• ベストアンサー

神経について

無鞘繊維の伝導について、電位は軸索を段階的に伝導していくと習ったのですが 軸索は多数の細胞でできているのでしょうか?

  • aulo
  • お礼率50% (8/16)

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • kagakusuki
  • ベストアンサー率51% (2610/5101)
回答No.2

 軸索は神経の先端(神経の電気信号を送り出す側)にある神経細胞の一部が、非常に細長く伸びたものです。(細胞膜と細胞質は、先端の神経細胞と繋がっています)  ですから、軸索自体は細胞の一部であり、複数の細胞で構成されているわけではありません。(細胞の一部に過ぎませんから、一つの細胞で構成されているという表現も、語弊があります)  因みに、軸索自体ではなく、有鞘神経の髄鞘は、シュワン細胞という別の細胞が、軸索に巻き付いて変化したものですから、有鞘神経の神経繊維は、多くの細胞だったものによって構成されていますが、軸索自体は一つの神経細胞の一部である事に変わりはありません。 >電位は軸索を段階的に伝導していくと習ったのですが  単一の細胞の細胞膜であっても、部位によって電位に差が生じる事はあります。  神経に信号が伝達されていない時には、細胞膜の内側がマイナス、外側がプラスの電気を帯びていますが、先端の神経細胞から信号が送られて来ると、一瞬だけ内側がプラス、外側がマイナスという様に逆転して、直ぐに元に戻ります。  軸索の先端(信号を送り出す側)の細胞膜の一部の電位が逆転すると、次の瞬間には、電位が逆転した部分の電位は元に戻り、替わりに隣接した細胞膜の一部の電位が逆転し、そのまた次の瞬間には、2番目に電位が逆転した部分の電位は元に戻り、替わりに更に隣の細胞膜の一部の電位が逆転する、という段階が繰り返される事で、神経電位の変化が伝導して行くのです。(軸索全体の電位が同時に逆転している訳ではない)  有鞘神経の場合は、髄鞘のある部分では電位が変化しないため、髄鞘と別の髄鞘の間にある僅かな隙間に細胞膜が剥き出しになっている部分があり、そこでのみ生じる電位の逆転が、隣接する細胞膜ではなく、次の髄鞘の隙間に伝達して行きます。

aulo
質問者

お礼

>単一の細胞の細胞膜であっても、部位によって電位に差が生じる事はあります。 この部分に関しての認識が曖昧だったので理解ができてませんでした。 ありがとうございます!

その他の回答 (1)

  • ruehas
  • ベストアンサー率68% (816/1194)
回答No.1

こんにちは。 神経細胞といいますのは軸策を含めて一個の細胞です。 段階的に伝導するというのは、無鞘繊維では繊維表面のNaイオンチャネルなどが順番に動作して電位の変化が移動するということです。 有鞘繊維ではミリエン鞘の繋ぎ目で「跳躍伝導」というのが起きますので、この違いを説明するために「段階的」という表現が用いられたのではないでしょうか。

aulo
質問者

お礼

ありがとうございます!

関連するQ&A

  • 神経細胞について質問があるんですが

    軸索を伝導する興奮が逆戻りしない理由は、「神経細胞が興奮し活動電位が、発生した直後には、反応性が低下するから」 であっていますか? よろしくお願いします。

  • 運動神経と骨格筋

    運動神経を刺激すると発生する活動電位って神経軸索を伝導するときに発生する活動電位とシナプスを神経伝達物質が伝達されて発生する筋細胞側の活動電位の2種類がありますよね? だとしたら、 “ツボクラリンが、運動神経刺激で発現する活動電位の発生を抑制する。”という文章中の活動電位って筋細胞側の活動電位として理解するならば正解ですが、神経軸索側で発生する活動電位ととるならば間違いですよね?教えてください!

  • 神経について

    神経組織=ニューロン(神経細胞)+神経鞘細胞 ニューロン(神経細胞)=細胞体+軸索+樹状突起 神経鞘細胞=神経鞘+髄鞘[有髄神経の場合] 神経繊維=軸索+神経鞘細胞 と考えて正しいですか?

  • 神経軸索を2点で同時に刺激するとどうなりますか?

    生理学の問題です。 軸索を細胞体付近と終末付近の二点で同時に刺激すると、発生した活動電位は中間点で出会いその後はどうなるのでしょうか? 消滅してしまいますか?それとも、それぞれ細胞体と終末に向かい伝導を続けますか?

