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ヨウ素以外の放射能量は何故報道されないのですか?

Wikipedia によれば 「3% 濃縮 Uranium 燃料の放射性物質組成は U238 が 97%、U235 が 3% であるが、燃焼後は U238 が 95%、U235 が 1%、Pt が 1%、その他の放射性物質生成物 3% になる」 と説明されています。 また「その他の放射性物質生成物」が 30kg となった場合の、その内訳は 白金属 2kg 短半減期核分裂生成物 26kg 長半減期核分裂生成物 1.2kg Am、Np、Cm などの Minor Actinide 0.6kg とあり、 核分裂生成物は長半減期核分裂生成物:短半減期核分裂生成物=1.2:26=4.4%:95.5% の比率になっていることが判ります。 このことから半減期が短いヨウ素 (I-131) の量が解れば半減期の長い Strontium や Cobalt、Plutonium なども全部で I-131 量の 1/20 ほど存在している筈だと想像するのですが、こうした半減期が長く、危険な放射性物質の量が滅多に報道 (計測?) されないのは何故なのでしょうか? それとも「原子量の大きな長半減期核分裂生成物はガスや汚水の形で漏れても拡散しにくく、ベントで放出されるガス内に含まれる量も極めて少ない」とか「実際は存在しているのに計測が非常に困難であることから信頼できる値として公表できるものではないので報道できない」ということなのでしょうか。 半減期の短いヨウ素 (I-131) は遠からず減少していきますし、食品や大気中に含まれる量も危険視するほどの量ではないので心配はしていないのですが、半減期が長くて蓄積するだけの長半減期核分裂生成物の量がが排気公害のように身体に影響を及ぼす量になって行くのかどうかは気になるところです。 なお、知ったところで対応策を採れるわけではないので「困り度選択」は「暇なときにでも」とさせていただきました。

みんなの回答

回答No.3

100万KW程度の電気出力の原発が停止した直後は、ヨウ素131で1億キューリー(370京ベクレル)程度です。 全放射能は1該(1万京ベクレル)以下です。安全側に考えれば、1該ベクレルと大雑把に考えていただいてよいと思います。 専用の計算機プログラムを使うと、もっと正確な値が得られますが、1該ベクレル程度の精度なら暗算で求めることができます。 興味がおありなら、お教えします。 もしも、100該ベクレルといった数値が出てきたら、何かの間違いです。 ヨウ素131を測れば、他はおおよそ推察はできますが、環境への放出のしかたも違うので、実際に測定しないとなんともいえない。放射能は、もっと小さくなりますが、測定には時間がかかります。

HALTWO
質問者

お礼

有難うございます。 >・・・実際に測定しないとなんともいえない・・・測定には時間がかかります 正にその通りですね。・・・長く見守るしかなさそうです。 Br は 1 秒間に 1 つの原子核が崩壊して放射線を放つ放射能の量なので判りにくく、実際に人体に影響を及ぼす状況を想定した (例えばヨウ素 131 で 100 万 Br が測定されるレタス 100g を生食した場合) Sv に換算する手法を別途質問して既に回答をいただいたのですが、ヨウ素 131 だけに着目していてもダメだなと思い、質問させていただきました。 mahlergstav さんから御回答いただきましたように「福島原発が事故発生から現在までに空中に排出した放射性物質 (ヨウ素 131 を含む全て) の累積量」や同じく「核種別半減期による減少を考慮した、地図で見る現在までの土壌累積量」みたいな情報が研究者の方々からインターネットに開示されるようになることを望む限りです。

回答No.2

ヨウ素131が一番測りやすく、他は測定に時間がかかるということです。 1ヶ月もたっているから、そろそろというほど簡単ではない。

HALTWO
質問者

お礼

有難うございます。 どうやらそのようですね。 他の質問者さんの回答を見回っていたら 核種同定可能な測定器は各県に数台ほどしかない (おそらく大学の研究室でしょうから占有するわけにもいかないでしょうね) とか 重元素測定は極めて難しいので Cesium 量から推定することが多い といった文章を目にしました。 (メモしたわけではないので正確ではありませんが・・・) Wikipedia には代表的な数種類しか記載されていませんでしたが どうやら原子炉内で生成される放射性物質は 200 種類以上あるようなので やはりヨウ素131 以外の放射性物質もヨウ素131 量の 1/20 ぐらい存在しているのでしょうね。 半減期 8 日のヨウ素131 は 4~5 週間もすれば元の 1/20 ぐらいになりますが、その後は半減期が極めて長いヨウ素131 以外の放射性物質がいつまでも残るでしょうから「放射性物質はヨウ素131 量の 1/20 ぐらいの量がいつまでも (少なくとも人の一生ぐらいの期間は) 残る」と考えるべきなのでしょうね。 幸い福島原発の敷地外で安全基準の 20 倍を超えるヨウ素131 が検出された地域はないようですが、まだまだ累積値が上がっていくでしょうから目が離せませんね。 風評を煽るようなことはしたくありませんが、自分自身の健康のためにもしっかりと見定めておきたいと思います。

回答No.1

HALTWO さん。こんにちは。 想像でしかないのですが、 (1)測ってない(もしくは時間がかかる。といっても1カ月経ちましたが) (2)測っているのであるが、なんでもかんでも情報公開しても、不安を煽るだけなので開示していない。   開示していないということは、そんなに心配する量ではない。 といったところではないでしょうか? 諸外国から情報開示の要求があったところには開示してるかもしれませんね。 以上、あくまで想像です。

HALTWO
質問者

お礼

有難うございます。 上記 mahlergstav さんへのものと合わせて御礼させていただきます。 >諸外国から情報開示の要求があったところには開示してるかもしれませんね。 そうですね。 幸い、英文を読むのは苦痛ではありませんので、まとまった報告書なり論文なりが掲載されているものを探してみます。 >開示していないということは、そんなに心配する量ではない。 そう思いたいところですが「直ちに健康に被害を及ぼすものではない (でも将来に関しては長期障害の研究をしていないので何も言いたくありません)」みたいな開示の仕方なので(苦笑)・・・自己責任で判断するしかなさそうです(汗)。 以前、原子力関連の放射線測定も行っている友人が「現在は原爆実験の残留放射能などによる背景ノイズが多いので海に沈んでいる戦艦大和の鉄を引き上げて測定室を作りたいくらいだよ」みたいな冗談を言っていたのを思い出したものですが、やはり重元素の放射性物質を測定するのは大変そうですね。

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