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飽和脂肪酸の硬化油ってなんですか?

とある問題集で 不飽和脂肪酸に水素を付加させると硬化油になり融点が高くなる と書いていたんですが、二重結合や三重結合があるから融点が高いのであってそれがなくなってしまうと融点は下がるんじゃないんですか? 結合がある分、融点は高いと思うんですが… なくなると融点が高くなるということがなぜかわかりません。 理由がわかる方解説よろしくお願いします。

  • 化学
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  • htms42
  • ベストアンサー率47% (1120/2361)
回答No.3

教科書を見てみました。 油脂は栄養のところでちょこっと出きているだけですね。 以前の教科書と扱いがかなり異なります。 扱う範囲が拡散してしまっていますので各単元の記述は簡単なものになってしまっています。以前の教科書に載っていた脂肪酸の例と融点の表は新しい教科書には載っていません。飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸の例も載っていませんので硬化油、マーガリンなども載っていません。 問題集は前のカリキュラムに沿ったものではないでしょうか。 参考に脂肪酸の融点を書いておきます。 以前の教科書には載っていたものです。 炭素数を共通にしています。 ステアリン酸 C17H35COOH  69℃ オレイン酸  C17H33COOH  13.4℃ リノール酸  C17H31COOH  -5℃ すいその数が2つずつ少なくなっていきます。 分子量はほとんど変わりません。 でも融点は劇的に変化します。 二重結合があるとその場所での回転が禁止されるということは習われたと思います。飽和脂肪酸の炭素の鎖は一重結合だけですのでぐにゃぐにゃ曲がることが出来ます。 脂肪酸の分子と分子の沿い合わせが二重結合が入ると難しくなってくる →分子間力が弱くなる →融点が低くなる という流れで理解するといいだろうと思います。

yamayama10
質問者

お礼

前のカリキュラムです。 大学受験生というわけではなくアルバイトで 家庭教師をしていて疑問に思ったので… 単結合は三次元、二重結合だと二次元構造を作るので 単結合の方が原子が回転できることで分子間の距離が近く 二重結合では二次元構造なので分子間が単結合ほど近くない ので分子間力は小さいということですね! それでいきましょう(笑)

その他の回答 (3)

noname#116453
noname#116453
回答No.4

二重結合、しかもシス配置の二重結合が多くあるから不飽和脂肪酸の融点が低いんです。シス配置の二重結合があれば、そこで炭素鎖が折れ曲がったようになり、分子が丸っこくなりますので、分子間力が低下するからです。そこに誤解があります。

noname#160321
noname#160321
回答No.2

これは一般的な脂肪族炭化水素の経験則ですが、不飽和の無い「パラフィン」は融点が高いのです。 オレフィンと呼ばれる不飽和を持つ炭化水素類は融点が低いのです。そのため「オイル」→「オレフィン」という名前が付きました。 上記の法則は脂肪酸についても当てはまります。 この現象の根源的な説明は「難しすぎて分かりません」。 ただ、パラフィンの方が「結晶化し易い」ことは並び方に任意性がより低いというエントロピーの概念から推測は出来ます。

  • gohtraw
  • ベストアンサー率54% (1630/2966)
回答No.1

 融点がどう決まるかって説明が難しいのですが、現象として、不飽和脂肪酸は炭素数が同じ飽和脂肪酸より融点が低いです。  それと、ご質問中の「結合がある分、融点は高いと思うんですが」という部分は分子間の力(結合)と分子内の結合を混同されているように感じます。分子間に働く力が大きければ(例、水素結合)融点は高くなりますが、それは分子内の結合の数とは別物です。

yamayama10
質問者

お礼

そうですね~ 分子間力と分子内の結合とが混乱してましたね…

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