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世間が天動説から地動説に移り変わった経緯は判るのですが、

世間が天動説から地動説に移り変わった経緯は判るのですが、 キリスト教ではどうでしょう。 最初キリスト教では地動説は否定されていましたが、今では 大半が肯定しておりますね。 教団はなぜ、最初否定したのか? そして、なぜ肯定に至ったのでしょうか?  肯定する事で教団としては問題ないのでしょうか?

  • nob002
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質問者が選んだベストアンサー

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  • yoshua7
  • ベストアンサー率32% (63/192)
回答No.2

「クリスチャン」からの、意見としたらこんな風になるのかも・・・・。  聖書は、「地球が止まっていて、太陽が地球のまわりを回っている」という天動説を唱えていると、誤って理解している人は少なくありません。しかし実際は、聖書の中に、天動説的な言葉は一切ありません。  聖書の創世記一章の記述は、主に地球に視点を置いて書かれていますが、それは聖書が、宇宙の中心は地球であると述べているということではありません。  私たちも日常生活の中で、  「太陽が東から上り、西に沈んだ」  というような表現をします。だからと言って私たちは、もちろん地球が止まっていて、太陽がそのまわりを回っているとは考えていません。  私たちがそのような表現をするのは、私たちの生活の座が地球にあり、地球という見地から物事を表現するからです。同様に聖書にも、  「日の上る所から沈む所まで、主の御名がほめたたえられるように」(詩篇一一三・三)  というような言葉がありますが、これも地球という見地から、物事を表現しているからにほかなりません。  聖書の中には、"地球は止まっていて太陽がそのまわりをまわっている"と主張する天動説的な言葉は、どこにもないのです。  また、そのことに加え、地動説を最初に唱え最初に科学的に裏づけた人々が、聖書を信じるクリスチャンの科学者たちであったという事実に、私たちは目を向けるべきです。  天動説は中世においては、権威ある立派な科学上の学説として見られていました。それは二世紀の天文学者プトレマイオスによって体系化されて以来、約一四〇〇年もの間、人々を支配していました。  彼の天動説は、非常に精巧な理論で、長い間正統的な理論として受け入れられていました。  しかしこの複雑な理論では、観測される運動を説明するのに八〇もの「周天円」を必要とし、それでも完全には説明できないことに着目したのが、コペルニクスでした。  フラウエンブルク聖堂の司教でありクリスチャンであったコペルニクスは、聖堂の天文台で観測を続けました。彼は、  「すべてを完全になしうる神が、そんな不細工な宇宙を造るなどとは考えられなかった」(岩波新書『近代科学の歩み」二九頁)  のです。こうして、天動説の間違いを知った彼は、地動説を提唱し、その考えは後に、ガリレイやケプラーへ引き継がれました。  ガリレイが望遠鏡を発明して、地動説の正しさを裏付けたとき、当時のカトリック教会が彼を迫害したことは有名です。  しかしそのために、聖書は天動説であると思っている人は多いようですが、これは当時の教会がプトレマイオスの天動説を鵜呑みにしていたからで、天動説は決して聖書の主張していることではありませんでした。  ですからガリレイ自身も、決して聖書の教えそれ自体に反対したわけではありません。事実彼は、大公妃クリスティナと友人カステリ宛てに、自分の地動説が聖書の教えに矛盾しないことを説明する手紙を送っています。  また地動説に基づき、惑星公転の法則を発見したケプラーは、その法則を発見したとき、創造者の偉大さに触れた思いがして、感きわまり、ひざまずいて神を讃えたと伝えられています。  このように地動説は、聖書を信じるクリスチャンたちの手によって確立されたのです。  彼らは、自分たちの地動説が聖書に矛盾しないと考えました。むしろ地動説は、様々の科学的証拠、および聖書の記述の双方に合致するものであることを、知っていたのです。

nob002
質問者

補足

ご回答有り難う御座いました。 聖書の内容では地動説または天動説を決められないわけですね。 また、そのような事に拘ってもいないのですね。 では、なぜ、地動説を認めなかったのでしょうか、 ここが知りたいのですが?

その他の回答 (3)

noname#118757
noname#118757
回答No.4

1992年に前教皇であるヨハネ・パウロ2世が、ガリレオ裁判が誤りであったと謝罪しています。 2008年、現教皇であるベネディクト16世が地動説が正しい事を認めました。 この詳細はリンク先を参照して下さい。 (これは教会が運営するサイトです) *キリスト教が地動説を否定した件は複雑なので省略します。  なお、カトリックの総本山であるローマ教皇庁の最高指導者は、  法王ではなく教皇です。  日本外務省は現状、法王としているようですが、ローマ教皇庁の  日本大使館及びカトリック中央協議会(日本)では、教皇と呼ぶよう  指導しています。

参考URL:
http://www.cbcj.catholic.jp/jpn/feature/benedict_xvi/bene_message367.htm
nob002
質問者

お礼

ご回答有り難う御座いました。 またHP読ませていただきました。

  • katyan1234
  • ベストアンサー率18% (347/1849)
回答No.3

初めは全部が否定していたと思いますよ。 人類が受け入れられたもっと後の話でしょう。

nob002
質問者

お礼

ご回答有り難う御座いました。 お答えによりますとキリスト教会が 地動説を受け入れなかったのは、教義に反するからではなく、一般的 な知識として受け入れられなかったと言う事でしょうか。 okです。

  • debukuro
  • ベストアンサー率19% (3635/18948)
回答No.1

エルサレムが世界(宇宙)の中心だというユダヤ教の教義が元にあります その後ギリシャ人によって地球の中心が宇宙の中心だとされました キリスト教もこれを受け入れて世界の中心は地球だとしました これはエルサレム中心を破棄するものです 先日宣教に来た人にこの点を訊くと円盤という聖書の記述は球の意味だと出鱈目な説を述べて帰って行きました それまでは週一くらいで来ていたのに今は一ヶ月以上来ません どうやらそのときそのときの常識で解釈を変えているようです 先代の法王は進化論を認めました これは創世記の「今ある場所に今あるが如きに創造なされた」という天地創造説を破棄する物です 現法王はガリレオの宗教裁判は間違いであったと宣言しました このとき正式に地動説を認めた訳で聖書の記述が間違いであることを示唆しています 昔からそのときの大勢に同調してきたようです 大衆から見捨てられちゃ教団は成り立たないと言うことでしょうね

nob002
質問者

お礼

ご回答有り難う御座いました。 地動説を認めたのは現法王ですか、 ずいぶん永い間否定していたのですね。 法王が地球中心説 や天地創造説を破棄するなんて、ちっとおかしな感じもしますがね。 

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