吸光度の算出方法と正しいモル吸光係数について

このQ&Aのポイント
  • 吸光度の算出方法について質問があります。p-nitrophenyl palmitate(pNPP)の濃度を加水分解させて得られるp-nitrophenolの吸光度を算出したいです。
  • 自分の計算では、pNPP濃度やモル吸光係数を考慮して吸光度を算出しましたが、別の情報源では異なるモル吸光係数が示されています。
  • どちらが正しいのか、正しい計算方法や参考にすべき情報源など、教えていただきたいです。
回答を見る
  • ベストアンサー

吸光度を算出したいのですが。

ある濃度のp-nitrophenyl palmitate(pNPP)を加水分解させて、最終的に加水分解されたp-nitrophenolがどれくらいの吸光度を示すかを算出したいです(計測する際、実験の都合上15倍希釈をしています) 自分なりに計算しますと pNPP濃度=2.0×10^-4(mol/l) pNPPのモル吸光係数=15.09×10^6(cm^2/mol) よりLambert-Beerの法則より 15.09×10^6×1×2×10^-7÷15(希釈したため)≒0.2 となりました。 ただ、加水分解されてできるのはp-nitrophenolなのだから、そのモル吸光係数を用いて計算するのが正しいと思うのです。 でも、p-nitrophenolのモル吸光係数は http://catalog.castle104.com/p/83939-new-england-biolabs-p-nitrophenyl-phosphate-pnpp- を参照する限り、1.8×10^4M-1 cm-1らしいです。 これで計算すると、単位の次元は合わないし、無理やり計算すると恐ろしく低い吸光度が算出されます。 どちらが正しいのでしょうか? 後者の場合、自分は何を間違えているのでしょうか? どなたかご教授お願いします。

  • 化学
  • 回答数2
  • ありがとう数1

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • tir70
  • ベストアンサー率62% (71/113)
回答No.2

単位を整理しましょう.濃度単位Mは,mol/Lです.一方, >pNPPのモル吸光係数=15.09×10^6(cm^2/mol) では,濃度単位としてmol/cm^3を使っています.さらに, >1.8×10^4M-1 cm-1らしいです。 の方は,濃度はM単位ですよね.Mとmol/cm^3で,1000倍の違いがあります.したがって,0.2 mMのpNPPが100%反応してp-nitrophenolが生成すると仮定して計算すれば, >低すぎる数値が算出されてしまいます。 とはならないと思います.ここまで理解してもらえたら,この件は落着すると思いますが.

その他の回答 (1)

  • tir70
  • ベストアンサー率62% (71/113)
回答No.1

モル吸光係数の単位,M^-1 cm^-1の"cm^-1"は,セルの中の光が通る長さ「光路長」に関係した単位です.即ち,光が試料の中を単位cm通過する時の吸光度.通常,分光光度計による測定では,光路長1cmのキュベットを使うことが非常に多いので,光路長を意識する機会があまりないのは確かですが.

Hayasumi
質問者

補足

返信ありがとうございます。 すごい基本的な事を教えてください。 この大文字のMはmol/Lを示しているんですかね? なら単位の次元があって、納得できます。 でも、そうなるとこの反応系においてp-nitrophenolの吸光係数を用いるのは間違いということになるんでしょうか? 低すぎる数値が算出されてしまいます。

関連するQ&A

  • 分子量と吸光度⇒濃度、比吸光度、モル吸光係数を計算

    化合物A(分子量200)を20mg測定し、水を加えて1Lとした。この液につき、光路長1cmのセルを用いて吸収極大波長λmaxでの、吸光度Aを測定したところA=0.280を示した。 このとき、水溶液の濃度は【(1)】w/v%、化合物Aのλmaxにおける比吸光度は【(2)】、モル吸光係数は【(3)】である。 次に、別に調製してあった化合物Aの水溶液(濃度未知)のλmaxにおける吸光度Asを測定したところ、As=0.420であった。このとき本試料の濃度は【(4)】w/v%である。 なお、測定濃度付近において、化合物Aの水溶液の吸光度はLambert‐Beerの法則に従うものとする。 【(1) 】の選択肢 0.10・・0.20・・1.0×10^-3・・2.0×10^-3・・1.0×10^-4・・2.0×10^-4 【(2) 】の選択肢14・・28・・140・・280・・1400・・2800 【(3) 】の選択肢14・・28・・140・・280・・1400・・2800 【(4) 】の選択肢0.15・・1.5×10^-3・・3.0×10^-3・・3.0×10^-4・・6.7×10^-4・・6.7×10^-5 上記の計算問題の答えを選択肢の中から選んでください。 また、計算の途中過程と解説も教えていただけると助かります。 よろしくお願いします。

  • 吸光度の問題について

    無色の陽イオンXと陰イオンYを反応させて、着色した化合物XYを生成する。 3×10∧-3molのXイオンを含む水溶液と5×10∧-3molのYイオンを含む水溶液と混合し、水で1Lに希釈した。これを溶液Aとする。また3×10∧-3molのXイオンを含む水溶液と大過剰のYイオンを混合し、同じく1Lに希釈した。これを溶液Bとする。 吸光度を測定結果は、A溶液は0.85、B溶液は0.88であった。 1)化合物XYのモル吸光係数を求めよ 2)A溶液中に含まれる化合物XYの濃度を求めよ 3)A溶液中に含まれるX イオンとYイオンの濃度を求めよ 4)この反応の平衡定数を求めよ 読みにくかったら申し訳ありません。誰かわかる方、解き方を教えてください。

  • BODIPYのモル吸光係数

    ランベルト・ベールの法則から蛍光剤の濃度を求めたいのですが,肝心のモル吸光係数がわかりません. BODIPY505/515(Ex502nm)のモル吸光係数が記載されている論文,またはサイトを教えてください. よろしくお願いします.

