原発事故 最悪の事態 最終的な解決方法

質問

東北関東大震災、原発事故の被災者の方には心よりお見舞い申し上げます。
原発につきましては、事故の対応にあたって下さっているすべての方に感謝の気持ち、何も出来ず申し訳ない気持ちがいたします。

質問ですが
(1)原発について毎日悪い情報が続きますが、最悪の事態というものを知りたいと思います。
最悪の場合、このまま手を付けることも出来なくなったとして、どんなことになるのでしょうか？例えば、制御棒が外れたり、圧力容器も格納容器も壊れた場合、連鎖反応が起こりまくったりするのでしょうか？東京も人の住めない場所になったりするのでしょうか？

(2)悪いながらも妥協的な解決方法としてどのような方法になっていくのでしょうか？（原子炉の周囲に鉄板とコンクリートなどでダムを築いて水を満たすとか、施設にコンクリートを注ぎ込んで固めるとか可能なのでしょうか・・）

長期的な見通しを語るには、現在あまりに不安定な状況だとは思いますが悪い方から順に考えて、予想を教えて頂きたいと思います。
よろしくお願いします。

回答No.5

DIYsyoubou · ベストアンサー

専門家でないため、参考にまでしてください。
原子炉内の燃料や、プールの燃料が現在高濃度放射線を出している理由には、冷却に使用した海水の影響が一番大きいと思います。
普段は真水の冷却水を使っています。理由は、放射線（中性子）が当ると物質が変わってしまう場合があるからです。でも、水は物質変化が少なく、中性子減速効果が高いため、通常タイプの原子炉で選択されています。「高速増殖炉もんじゅ」は、高速中性子を利用して燃料としての価値が低く、自然界に多くある放射性物質ウラン２３８を、プルトニウム２３９に変化させ、ついでに発電もできる炉です。「薪５本暖炉に投入したら、燃え尽きたときに薪６本になっていた」みたいな事をしてるのです。
　話し戻して、海水中の塩化ナトリウムに高速中性子が当ると放射性の塩化マグネシウムになったり、放射性のアルミニウムや、放射性のケイ素等も出現してしまいます。
　中性子除去効果のあるホウ酸やカドミウム（神通川のイタイイタイ病の原因物質）等も中性子が当ると別の物質に変化してしまうみたいです。だから、大量の海水中の塩が予想外の変化をしてる可能性はあります。物質には、変化しやすい物や、しにくい物などありますけど。
　だから、炉心やプールの燃料が一か所に集まったままだと、臨界を継続し続ける可能性があるから、小さく小分けする必要があります。原子爆弾みたいに核爆発はしません。核弾頭に必要なウラン２３５やプルトニウム２３９の割合が９０％位まで濃縮してますが、原子炉は４～５％だから臨界までしかしない。
ただ、急激に発熱し、圧力容器を溶融して格納容器内に漏れた場合は、格納容器内の冷却水に触れて、水蒸気爆発が一番怖いでしょう。チェルノブイリも制御棒の部材一部に核反応促進素材が使用されてて、制御棒挿入実験中に想定の数千倍の勢いで急激に臨界を始めた結果、冷却水が一気に水蒸気になって、水蒸気爆発したのです。その後、中性子減速素材の炭素が燃えて、火災の上昇気流で大量に撒き散らしました。日本は炭素は使用していません。
　だから、水蒸気爆発が怖いかも。チェルノブイリは爆発の結果小分けされましたけど、今の現状では小分けは無理ですよね。
　小分けできれば、金属粉添加した重コンクリートで埋めれるでしょうね。今の状態で埋めると、コンクリートの水分で水蒸気爆発するでしょうから、無理。

　次の解決方法は、無線操縦できるロボット（クレーン等）を一気に開発してプール内の溶けた燃料を小分けに分けてしまい、圧力容器内の燃料も取り除く等して、最後は埋めてしまうですかね。

