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回答(4件中 1~4件目)
ダイムラ・クライスラの専門家ってなんだ?とゆぅ感じですが、自動車の研究や開発を生業としておりまして、その一環として自動車史も研究しているので、一応専門とゆぅ事で。
世界で最初にガソリン自動車とガソリンバイクを作った(とゆぅ事に、自動車史上はなっています)ゴットリープ・ダイムラとカール・ベンツの会社が先世紀末、じゃ無いですね、先々世紀末に合併してダイムラ・ベンツが誕生しました。
さて、この会社で乗用車を量産する事になり、その時出資した重役が、自分の娘・メルセデスの名前を付けさせました(「半ば強引に」と思われます)。メルセデス・ベンツの誕生です。
その後メルセデス・ベンツはダイムラ・ベンツ・グループの自動車部門として独立し、独自の社長を立て、技術的にもセールス的にも優れた自動車メーカとして業界に君臨しますが、ある時転機が訪れます。
北米第3位のビッグ・メーカー、クライスラがダイムラ・ベンツと合併しました。
この時、ダイムラの会長は作戦を立てました。「よぅし、この機にグループ全体の自動車部門の経営権を、ダイムラに集中させよう」と。
そこで始まったダイムラによる、メルセデス社長への陰湿ないじめ、そしてメルセデス社長の退陣などを経て、今日の超巨大自動車メーカ、ダイムラ・クライスラが誕生しました(今やメルセデスは、ダイムラ・クライスラ・グループの一部門に過ぎません。その経営には、常にダイムラやクライスラの思惑が介在します)。
ちなみに、その後ダイムラの会長はどぅしたか?と申しますと、旧クライスラ経営陣の包囲網をコツコツと構築、ジリジリと彼らを退陣に追い込み、当時「対等」と発表されていた合併も、現在では「ダイムラによる、クライスラの吸収合併」の様相を呈して来ています。
この話では、ダイムラの会長一人が悪者の様に見えますが、人道的にはその通りでしょう。
しかし、そのおかげで既に数え切れないほど倒れ掛かっているクライスラを完全復活させ、高級車ばかりで台数が出ず儲けが薄いメルセデスの体質を改善出来れば、彼は正しかった事になります。
資本主義社会では、儲けが絶対です。ダイムラ会長の『ワンマンショー』が正しかったかどぅかは、まだ結論が出ていません。(それは時間が証明する事です)
尚、異常に長くなりましたがこの話には更に続きがありまして・・・・最近ダイムラ・クライスラはボルボ(←実はこの会社もスゴい経営陣です。さすが元バイキングって感じ)が保有する三菱自動車の株を取得し、これで三菱自動車の経営権を掌握しました。彼らは、次の吸収目標をミツビシとしているのかもしれません。
ミツビシさんには、いかにも日本的な魅力を持った、捨て難いクルマも沢山あります。これらが全て、性能的に優れているが繊細さが無く固く冷たいドイツ車的なクルマばかりになってしまうのは、ちょっと寂しいです。
既にダイムラ・クライスラに要求を突き付けられているミツビシの開発部門にいる友人は、「屈辱的な内容」と暗い顔をしていました。
ミツビシさんは先日のリコール問題で業界全体の信用度を地に落としたエセインテリ集団ですし、一方メルセデス・ベンツはホンモノのインテリ集団で如何に優れた自動車を作っているかは痛いほど判っていますが、同じニホンの自動車産業で働く者としましては、(ワタシは別に民族主義者でも人種差別主義者でもありませんが)「がんばれミツビシ!ゲルマン民族なんかに押し切られるな!」と応援したくなってしまいます。
投稿日時 - 2001-04-23 15:19:24
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