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国連決議1441は米英にイラク攻撃の権限を与えているか?
国連憲章では、自衛の場合を除いて、加盟国が勝手に戦争をすることを禁止しています。国連安保理の決議に基づいて、国連として、武力行使をすることは有り得ます。しかし、国連決議1441は、米英にイラク攻撃を命じてもいないし、許可もしていません。勝手に、イラク攻撃を国連憲章に違反して実行している米英を国連から追放することが必要だと思います。少なくとも、国連安保理の常任理事国からは追放しなければ、国連の存在意味がなくなるとかんがえますが、いかがでしょうか?
- kamesennin
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- 政治
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元々アメリカはCO2排出規制に関する京都議定書での約束を破棄し、アメリカはやりたいようにやると、脱退を宣言していました。 その他核拡散防止条約においても、勝手にやるといい始めたところで、大規模テロが勃発、また北朝鮮問題が起こりました。 1441は、その前に国連の常任理事国の会議で採決されましたけれど、それもアメリカは国連の決定を待たず、独自に外交的圧力を各国にかけてゆくという主張をしたのに対し、日本がとにかく国際協調をすべきだと説き伏せて出席・決議したものですので、各所にアメリカの思惑が入っている内容になっています。 従って、1441については、私の読む範囲では、戦争をしかけてもよいという記述は無いように思います。 このような経緯から考えて、もしアメリカが国連の常任理事国の権限を剥奪されたら、国際法を完全に無視して、やりたい放題をし始めるような気がします。 それよりは、今後アメリカ以外の国が結束して、国連や外交の場でアメリカの暴走を食い止めるよう、働きかける必要があるように感じます。 また、北朝鮮の金正日の場合、より非常識ですので、国民の窮状など放置して、いつテポドンなどに核弾頭を付けて、日本や他の国に発射するか知れません。そこで、日本はアメリカ以外の国にも共同して、北朝鮮に対して核開発を止めさせるようにしようと持ちかけましたが、他の国の人間は無関心で、日本に基地のあるアメリカだけが、哨戒機を飛ばすなど、積極的に協力してくれているのも事実です。 以上から、私は日本の立場としては、まず直接戦争に荷担することは避け、批難されたとしても後方支援などで国際社会に存在を認めさせ、無難に切り抜けることが良いように思います。 なお、アメリカのやっていることは、完全に国連憲章に違反していますが、フランスにしてもイギリスにしても、少なくとも前の湾岸戦争のときに国連決議に参加し、参戦した諸国全体もまた、国連憲章に違反しているように思います。 あまり良くない表現かもしれませんが、残り少ない石油利権や経済成長による発言権の増大などで、それをテコにした国際社会での台頭を目指す傾向が、アメリカ・フランス・イギリス・中国・ロシアなどに見られますので、結局核を持つ諸国が、潰し合いをしているのが、今の国際社会でしょう。日本人は、直接軍事力などで関与して、その中に巻き込まれれば、どっちに転んでも、どちらかの陣営から目の仇にされるでしょうし、またテロの標的にもなるでしょうから、勝手にさせておけば、いずれか決着がつくように思います。 ただ、人道的に悲惨な運命にある人たちを少しでも救済するように、また戦争などという極端に人間を苦しめるようなことにならないように、働きかけることは大切なことだと感じますが。
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- SCNK
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国際法は確立しているとなかなか言い難い面があるのですが、今回の武力行使の根拠のおおもとは678でしょう。687と1441はこれに付随するものです。多くの説は678による湾岸戦争の停戦が崩れたということでしょう。 米英が追放された国連なんて、征夷大将軍に見捨てられた朝廷と同じです。まあ国連なんぞ連合国の誤訳ですから、未練なんぞありません。結局のところ国連があったって強国の軍事力の担保がなければ、ただのお飾りです。米国が国連にとって代わるのでしょうが、実態はいままでも同じことです。このままでは米国による一国支配になってしまいますので、今度の戦争ではイラク軍に期待しています。
補足
国連が武力行使できるというのと、米英ができるというのとは異なると思います。国連決議1441は米英に武力行使を認めていますか?
- been
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決議1441は、外交文書の常として難解かつ回りくどくその意味するところを正確に読み取るには苦労しますが、同決議には、米英によるイラク攻撃を認めている、と解釈する余地があります。それは、同決議の13項にある次のような記述です。 13 この関連で、安保理はイラクに対し、その義務違反を継続した場合、深刻な結果に直面するであろうことを繰り返し警告したことを想起する。 米英は、この「深刻な結果」とは武力行使を意味するから、安保理は武力行使を認めていると主張していますが、武力行使反対派はこれに反対しています。文書が難解なので、このような解釈の相違が生ずることは最初からわかっていたことです。
お礼
有難うございます。武力行使を認めているという事についてですが、国連がイラクに対して武力行使するということだと思うのですが、どうでしょうか? 国連憲章のどこに、「国連に替わって国連加盟国は、国連決議によって武力行使の対象国となった国に、武力行使して良い」と書いているのでしょうか?
- maruru01
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こんにちは。maruru01です。 度重なる国連決議違反をしているイラクを放置しておくことも、やはり国連の存在意義に関わることだと思います。 ちなみに、疑問は多いにありますが、国連決議1441やそれ以前の決議で、イラクへの武力行使は可能であると、アメリカは判断しています。日本も同様の見解です。 つまり、まず今回のイラクへの武力行使が、「国連憲章違反かどうか」の議論が十分ではありません。 むろん、アメリカに性急な感があるのは否めません。 残念ながら、現状はアメリカ抜きの国連は事実上ありえません。 アメリカを常任理事国から追放(さらに国連脱退)などをすれば、今回の件とは比較にならない程恐るべき事態を招きかねません。 国連の存在意義どころか、国連の存続自体が危うくなります。 したがって、うまくアメリカを国連の枠に取り込み国連主導の形を取らなければならないのです。 今回の件は、国連の存在意義を保つためにも、新たな武力行使容認の決議を採択するべきだったと思います。 今からでも国連として、積極的に介入し、特に戦後処理などは国連主導の体制をとるべきでしょう。
お礼
ありがとうございます。国連決議1441の文章があいまいであるのが1つの問題だとは思います。しかし、イラクへの武力行使が可能ということですが、主語は何なのでしょうか? 国連決議1441を根拠として、国連がイラクへの武力行使が可能であると解釈したとしても、国連が武力行使可能という事と、米英が武力行使可能ということは異なると思います。米英は国連ではありません。この点が、私の質問の1つのポイントです。 アメリカを国連から追放した場合、具体的に、どのような理由で、国連の存在が危うくなるのでしょうか? 国連に属さない状態になったアメリカが国連を無視するのと、国連の安保理の常任理事国であるアメリカが国連を無視するのと、どちらが国連にとって不利益なのでしょうか?
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