　今の原子炉の状況は、交通事故にあった傷病者が、心停止（冷却ポンプ）してます。心停止してるから心臓マッサージ（消防車のポンプ等）で何とか血液（冷却水）を回しています。また、傷口から大量に出血してるから、輸血（海水）してるけど、ドンドン盛れちゃってます。心臓が回復しないとドクター（作業員）も諦めます。要は、死亡宣告（水蒸気爆発）。
　今は、死亡宣告前まで来てるかも。心臓が回復しても、後遺症（廃炉）によって、社会復帰は無理でしょう。
と、私は見ています。私たち人間の場合、心停止後通常６０分以内に心臓が回復しない場合は、心臓マッサージの影響で肺や心臓を無理やり押していたため、ボロボロになって心臓回復しても結果死亡する状況になります。
だから、いち早く心臓である冷却ポンプを回復させれない場合は・・・。もあるかもしれませんが、日本はそれでも復興しますよ。原爆で核汚染された広島・長崎も今では問題なく住んでいる訳ですから。

お礼

とても時間をかけて回答して下さってありがとうございます。
たいへん分かりやすいご説明で恐縮いたします。

臨界と核爆発は違うのですね。

もしかしてと可能性に期待したくもありますが、もう諦めて作業員を待避させてあげたい気がします。
彼らが放射線被曝も分かっていながら命をかけて戦ってくれているのに、爆発が起こったときも、真っ先に犠牲になるのでしょう・・・

回答No.7

sinogon

原発事故の解決策ですが
３月２８日現在、福島原発は炉心の冷却と高濃度の放射能を含む漏水に悩まされています。
漏水は外部トレンチからあふれ出てしまいそうです。
これからは漏水をどこに溜めるかが大問題となりそうです。
そこで、一つのアイデアですが、トレンチの水をフィルタやイオン交換器を通して真水に変換し、炉心にフィードバックして注入したらどうでしょうか？
これで冷却水は閉じたループができますから、これ以上あふれることもないと思います。
全体では結構な量があるので循環の途中で冷えるかもしれませんし、途中ドライアイスなどで冷やしてもよいかも。
イオン交換は日本の得意な技術だそうですし。
ひょっとして放射能も一部除去できる？

お礼

ご回答ありがとうございます。
新しい方法で漏れた水を何とか出来るといいのですが。
どこから漏れているのでしょうか。
おっしゃるとおりループを閉じる事が出来ればいいですね。
なんだかこの水はすごく高濃度の汚染になりそうです。

回答No.6

kensan39

何が問題かを知ることです。
核分裂は、止まっています。これは最初から解っていることです。
今は、圧力容器の冷却に失敗しているだけです。
これは水で冷やすますからこれに成功すれば終わりです。
ただ原子炉は、完全停止には５年は掛かります。
核分裂と原子炉の温度が常温になるのは違うのです。
原子炉から高濃度の放射能が漏れていますからこれを見つけて止めないと
いけないのです。
原子炉を冷却して、漏れを止めるこの二つをしているのです。
問題は原子炉は漏れると簡単には近づけません。
それに冷却に失敗すると燃料棒が溶けて高濃度の放射能が漏れ
それを回収しないといけないからもたもたしているのです。
これらは地震直後から言われていました。
今は大量の高濃度の放射能が漏れて近くを汚染していますから
これに触れないことです、日本は梅雨に大雨が降りますから
全部これで高濃度の放射能は無くなります。
原子炉を冷却して、漏れを止めたら自然が汚染を無くしてくれます。
新たにはでていないのですから、暫く待つと終わるのです。
広島、長崎を見てください、汚染が終わったら直接汚染されない限り
すぐに元に戻るのです。
なお、原子炉は鋼鉄製で原子炉格納容器は分厚い鉄筋コンクリートです。
冷えれば石棺は簡単なのです。
放射線は、人間には直接被害以外はあまり害はありません。
直接浴びると強いとすぐ死にます、弱いものに長時間浴びると
癌になり死にます。それ以外はあまり問題ありません。
人間は放射線には大変強くできています。

お礼

ご回答ありがとうございます。
梅雨の雨は放射能を薄めてくれる可能性が期待出来るのですね。
梅雨も少しはいいことがあるものですね。

回答No.4

sakedaisuki

1号機はGE、　2号機はGE・東芝、　3号機は東芝、　<-運転中　　
4号機は日立、　　<-休止中

5号機は東芝、　6号機はGE・東芝　<-休止中、離れた場所

1. 運転中の炉はすべて、制御棒は入れて反応は止めたが、冷却できないし、原子炉から放射性物質が漏れ続けている。
　 止められないで長期間経つので、漏れた放射性物質の総量はチェルノブイリと同じくらい、史上最悪に近づく。
　 岩手南部、宮城、福島、茨城北部の太平洋沿岸は産業が成立しなくなる(人が住めなくなる)。
　 国家財政が破綻して、大インフレ。今までの国債や貯金は紙くずになる。

