解決済みの質問
アロイとブレンドは同じものと考えていいと思います.
厳密には,ブレンドはただ混ざっていればよし,アロイはモルホロジー(相溶性とか非相溶とか)を積極的にコントロールして特定の機能を発現させたブレンドポリマーの一種,というイメージで使われていると思います.(業界によって定義が違うかも)
ハイブリッドは,異種混合というコンセプトですが,分野によっていろいろな材料があります.みんなで勝手に「これがハイブリッド!」って定義しちゃってます.具体的には,以下のものなど・・・
○樹脂の化学構造の一部に無機系の化学構造をくっつけた材料.
○ポリマーに硬質粒子(シリカとか)と軟質粒子(ゴムとか)を充てんした材料
○ガラス繊維強化プラスチック(GFRP)と炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の交互積層材料
・・・などです.正確な定義はないと思います.
コンポジットは「複合」と訳します.ミックス(混合)との違いを説明します.ミックスは,「A+B→C」という概念ですよね.典型的なのは合金です.「銅と亜鉛で真ちゅうを作る」というイメージです.原料とは全く違うものができますよね.これに対し,複合の概念は「A+B→AB」です.例えば,ガラス繊維強化プラスチックが典型ですが,GFRPは微視的に見ると,繊維は繊維として存在し,樹脂は樹脂として存在します.しかし,GFRPは元の繊維や樹脂とは全く違う性質を示します.このような概念の材料をコンポジットと言います.明確な2つ以上の相からなる材料のことです.硬質粒子充てんプラスチックなどがこのカテゴリになりますね.非相溶性アロイの場合,コンポジットに近い形態になりますが,普通は入れません.一般的には,コンポジット=FRPと考えれば70点ぐらいだと思います.
とりあえず,そんなとこで.
投稿日時 - 2003-04-21 07:49:24
お礼
お礼が遅くなってすみません!
回答どうもありがとうございます。
ひそかに尊敬するshota TKさんから回答頂き、嬉しい限りでございます。いや、ホントに。やはりこの分野だと右に出る方はいませんね、うんうん。
とりあえず、
ポリマーブレンド⊃ポリマーアロイ
ということですよね。
あと、ハイブリッドの例が
○樹脂の化学構造の一部に無機系の化学構造をくっつけた材料.
○ポリマーに硬質粒子(シリカとか)と軟質粒子(ゴムとか)を充てんした材料
○ガラス繊維強化プラスチック(GFRP)と炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の交互積層材料
だとすると、
コンポジット⊃ハイブリッド
という関係がほぼ成り立つのかな。
『ハイブリッド』って、恐らく材料化学的な分類だけでなくて、『2つの材料の長所だけを組み合わせた』という設計者の思想をも含んだ言葉のような気がしますねー。
投稿日時 - 2003-04-25 21:38:56
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