#4さんご指摘の回答を見た上で、なお私見です。
アクセルとブレーキを踏み間違える原因
1、構造的問題
*両ペダルが接近している
軽などの小さな車の中には
ホイールハウスの張り出しでペダルレイアウトが困難で、座席に対して左にオフセットされているうえ、接近している場合があります。
また、小型輸入車の中には
本来左ハンドルで設計されていて、ペダルレイアウトに問題がないのですが、それを右ハンドルとした場合、上記軽と同じようになっている場合があります。
もちろん、アクセル⇔ブレーキ間は接近しているほうが急ブレーキ時に有利ですから、あまり離すわけにはいきませんし。
2、運転者の問題
【アクセル:ブレーキの踏み間違い】
*慣れない車に乗った場合
普段乗り慣れている車とは、ペダルの位置(その奥行きも含め)が微妙に違っていたり(例えば上記のように)します。
この場合、最初は誰しも注意して間違えないようにしますが、慣れるに従って気にならなくなります。
しかし、ひとたび何事かあった時、無意識にいつも乗り慣れている車の操作をしてしまい、それがペダルの踏み間違いだったりします。
*自分の車で間違う場合
普段履くものとは違う靴(靴底が幅広など)の場合や、
急いで方向転換しようとするなどで、前進・バックを繰り返している場合。
そして、踏み間違うと、
本人は無意識にブレーキを踏んでいるつもりが、じつはアクセル。
普通はすぐに気付き、踏み換えますからOKですが、
「ブレーキを掛けているのに動く」=「ブレーキの踏み込みが足りないのだ」と、勘違いする。
人間勝手なもので、自分は常に正しいのだとの自己防衛本能がありますから、このような判断をとっさにしてしまう場合があり、
すると、さらに強くブレーキのつもりのアクセルを踏みつけてしまうのです。
当然、エンジンは吹け上がり急加速しだします。
このような状態になると、猛烈なエンジン音と自分の思い通りにならない機械に困惑し、さらにパニックに陥り重大事故へ・・・。
これがM/Tなら、
自分の意に反してエンジンが吹け上がったら、驚いてクラッチを踏むので安全です。
【ギアの入れ間違い】
#1さんも指摘していますが、
*DとRの入れ違い
これは、A/T車のギア配列によるところです。
駐車する時はPですが、停止中はNに入れている場合があると思います。
特に、元々M/T車に乗っている場合、信号停止の度にNにする人も多いかと思います。
このPとNのどちらになっているかを勘違いすると事故につながるケースが出ます。
一般的国産車の場合
P⇔Rはロックボタンを押しながらしか操作できません。
一方、N⇔Dはフリーです。
この違いにより誤操作を防ぐようになっています。
しかし、無意識に常にA/Tロックボタンを押して操作している人も多い現実もあります。
Nにしているつもりで前進しようとして一段シフトレバーを引いてDのつもりでアクセルを踏むと、
実はRに入っているのでバック、後はペダル踏み違いの時と同じです。
「前進するはずがバック」=「アクセルの踏み方が足りないのだ」と・・・。
この具体例
スーパー駐車場で、トランクに買い物を積み込むため一旦少々前進させエンジンを切らずにNに入れてパーキングブレーキを引いて停車(したつもりが実はPにしている)。
荷物を積んでイザ出発。
このようなケースが起こり得ます。
ギアの入れ間違い防止の観点からは、
A/Tシフトレバーのジグザグ配置のほうが優れているとも思えます。
※まさか、そんなバカなと、信じられないようなことが起きるのが事故ですね。
お礼
みなさまどうもありがとうございました。 一番起こりやすいのはパニック状態に なった時なんですね。 安全運転に気をつけたいですね。 これにて皆様へのお礼に代えさせていただきます。