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カルノーサイクルの効率について
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カルノーの定理というのがあります。 ・温度の決まった2つの熱源の間で働く可逆熱機関の効率はすべて等しい。 ・これらの熱源の間で働く不可逆熱機関の効率は可逆熱機関の効率よりは小さい。 いいかえれば ・可逆熱機関の効率は2つの熱源の温度だけで決まる。 ・可逆機関はこれらの熱源の間で働く熱機関の中で最大の効率を持つ。 カルノーサイクルは可逆熱機関ですので効率が最大になります。 カルノーの定理は熱力学の第二法則を使って証明できます。 可逆機関と不可逆機関をつないだ複合機関を使っての証明が教科書にはのっていると思います。 #1様の回答はちょっと混乱しているようです。
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カルノーサイクルより効率が高い機関があったとしますと、その機関を運転して得られるエネルギーをカルノーサイクルに与えた場合、低熱源から高熱源へ熱力学第二法則で求められる以上のエネルギーをくみ上げることが出来るので、その様なサイクルは存在しないと言えます。 もっと簡単にいえばカルノーサイクルは理想的なサイクルなのでそれ以上の効率は熱力学第二法則に反すると言っちゃっても良いですが。
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