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定常なマルコフ連鎖の意味
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「定常なマルコフ連鎖」と言ったとき、 (a)「定常分布を持つマルコフ連鎖」のことなのか (b)「時間的に一様なマルコフ連鎖」のことなのか、はたまた (c)「定常状態に達したマルコフ連鎖」のことなのか、 ってご質問でしょう。たしかに曖昧ですねー。(しかし、曖昧だぞと文句言おうものなら、「極限分布」のことを「極限」って言う奴に揚げ足取られたくねー、と言い返されます。) ちなみに、検索してみたところ、「"定常マルコフ過程"」ならば大抵(b)の意味で言うみたいですね。 考えてみると、(a)かどうかはモデルの振るまいを調べなきゃ分からない。(c)を言う場合は限られる。なので、どっちも大概、文脈が付く。文脈から意味が推測できるでしょう。 それに対して、現象のモデルを作る際に(b)であるかないかは自明なので、アマクダリ的に「これは定常なマルコフ連鎖である」と言いたくなる。逆に言えば、脈絡なくいきなり「定常なマルコフ連鎖」と言われたら多分(b)の意味かと。
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