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原子軌道と求核置換反応

(1)1s軌道には節(電子の存在確率がゼロとなる部分)はなく、2s軌道は節を1個もつと書いてあったのですが、では、2p軌道はそれぞれ節を1つずつもつのですか。 また、3s軌道や3p軌道などはどうでしょうか。 (2)Sn2反応において、求核試薬は脱離基とは正反対の方向から接近すると書いてあるのですが、なぜ正反対の方向からしか接近できないのですか。

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noname#160321
noname#160321
回答No.1

>2p軌道はそれぞれ節を1つずつもつのですか。 はい、例えば2pzはxy平面内に節を持ち「位相」がこの面で逆転します。 >3s軌道や3p軌道などはどうでしょうか。 3s軌道は核を中心として同心円状の二つの球面が節になります。 そして位相が+ - +と変化します。(- + -でも同じ) 3pにも二つの節がありますが言葉では言い表しにくいです。 Sn2の脱離基の反対側から置換基が入って来るのは「そこが一番空いているから」ですが、フロンティア電子軌道を用いた量子論的な説明でもやはり反対側から来るのが一番有利になるようです。

yuhirosi
質問者

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ありがとうございます。 参考にさせていただきます。

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  • NiPdPt
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回答No.3

反結合性分子軌道に求核剤から電子対が送り込まれて、その軌道を使って新しく結合が形成されるからです。

yuhirosi
質問者

お礼

ありがとうございます。

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  • NiPdPt
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回答No.2

(2)C-X結合(炭素と脱離基の間の結合)に使われている分子軌道に対応する反結合性分子軌道がその方向を向いているからと説明されます。

yuhirosi
質問者

お礼

ありがとうございます。 反結合性分子軌道がその方向を向いていると、なぜ接近しやすいのでしょうか。

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