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格助詞「が」に連動した体言止め

kimosabeの回答

  • kimosabe
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回答No.2

取り急ぎ回答をまとめてみます。ケアレスミスがあったらお許しください。 我ゆゑに思ひわぶらむ妹がかなしさ(万葉集・十五・三七二七) ほととぎす鳴くなる声の音のはるけさ(万葉集・十・一九五三) おそらく上記のような例をイメージなさってのご質問だと推察します。 「どういう訳で本居宣長氏がその「が」を格助詞の範疇に入れられたのでしょうか」というご質問ですが、宣長の『紐鏡』(係り結びの現象を一枚の図にまとめたもの)では、「ぞ」「の」「や」「何(疑問の副詞と不定称の代名詞)」が上にあれば文末が連体形になる旨が指摘されています。「が」は歌語としては多用されないため、ほぼ同じ用法をもつ「の」が取り上げられたものと思われます。 散るとみてあるべきものを 梅の花うたてにほひの袖にとまれる(「る」は助動詞「り」の連体形、古今集・一・四七) 宣長は上記のような例からこんなことを考えたのでしょう。 いずれにしても、係助詞「ぞ」「や」と「の」を同列に扱っているわけですから、現代風にいえば、宣長は「の」を係助詞とみなしていたことになります。 ちなみに、この宣長の考え方を否定したのが萩原広道「てにをは係辞弁」です。

littlekids
質問者

補足

有難う御座います。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BF%82%E3%82%8A%E7%B5%90%E3%81%B3 このURLのページの情報では「徒」を加えていますが、 「徒」も一般的なのでしょうか。

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