2. 賛成。
　　1-3号機については、鉄とコンクリートで、原子炉関係建屋の周りを覆う、金魚鉢の様な入れ物を作って水没させ、ポンプで水を循環させて冷却する。
　　4号機は使用済み核燃料プールに水を循環させるだけでよい。

　これらが出来たら、全て自動運転にして、数ヶ月に１回程度点検する程度にして、今後5-10年間冷却を続ける。

お礼

素早いご回答をいただきありがとうございます。
せっかく、宮城県の沿岸など震災津波から復興しても、原発の汚染で住めなくなるのは、ひどい話ですね。
経済の話は複雑ですが・・やはりインフレになるのでしょうか・・・

対策ですが、なんとか水没出来ればいいのに、と思います。
海洋汚染と大気汚染どちらも嫌ですね。

回答No.3

kokubosino

１．最悪の場合日本に誰も住めなくなります
もひとつ最悪は、東日本が海に沈みます

２．原発から半径３６０ｋｍは立ち入り禁止、住んでる人は強制移動です

お礼

早い時間からありがとうございます。
原発から360kmというのは相当な範囲が含まれますね。
大変なことです。
東日本が海に沈むというのはなおすごいです・・・

回答No.2

radioman_2011

（１）
圧力容器内で水素爆発が起こるのが最悪のシナリオでしょう。現在放出されている放射能の数百倍から数万倍の放射能が空中にまき散らされて関東一円を汚染します。

１号基から４号基まで全ての原発で一次冷却水が漏れています。原発周囲の海で検出されている放射能は、この汚染された一次冷却水が漏れ出たものです。漏れを止められないままだと、現在放出されている放射能の数百倍から数万倍の放射能が海中にまき散らされて太平洋を汚染します。

連鎖反応が再度起こる可能性はありません。炉心が溶けてメルトダウンを起こして格納容器を破ってしまい可能性は高くありませんが、まだゼロではありません。

（２）
原子炉内部では核燃料の被覆管の破壊が進行中です。原子炉の冷却が遅れれば後れるほど、原子炉内の一次冷却水の汚染が増加します。
原子炉の冷却を続けることです。燃料棒をこれ以上破壊が進まない程度に冷却できれば、次は原子炉の封じ込め作業に移ります。チェルノブイリと同じように、厚いコンクリートの石棺をつくって数十年～数百年封じ込めるのが現実的です。東電に汚染された物質を処理する能力はありません。現在タービン棟に漏れている汚染水の処理すら「何年かかるか判らない」状態です。

お礼

早くにご回答を頂きありがとうございました。
やはり、最悪、すべてばらまかれてしまうと、関東でも危ないのですね。
太平洋沿岸は日本だけでなく、いろいろな国が被害を被るのでしょうか。
仰るように、今日、斑目さんが「いつまでかかるか分からない」と言っていました。

回答No.1

yasuto07

この問題は、回答をまつというより、ご自分で、ネット検索、

あまりに、途方もない、恐怖が、伴いますので、

ネットを駆使して、他者の書き込みなど読まれるのがよいでしょう。

東芝、日立、が、製造、初期にはＧＥもだそうです。

自民党が、当時、使い続けることを認めたそうですよ。

３号機はもう、メルトダウンして、収拾がつかない状態

だそうです。

今回のポンプ室も、1000万倍、とか、人間が、対処出来る数値では、

ないのでは。

もう一切、死の施設として、のこして、人間を、５－８０キロ位

退所させて、そちらで、保障を考えたほうが安いのでは。

もう、よめば、よむほど、恐怖のみで、何がなんだか、

わからない状態になりつつあります。

お礼

早くにご回答を頂きありがとうございました。
おっしゃるとおりで、読めばよむほど何が何だか、という感じです。
30kmよりも離れているけれど、その近辺という人はとても大変だろうと思います。