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返品調整引当金の設定についての質問

返品調整引当金の設定についての質問 (『TAC公認会計士新トレーニングシリーズ財務会計論 計算編2 個別論点・応用編』より) 以下の条件の問題がありました。 『返品調整引当金として一般売上高(売上割戻引当金繰入額控除前)に予想返品率2%と 当期の一般販売利益率を乗じた金額を洗替法により設定する。』 【問題の条件】 前T/B一般売上高(下記の売上割戻、売上戻りおよび売上割引が控除されている):601,000千円 売上割戻:12,000千円(内、前期販売分に係るものが4,000千円) 売上戻り:16,000千円(内、前期販売分に係るものが10,000千円) 売上割引:15,000千円 売上割戻引当金:5,000千円 返品調整引当金:3,000千円 前期の原価率:75% 当期の原価率:72% 解答を読むと、 返品調整引当金 500 / 返品調整引当金戻入益 500(*1) 返品調整引当金繰入額 3,528(*2) / 返品調整引当金 3,528 (*1)前T/B返品調整引当金 3,000 - 2,500 = 500 (*2)630,000(*3)* 予想返品率 2% * (1 - 当期一般販売原価率 0.72)= 3,528 (*3)前T/B一般売上高 601,000 + 売上戻り(前期分)10,000 + 売上割戻(前期分)4,000 + 売上割引 15,000 =630,000 と記述されていたのですが、(*3)において前期分の売上戻りと売上割戻を加算している理由を教えていただきたいです。 条件が何か足りなかったら教えてください。

みんなの回答

  • Major123
  • ベストアンサー率79% (230/290)
回答No.1

>(*3)において前期分の売上戻りと売上割戻を加算している理由を教えていただきたいです。// 仕訳をしてみましたか?理解のためには、先ず仕訳を完成させましょう。 >前T/B一般売上高(下記の売上割戻、売上戻りおよび売上割引が控除されている):601,000千円// ということは、問題上引当金で処理すべき前期売上割戻、売上戻り(返品)と、財務費用であって売上の控除額ではない売上割引を売上に戻さねばなりません。 《修正仕訳》 売上割戻引当金   4,000 / 売上    4,000  (前期割戻分) 返品調整引当金   2,500 / 売上    10,000   仕入        7,500 /  (前期返品分、利益額は引当金で処理、返品された商品は仕入勘定としておきます) 売上割引      15,000 / 売上    15,000  (売上割引分) 結果、当期の売上額は、601,000+4,000+10,000+15,000=630,000 参考として正しい仕訳と、前T/Bで行なわれた仕訳を示しておきます; 《正しい仕訳》(売上はすべて掛売りとします) 売掛金     644,000 /売上     644,000 売上割戻引当金  4,000 /売掛金     12,000   売上       8,000 / (前期分の割戻は引当金で処理) 返品調整引当金  2,500 /売掛金     16,000   仕入       7,500 / 売上       6,000 / (前期分の返品のうち利益分は引当金で処理、返品された商品はここでは仕入勘定で処理) 売上割引     15,000 /売掛金     15,000 結果、当期の売上額は644,000-8,000-6,000=630,000 《前T/B作成にて行なわれた仕訳》(売上はすべて掛売りとします) 売掛金     644,000 /売上     644,000 売上       12,000 /売掛金     12,000   (前期・当期両期の割戻分) 売上       16,000 /売掛金     16,000   (前期・当期両期の返品分) 売上      15,000 /売掛金     15,000  (売上割引分) 結果、当期の売上額は644,000-12,000-16,000-15,000=601,000 こういうことです。前期分については、正しくは引当金で処理するので、売掛金は減らすが売上は減らさないということがポイントです(ちなみに、前期割戻・返品が引当金額をオーバーしたら、前期損益修正損で処理です)。 売上割戻引当金と返品調整引当金の処理は面倒ですね。

ksm2106
質問者

お礼

Major123さん ご丁寧な説明、感謝します。非常に分かりやすかったです。 ありがとうございました。

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