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【断層の長さ1,300km】超巨大地震?

http://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/dspace/bitstream/2261/26513/1/rgn39_1_3.pdf 2004年末、クリスマスの日にあったスマトラ沖地震で 動いた断層の長さって1,300kmもあったのですか? 当初、長さ850km程度の報道発表でしたが こんなに計算で変わることはあるのでしょうか??

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回答No.1

断層破壊が起きた長さは、計算ではなくて、観測結果で出したものではないのでしょうか。(確信があって回答しているのではありません) 2005年の説明では 約850kmの長さ部分が破断したと観測されたように記載されています。 http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/sanchu/Seismo_Note/2004/EIC161a.html http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/sanchu/Seismo_Note/2004/041226a.jpg この時にはアンダマン諸島にまで隆起が起きているとは思われていなかったようです。 アンダマン諸島での断層すべり量はスマトラ島沖に比べて非常に小さいことが原因だったのかもしれません。 また、(断層長 約850km、破壊継続時間 360秒)は、破壊伝播速度2.4km/sとなり、常識的な値となります。 http://www.osaka-sandai.ac.jp/ce/essay38.htm   アンダマン諸島の隆起に関する産総研の発表は2007年1月26日です。 http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2007/pr20070126/pr20070126.html http://www.gsi.go.jp/cais/topics-topic041226-andaman.html http://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/dspace/bitstream/2261/26513/1/rgn39_1_3.pdf (断層長 1300km、破壊継続時間 360秒)は、破壊伝播速度3.6km/sとなり高速です。 人工衛星が観測したスマトラ島沖地震津波から破壊伝播速度を推定すると、0.7km/sのとても遅い破壊伝播速度になるそうです。 http://www.jamstec.go.jp/jamstec-j/sumatra/4/index.html 破壊伝播速度は、下記のサイトでも、1.9km/s、2.5km/s、3.0km/sの3ケースを計算しているくらいですから、スマトラ島沖地震を起こした地盤や断層破壊は、普通からはかなり外れたものだったのでしょう。 http://www.j-shis.bosai.go.jp/j-map/result/tn_279/html/html/6.html http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%B0%E3%83%8B%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%89 規模も並外れているスマトラ沖地震ですから、断層の長さが長いのも当然でしょう。 マグニチュード Mw = (log Mo - 9.1 ) / 1.5   ただし Mo = μ×D×S 、μは剛性率、Dは平均変位量、Sは震源断層面積。 S断層面の面積 = 断層の長さ×断層の幅  から算出する。   M10.0: 地球上で起こりうる最大の地震 Mw9.5: チリ地震 (1960年) これ以上の規模の地震は実測でも地質調査でも発見されていない。 Mw9.1~9.3: スマトラ島沖地震 (2004年) Mw8.8: チリ地震 (2010年)

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