  • 吸光度が0.4モル吸光度係数が1万の時の分子量は

    ある化合物10.0mgを1000mLの水に溶解し、層長1.00cmで吸光度を測定したところ0.400であった。モル吸光度係数が10000であるときの分子量は【 】である。 すみませんが途中の計算過程の解説もよろしくお願いします 。

  • 吸光係数の測定

    タンパク質の吸光係数の求め方を学習したのですが、いま一つ分かりませんでした。 分子吸光係数を求めるのに、吸光光度計を用いて吸光度を測定し濃度とあわせて算出する。 そのとき吸収波長を目的のタンパク質の最大吸収波長(p-ニトロフェノールなら405nm)に あわせてやるとのことだったのですがその理由がよく分かりませんでした。 最大吸収波長なら吸光度が安定するからとも考えたのですが、間違っていないでしょうか。 どなたか分かる方教えていただけないでしょうか。

  • モル濃度の求め方

    NDAH340nmで吸光度1.0だったとき、モル濃度は求められますか? 吸光係数とかわからなくても算出できますか?

  • 吸光度から・・・

    今回実験でラクトアルブミンの吸光度を測定しました。 測定条件は以下の通りです。 ・200mlの牛乳から中和上清164mlを得た。その中和上清のうち30mlを用いてラクトアルブミン(0.18g)を塩析させて取り出した。 ・実験により得られたラクトアルブミン(0.18g・湿重量)を蒸留水で2mlにメスアップ。 ・その2mlのなかから0.2mlとり、5mlに希釈した。(25倍希釈) ・その5mlをA280で吸光度を測定した。 ・測定結果は ピーク時の吸光度 280.8nm = 0.279  でした。 ※実験書によると、280nm付近でピーク吸光度が1の時のタンパク質の濃度を1mg/mlであると仮定して、タンパク質の定量をせよ。 とあります。 このような条件で、中和上清30mlあたりのラクトアルブミンをどのように計算したらよいのかいまいち解りません。 ただ単に、吸光度より、タンパク質濃度0.279mg/mlだから・・・・×30??? でも何かおかしいですし・・・ それとも希釈したから、0.279mg×25 で、さらに吸光度に使用したのは溶液2mlの中の0.2mlだから ×10・・・ 0.279mg×25×10で中和上清30mlあたりのラクトアルブミン量??? 考えていると余計に訳解らなくなってしまって・・・ どなたか教えてください。 ヨロシクお願いします。

  • 最小自乗法により、モル吸光度係数を求める方法。

    最小自乗法により、モル吸光度係数を求めなさい。 濃度(M)     A 0,8×10^-6   0.118 1.6×10^-6   0.243 2.4×10^-6   0.368 3.2×10^-6   0.517 4.0×10^-6   0.622 4.8×10^-6   0.748 5.6×10^-6   0.882 6.4×10^-6   1.005 7.2×10^-6   1.113 8.0×10^-6   1.250 という問題なんですが、 分からなくて困っています。 よろしくお願いします。

  • ペプシンの吸光度の計算について

    1%ペプシン水溶液の280nm吸収の吸光度Aを計算してみました。ペプシンのチロシン(分子量:204.23)含量は8.5%、トリプトファン(分子量:181.19)含量は2.4%とします。 使用した式は、下記の2式です。 ε=Trp×5500+Tyr×1490 A=ε×C ε:モル吸光係数 A:吸光度 C:1%ペプシン水溶液の濃度(mol/l) ※Trp、Tyr、Cystineはそれぞれタンパク質中に存在するトリプトファン、チロシン、ジスルフィドボンドの数 ペプシンの分子量は34163であるから、ペプシン中に存在するトリプトファンの数は、  34163×0.024/204.23=4(個) 同様に、チロシンは、  34163×0.085/181.19=16(個) これより、  ε=4×5500+16×1490=45840 また、1%ペプシン水溶液のモル濃度は、  10/34163=0.0002927(mol/l) したがって、  A=ε×C=45840×0.0002927=13.42 となりましたが、これで正解でしょうか? 吸光度が大きいので、自信がありません。 または、用いた式が間違っているのでしょうか? どんなことでも結構ですので、お気づきの点がございましたらご教授頂ければと思います。

  • プラスミドDNAの吸光度からモル濃度を求める

    吸光度からモル濃度を求める方法がこんがらがってしまいよくわかりません。 どなたか以下の問題をお願いします。 6×10の3乗の塩基対のプラスミドDNAの吸光度がA260=0.24のとき、モル濃度はいくらでしょうか。 (DNA中のヌクレオチドの平均分子量は330・1mg/mlの濃度のDNAはA260=20) ※3乗の表し方がわからずすみません できれば計算過程もよろしくお願いします。