• ベストアンサー

重積分を用いた、体積の求め方

球面x^2+y^2+z^2=a^2(a>0)と円柱x^2+y^2=axで囲まれた立体の体積を求めよ、という問題があります。 領域D={(x,y)|x^2+y^2≦ax}上で関数z=±√(a^2-x^2-y^2)に関する 2∬D|z|dxdyが求める体積です。極座標に変換すると、θの範囲は-π/2≦θ≦π/2で、rの範囲は0<r≦acosθですね。 求める体積は、2∬D{√(a^2-x^2-y^2)}dxdy=2∫{-π/2→π/2}∫{0→acosθ}√(a^2-r^2)*rdrdθ= -2/3*∫{-π/2→π/2}(a^3*(sinθ)^3-a^3)dθ ここで、θの範囲を0→π/2に変えて、全体を2倍しなければ正しい答えが出ません。((sinθ)^3は奇関数なので、当然異なった値が出る。) なぜ、θの範囲を0→π/2に変えて、全体を2倍する作業をしなければならないのでしょうか? 答えは2a^3*(3π-4)/9となっております。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#111804
noname#111804
回答No.3

こんにちは。 (sinθ)^2+(cosθ)^2=1・・・・・・・(1) と言う公式をよく使う。 しかし、(1)式をも少し分析すると (±sinθ)^2+(±cosθ)^2=1・・・・・(2) と言う情報を持っていることがわかる。 とにかく、(1)式は(2)式を意味しているのです。 では、(2)式をも少し詳しく分析してみる。 (第I象限)において (+sinθ)^2+(+cosθ)^2=1・・・・・(3) sinθ<ーーー>cosθに変換する場合(3)式を 使う必要があります。 なぜなら sinθ>0、cosθ>0であるからです。 (第II象限)の場合 (+sinθ)^2+(-cosθ)^2=1・・・・・(4) を使う必要があります。 なぜなら sinθ>0、cosθ<0であるからです。 (第III象限)の場合 (-sinθ)^2+(-cosθ)^2=1・・・・・(5) 式を使う必要がありますね。 なぜなら sinθ<0、cosθ<0であるからです。 (第IV象限)の場合 (-sinθ)^2+(+cosθ)^2=1・・・・・(6) 式を使う必要がありますね。 なぜなら sinθ<0、cosθ>0であるからです。 したがって-π/2≦θ≦0の領域(第IV象限)で計算する場合は(6)式を使う必要があるのです。 この点に気をつけて計算すると正しい答えが出てきます。

milkyway60
質問者

お礼

ありがとうございました。 4つの象限に分け、正負の関係を丁寧に教えてくださって助かりました。 このご回答をもとに作成された、もうひとつのご回答のほうもありがとうございました。

その他の回答 (3)

noname#111804
noname#111804
回答No.4

球面x^2+y^2+z^2=a^2(a>0)と円柱x^2+y^2=axで囲まれた立体の体積を求めよ、という問題があります。 領域D={(x,y)|x^2+y^2≦ax}上で関数z=±√(a^2-x^2-y^2)に関する 2∬D|z|dxdyが求める体積です。 =================================== 領域D={(x,y,z)|x^2+y^2≦ax,x>0、y<0、z>0}上で 関数z=+√(a^2-x^2-y^2)に関する体積Vを求めます。 4*Vが元の問題の解答ですね。 ・積分領域「-π/2、0」 r=acosθ x=rcosθ y=rsinθ ヤコビヤン|J|=rとなります。 つまり dxdyーーー>rdθdr・・・・・(3) V=∫[θ=-π/2、θ=0]∫[r=0,r=acosθ]√(a^2-r^2)(r) dr dθ =∫[θ=-π/2、θ=0]dθ [(-1/3){(a^2-r^2)^3/2}] [r=0,r=acosθ] =a^3/3∫[-π/2、0](1+sinθ^3)dθ (#3における公式(6)を使います。ここがポイントです。) =a^3/3[(θ-cosθ+(1/3)cosθ^3)[θ=-π/2、θ=0] =(a^3/3)(-1+1/3+π/2)・・・・・(4) =(a^3/3)(3π-4)/6)・・・・・(5) =(a^3)・(3π-4)/18・・・・・(6) ここで、 4*V=2(a^3)・(3π-4)/9・・・・・(7) となり、正解が求まりますね。

  • info22
  • ベストアンサー率55% (2225/4034)
回答No.2

過去問で同じ問題で同じ質問に回答していますのでご覧下さい。 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4683822.html http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4689373.html

milkyway60
質問者

お礼

リンクありがとうございました。 象限と正負の関係で混乱するケースは多いみたいですね。 そこがこの問題の難しいところだと思いました。

  • Tacosan
  • ベストアンサー率23% (3656/15482)
回答No.1

r で積分したときに, ルートを何も考えずに外したから. √(1 - cos^2 θ) と sin θ が常に等しいわけじゃない.

