鉛蓄電池に対する Bulk/Absolute/Float 充電の設定値について

質問

太陽光で独立発電やってます。
　昼間に鉛蓄電池に充電させていますが、机上の計算よりも遙かに短い時間で「バッテリー切れ」になってしまいます。

　色々と原因を考えたところ、どうも、昼間に満充電されていないからぽいのです。

　現在、MPPT 式の充電器を用いておりまして、充電制御に関する設定を以下のようにしてあります。（ほぼデフォルトに近い）
・バルク充電終端（この電圧までバルク充電する）＝ 14.4V
・アブソリュート時間（バルク電圧のまま保つ時間）＝ 1時間
・フロート電圧（この電圧で維持する）＝ 13.8V

　週末の張れた日に、昼間の充電様子をウォッチしてましたが、前日の空になった（11.5Vで自動遮断）もの、朝の弱い光の頃から充電を開始して昼前にはバルク電圧 14.4V に達し、その電圧で1時間経過し、13.8V のフロート充電へ、という動きをしていました。
　テスターで電圧測定しても、ほぼ同じ数字が出ています。

　だけど、夕方から放電を開始すると、短い時間で11.5Vへ

　電圧だけで判断すれば昼間に満充電という状態になるんですが、本当は満充電になっていない、というべきか。

　充電コントローラの設定をどういじると良いと思われますか？
　密閉式ではあるもののバッテリーを部屋内に置いてるため、変な風にいじって爆発とかすると大変なことに・・・てなわけで、デフォルトの設定値から大きく変更できずにいます。

Q1.バルク電圧 14.4V を上げてもいいものか？　どこまで上げても大丈夫か

Q2.アブソルート時間を1時間から5時間とかに上げてもいいものか

　鉛蓄電池の基本的な充電方法（満充電の検知）という話題かな、とは思いますが。
　以上、よろしくお願い致します。

回答No.1

noname#137229 · ベストアンサー

当然の事が起こっています。
あるいは現れています・・と答えましょう。

設定値を変えるなどは論外です。
その根拠が解りません。
鉛電池・・、昔から比べてれば改良はされていますが、鉛電池の性質は変わりようがないです。

充放電についての知識が欠けている様に思います。
と言うより、鉛電池への知識がなさ過ぎでしょうか？

電圧があがった・・見かけ上その様に見えます。
が、それで充電完了ではありません。

電圧は、電池の特性が解っている人が、一番管理しやすいので、目安にしているだけの値です。
一番大切なのは、電池の容量・・そしてどの程度で放電するかです。

大型の電池なら１０時間率とか２０時間率とか・・
自動車などの電池でしたら５時間率とか１時間率でしょうか・・

１０時間率で１０時間放電したなら、１０時間充電すれば良いか・・と言えば、そうは行きません。
１２～１５時間（電池をどれ位使用したかなどによる）は充電する必要があるのです。

また、満充電などはあり得ません。
余程良く管理していても、表示されている容量の７０％位のものです。

一言で言うなら、太陽光発電の発電容量が小さい・・のが一番の原因とと思われます。
電圧だけでなく、電流が問題・・電力と言っても同じですが・・

お礼

ありがとうございます。
　「0.1C で 10時間」が標準的な充電方法と聞いていますが、日中は 0.1C 前後の発電量があります。
　具体的にはバッテリーは105Ahのディープサイクル、快晴の日中は10Aくらい発電量(MPPTで適正電圧に変換後)があります。

　早朝時点が「空に近い状態」であれば、0.1C(約10A)で10時間定電流充電したところで「おおむね満タン」と判定すれば良いのでしょうけど、天気の悪い日を除けば、３時間くらいで電圧値としては巷で満充電と判定して良い電圧に達してしまうのです。
　充電コントローラは、その電圧値(今回は14.4V)に達したことで「満充電できた」と思い込んでしまっているのです。
　朝からの累積発電量を AH と Wh とで見ることが出来ますが、その値も明らかに少ないです。30AH前後とか400Wh前後とか、その辺の数字です。

　0.1C で 3時間 としたら、全体の３割くらいしか充電できていないはずです。
　実際の放電可能量もそんなもんです。

　わずか充電率30％で14.4Vとかに達してしまうのが解せないのですが、これはこれで鉛蓄電池の仕様と割り切った場合に、取り得る手は二つ。

・充電完了と判定する電圧値の閾値を14.4Vから上げる
・アブソリュート充電といって完了電圧を数時間維持できる機能があるので、1時間のところを伸ばす
　(パネルの最大発電量からみたら10時間にしても大丈夫なはずだが・・・)

のどちらか、もしくは併用かな、と思った次第です。