  • 有髄神経の跳躍伝導について

    「有髄神経では活動電流が髄鞘を越えて興奮を伝導する」というのがよくわかりません。軸索の周りに髄鞘があるとおもうのですが、軸索を刺激が伝導するときに髄鞘は軸索を包んでいるだけで髄鞘で遮られていないので越える必要がないと思うのですが。軸索って一本の長い棒みたいなものですよね?

  • 神経組織についてなんですが、

    有髄神経には中心から軸索、髄鞘、シュワン細胞とあり、無髄神経では軸索、シュワン細胞となっていますが、髄鞘というのは結局シュワン細胞の細胞質なんですか?  髄鞘とシュワン細胞はつながっていて一つの細胞体ということなんでしょうか。しかしそれを機能的?構造的?に区別してべつべつに呼び分けているだけなんでしょうか?  ややこしいですが、よろしくお願いいたします

  • 興奮がなぜ伝導する??

    軸索では、Na+K+ポンプ、K+チャンネル、Na+チャンネルの3つがセットになって、 興奮の伝導が行われるのですよね? 刺激によって生じた細胞膜の歪によって、Na+が取り込まれ、若干電位が上がる。 これにより、Na+チャンネルが働き、細胞内にさらにNa+が取り込まれ、活動電位が生じる。 この活動電位に引き寄せられて、負電位が移動してくる(Na+が拡散すると考えたほうが 個人的には納得なのですが)。で、ここまででワンセット。 で、Na+が一時的に大量に軸索内に入ってきたので、今度は2セット目のNa+K+ポンプが働いて、 Na+を外に放り出していく。 私の頭の中では、ここで話が止まってしまいます。 電圧依存型ナトリウムチャンネルが働くときには、もともと刺激の需要による細胞膜の 歪みがあったからで、2セットに入った時に、Na+が排出された後、再び取り込まれるための きっかけがわかりません。 私の理解がどこかでおかしいのだと思いますが、どう考えればよろしいでしょうか。

  • セロトニン神経回路について

    セロトニンの脳内神経回路について次のことに教えてくださるようにお願いします。 先日、セロトニンについて調べていましたら、セロトニンは脳幹の縫線核にある神経細胞でトリプトファンから合成されて、そこから細胞の軸索というケーブルみたいものを使って、脳内の各部へ伝わっていくと書いてありました。 そこで、疑問なのは、縫線核から細胞の軸索が伸びて直接に行くのでしょうか。、例えば、縫線核から大脳前頭野まで軸索で直接行くのでしょうか。私のこれまでの理解では、セロトニンを伝える神経細胞が幾つもあって、各細胞の軸索のリレーのバトンのように、シナプス間をいくつもの細胞を伝わって行くと思っていたのですが。どう理解すればよいのでしょうか。  この点の疑問についてよろしくお願いします。

  • なぜ??興奮の伝導~二極間の電位差

    2本の電極を、神経細胞の軸索の上A点、B点において興奮が伝導していく時の電位の変化を測定した。このとき、興奮の伝導に伴って、どのような活動電位が記録されるか。 という問題があるのですが、この実験のグラフの表示は、蛇みたいな感じに、最初は下に傾き、その次は上に傾いています。 これはA点が興奮した時電位が負になり、B点の時は正になるということでしょうか? A点で細胞外の電位が興奮によって負を帯びるのは分かりますが、なぜB点の時は正になるんでしょうか? 僕が思うには、二つのラクダのこぶが下向きになってるようなグラフが正しいような気がします。何が間違っているのか教えてください。 質問が分かりにくくてすいません。似たようなグラフを見つけられなかったので文章だけになりますが、分かる方はいませんか?

  • 軸索の論述補足をお願いします。

    軸索をなるべく簡単な用語で論述しようと考えています。 自分なりに本を使って調べたのですが、なにぶん生理分野の基礎知識がないので、 これで手一杯です。間違っている箇所や関連用語があれば、指摘して頂けないでしょうか。 軸索は、ニューロンの構成要素で、他のニューロンに情報を送る一番長い突起。 具体的には軸索を包む鞘と包まない鞘があり、包む鞘はミエリン鞘と呼ばれる。 特徴は、絶縁性質により活動電位の伝達が早まる事、グリア細胞の一種がミエリン化する事。 包まれない鞘はランヴィエ絞輪と呼ばれ、ミエリン鞘の間に規則的に存在する。 特徴は、跳躍伝導(ランヴィエからランヴィエへ興奮が跳躍する事)により、活動電位の伝達が 早める事、シュワン細胞がミエリン化する事。 皮膚感覚は、跳躍伝導する有髄神経(ミエリン鞘がある神経)を介するので認知が早い。  鈍痛は、跳躍伝導しない無髄神経(ミエリン鞘がない神経)を介するため認知が遅い。