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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:にゃんこ先生、高三の生徒からの行列の累乗の質問に悩む)

高三の生徒の質問に悩むにゃんこ先生、行列の累乗とは?

gef00675の回答

  • gef00675
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回答No.2

生徒さんは何を聞きたいんでしょうね? その子はケーリー・ハミルトンの定理 「f(x)=det(xI-A)=(何かxの多項式)とすると、f(A)=0」 は知っていると。 そして、固有値・固有ベクトルというものも知っていると。 固有方程式の解(=固有値)が存在し(それをα、βとする)、 なおかつ、独立な固有ベクトルが2個とれれば(u, vとする)、 Au=αu, Av=βv、これを一個の行列にまとめて AU=UM (Mは対角行列) とかくことができるから、 A=UMU^(-1) をべき乗すれば、 A^n=U M^n U^(-1) なるくらいのことは知っているんでしょうね? まず、固有値が存在しなければならないといけないが、複素数の範囲まで考えれば、この点はクリアできる。Aが実数成分だけの行列なら、α、βが複素数になったとしても、所詮、共役複素数になるだけだから、α=a+biとかいて、 a -b b a の形のMを考えれば、回転の行列の定数倍になるだけだから、三角関数を知っていれば、M^nを計算するのはたやすい。 このあたりまでも、高校生の範囲で理解可能ですよね。 だけど、問題は「独立な固有ベクトルが2個とれるか」でしょう。 まず、α、βが異なれば、それらに対応する固有ベクトルの方向が異なるOKです。 だから、複素数の場合もOKです。 では、α=β(重解)だったらどうか? Aが対角化できる必要十分条件は、Aの最小多項式が重解をもたないこと。 すなわち、2次元の場合なら、 g(A)=A-αI=0 の場合に限る。要するにAは単位行列の定数倍で、つまらんです。 では、固有値が重解で、なおかつ対角化できないときは、どうやったらA^nが固有値で表せるのか? このときは、A-αIが0でないということなので、それをNとおく。 A-αI=N このNは、べきゼロ行列です。N^2=0。なんでそうなるかは、高校生相手なら、ケーリーハミルトンの定理あたりでごまかしておけばよいでしょう。 単位行列とNは可換だから、2項定理が使えて、 A^n = (αI+N)^n = α^n I + n α^(n-1) N + (Nの2乗以上の項) N^2=0だったから、Nの2乗以上の項はすべて消えて、 A^n = α^n I + n α^(n-1) N これが、固有値が重解のときのAのべき乗になります。 ところで、固有値が異なるとき(α≠β)に話をもどすと、 P=(1/(α-β))(A-βI) Q=(1/(β-α))(A-αI) とおくと、 A=αP+βQ とかけますよね。しかも、 P^2=P, Q^2=Q, PQ=QP=0, P+Q=I です。これは。。。そうです。射影です。これを確かめるのも、高校生相手なら、ケーリーハミルトンの定理なり、A=UMU^(-1)なりを使わせればいいでしょう。 ということは、 A^n=α^n P+β^n Q で、話がすんでしまい、計算のややこしいU^(-1)は結局使わずにすみますね。 固有値が複素数のときは、べき乗をド・モアブルの定理で処理してもいいです。 こうして、2×2行列のべき乗はその固有値を用いて、 α≠βのとき、A^n=α^n P+β^n Q α=βのとき、A^n = α^n I + n α^(n-1) N の形にしかならないのである! と、生徒さんに諭しておいて、、、、さて、どうしよう。 「Aにどんな条件をつければ、AからA^nへの対応が全射になるか?」 でしたっけ? A^n=Xとかくことにして、Xを勝手に与えて、そのn乗根みたいなものを考えればいいんですか? Xの固有値が2個出てくれば、X^(1/n)=α^(1/n) P+β^(1/n) Q としてしまっていいですね。 対角化できない場合でも、Xに応じてそうなるようなNを決めることは可能ですね。 私には「包含関係」の意味がよくわからなかったけど、ご質問のヒントになれば幸いです。例によって的外れな回答だったらごめんなさい。

nyankosens
質問者

お礼

質問の意味がわかっていただけなかったのはとても残念です。 ひとつのことをいえば、行列方程式の判別式です。 実数の範囲で、 x^2=aが解を持つ⇔a≧0 x^2=aが解を持たない⇔a<0 それに対応するものとして、実数(もしくは複素数)を成分とする2x2行列で、 X^2=Aが解を持つための条件 を教えていただきたいのです。

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