または陸弧の火成作用に関連する温度勾配の高い条件下で飛騨や領家の高温型変成岩(4)が生じたと考えるとわかりやすい。 上の四万十帯に関する解説で、疑問に思ったところに番号をつけました。以下が疑問に思った内容です。 (1)逆断層にはさまれるという意味がわかりません。どんな図になるんでしょうか。なんでそこだけ南北の新旧が逆転するのでしょうか。 (2)ここでいう温度勾配とは、どこからどこへの温度の変化に対して言っているんでしょうか? (3)(4)温度勾配が低い→高圧型変成岩、温度勾配が高い→高温型変成岩となるのはどうしてなんでしょ うか? 図にかけないのが何とももどかしいですが、どうか見ていただけないでしょうか。

  • 整合的に漸移

    中生代の地殻変動の説明についてなんですが・・・ 古生代の終わりには世界の各地で造山運動が起こったので、中生代の三畳系は二畳系に対して不整合に重なっている。しかし、古生代の後半に存在していたテチス海は中生代に入ってもなお存続していたので、この地域の二畳系と三畳系は整合的に漸移している。 「整合的に漸移」っていう情景が、うまく図にかけないんですよね。「漸移」を辞書で調べても出てこないんです。 造山運動→不整合 テチス海が存続→整合 というつながりもよくわからないでおります。 テキスト文字でしか書きようがないので何とも言えないんですが、教えていただけないでしょうか・・。

  • 地域による火山の岩石の違い

    北海道から東北日本にかけて安山岩やデイサイトの火山が多く、 伊豆・小笠原諸島には玄武岩の火山が多いというデータが あるそうですが、これはなぜでしょうか? 太平洋プレートが日本列島に沈み込んでいてその沈み込みの具合の 違いで岩石の生成に影響が出るのだと考えたのですが、 その他にもどういったものが関係しているでしょうか? 通過する地殻の暑さや密度、構成する岩石の違い等なのかなと 感じたのですが、これらを具体的に説明して頂けないでしょうか? お願い致します。