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アルコールと薬物の違い|依存性や脳への影響、法的な側面について
toshichan-の回答
- toshichan-
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合法かどうかはともかくとして、アルコール依存について。 「酒は百薬の長」ですから、使い方で薬になります。 アルコール依存は精神依存から始まります。 一ヶ月断酒すると分かります。 酒が手元にないとないと落ち着かない、何か不安、 これが精神依存です。 この段階で治療しないと後戻りできなくなります。 次第に飲む機会、量が増え、昼間から飲むようになります。 これが肉体依存です。 アルコールがないとやっていけない状態です。 アルコールは覚せい剤などと同様に、 脳にとって危険な物質をブロックしている部分(名前忘れた)を すり抜けて、脳にダメージを与えます。 CT or MRIで脳を見ると、萎縮が見られることがあります。 幻覚や幻聴が起こり、殺人などの犯罪につながる事もあります。 それだけでなく、家族にも暴力や暴言を吐き、家庭崩壊もあります。 そのようになったら、元には戻りません。 糠漬けのきゅうりが元に戻れないのと同じです。 治療法は断酒しかありません。 とはいえ、この断酒が非常に難しいので、 日本各地にAAや断酒会があります。 酒を一滴でも飲んだら、振り出しに戻ります。 肉体がアルコールを欲しがっているので、 理性で押さえ込むのは並大抵の努力では出来ません。 酒を飲めなくする薬、厳密に言えば、 薬を飲んでいるからアルコールは飲めないと自分に言い聞かせる薬があります。 シアマナイドとかノックビンとかです。 これを飲んでてアルコールを飲もうものなら、 肝臓で猛毒であるアルデヒドの分解を薬が阻止していますから、 血流にいつまでもアルデヒドが残り、死ぬ思いをします。 4~5時間のた打ち回ります。 アルコールを含むお菓子などはもちろん、酢でも反応します。 アルコールは猛毒のアルデヒドに変化しますが、 そうなるまで3時間かかります。 気持ちがいいのでそれまでは飲み続けます。 しかし肝臓は、アルデヒドが発生したら、何はさて置き この猛毒の処理に追われることになります。 体のあちこちにアルコールによる損傷が出ていたり、 肝臓自体もアルデヒドの被害を受けますから、 でも、それらを修復するための手が足りません。 やがて、アルコール性肝炎から肝硬変へと移ります。 手術です。 アルコールによる被害が体の臓器に出ている状態、 これが、アルコール中毒です。 肉体依存がそこまでさせます。 身も心もボロボロです。 覚せい剤などの薬物は、脳のA10神経に異常な興奮と快楽を与え、 一発で肉体依存になります。 あまりに強烈過ぎて、その興奮が忘れられず、 海馬に忘れられない記憶を刻み付け、常にチャンスをうかがいます。 一種の快楽PTSDとでも呼べるかもしれません。 そのため、身も心もボロボロになります。 鍵は「精神依存」と「肉体依存」のような気がします。 酒は性善説に基づいて販売されていますし、 精神、肉体の依存症を経て中毒になりますから、 理性でコントロールできる部分があります。 覚せい剤などは、1回で肉体依存、そして中毒になります。 だからどうと言う事では在りませんが、 たまたまアルコール依存の治療のために教育入院した時に 覚せい剤はもちろん、買い物、対人、ギャンブルなどなどの方も それぞれ別個に教育を受けており、 依存症ミーティングが週2回行なわれていて体験談を聞いて、 私が学んだ事です。 でも、アルコールのことは病院で教育を受けた事なので間違いありません。
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