milkyway60
質問者

お礼

ありがとうございました。 sin θがマイナスになる場合もあるんですね。

関連するQ&A

  • 重積分を使って曲面積を求める問題でわからないところがあります。

    重積分を使って曲面積を求める問題でわからないところがあります。 球面x^2+y^2+z^2=a^2の円柱x^2+y^2=axで切りとられる部分の曲面積を求めよ(a>0) 自分の解法は  z(>0)について解いてz=√(a^2-x^2-y^2),積分領域D:x^2+y^2<=axの上にある曲面積を2倍して Zx=-x/(a^2-x^2-y^2), Zy=-y/(a^2-x^2-y^2)より 求める曲面積s=2∬D √(1+Zx^2+Zy^2)dxdy ここでx=rcosθ,y=rsinθと置くとJ=r,積分領域DはM:0<=r<=acosθ,-π/2<=θ<=π/2 S=∫(-π/2→π/2)∫(0→acosθ)ar/√(a^2-r^2)drdθ =2a^2[θ+cosθ](-π/2→π/2)=2a^2π となったのですが、解答は D:x^2+y^2<=a^2,y>=0の上にある曲面積を4倍して求めていて、 S=4∫∫D a/√(a^2-x^2-y^2)dxdy ここでx=rcosθ,y=rsinθと置いて、M:0<=r<=acosθ,0<=θ<=π/2 S=4∫(0→π/2)∫(0→acosθ)r/√(a^2-r^2)drdθ =4a^2[θ+cosθ](0→π/2)=4a^2(π/2-1) となって答えが違ってしまうのですが、何故だかわかる方がいたら助けてください。

  • 球の体積の解法

    球面x^2+y^2+z^2=a^2の内部にある円柱x^2+y^2=axの部分の体積Vを求めよ 以上の問題に対して僕の解答は z=√(a^2-x^2-y^2) D=x^2+y^2<=ax 極座標変換によりx=rcosθ y=rsinθ とするとE={0<=r<=acosθ -π/2<=θ<=π/2 よって体積Vを求める式は ∫( -π/2→π/2)dθ∫(0→acosθ )√(a^2-r^2)・rdr 置換積分によりr^2=tと置く 2rdr=dt  0<=r<=acosθ <=> 0<=t<=a^2cos^2θ するとVの式は   (1/2)∫( -π/2→π/2)dθ∫(0→a^2cos^2θ )√(a^2-t)dt =(1/2)∫( -π/2→π/2)[-(2/3)(a^2-t)^(3/2)](0→a^2cos^2θ )dθ  =(1/2)∫( -π/2→π/2){-(2/3)(a^3-a^3cos^3θ+(2/3)(a^3) }dθ =(1/3)(a^3)∫( -π/2→π/2)(cos^3θ)dθ =(1/3)(a^3)∫( -π/2→π/2)cosθ(1-sin^2θ)dθ  sinθ=uと置くと、cosθdθ=du、-1<=u<=1 (1/3)(a^3)∫(-1<=u<=1 )(1-u^2)dθ  =(1/3)(a^3)[u-(1/3)u^3](-1<=u<=1) = 4/9a^3 だったのですがまるで違っていました。 参考書の解答は 求める体積はx>=0 y>=0 z>=0の4倍なので V=4∬(D)√(a^2-x^2-y^2)dxdy 極座標変換により0<=r<=acosθ rsinθ>=0  rcosθ>=0より0<=θ<=π/2 V=4∫(0→π/2)dθ∫(0→acosθ)√(a^2-r^2)・rdr  =4∫(0→π/2)[(-2/3)(1/2)(a^2-r^2)^(3/2)](0→acosθ)dθ =(4/3a^3)∫(0→π/2)(1-sin^3θ)dθ=(4/3a^3){π/2-∫(0→π/2)sin^3θdθ} V=(4/3a^3)(π/2-2/3) とあったのですが自分の解答が何故間違ってるのかすらもわからないというのが正直なところです。 間違いの理由を指摘して頂きたいです。

  • 重積分の問題なのですが・・・。

    重積分の問題なのですが・・・。 ∬(y-6)(x^2+y^2)^(1/2)dxdy 積分区間はx^2+y^2<=4です。 x=rcosθ, y=rsinθとおいて、積分区間の条件より 0<=r<=2, 0<=θ<=2πとおける さらにこのときdxdy=rdrdθとなる 与式=∫[o<-2π]∫[0<-2]{rsinθ-6)(r^2cos^2θ+r^2sin^2θ)^(1/2)}rdrdθ   =∬{(rsinθ-6)r^2}drdθ   =∫[1/4sinθr^4-2r^3](0<-2)dθ   =∫(4sinθ-16)dθ   =[-4cosθ-16θ](0<-2π)   =(-4-32π)-(-4)   =-32π とマイナスになってしまいました、どこが間違えているのでしょうか? すみませんがよろしくお願いします。

  • 重積分の体積

    重積分の体積の問題で分からないものがあります。 どなたか解説頼みます(__ (1)Z=2-x^2-(y/2)^2とxy平面で囲まれる立体の体積を求めよ。 (2)2曲面Z=x^2+y^2-1とZ=-2x^2-2y^2で囲まれる立体の体積 (3)球x^2+y^2+z^≦a^2と円柱x^2+y^2≦axの共通部分。ただしa>0。 (1)まず与えられた式を立体に図示できないのですが、それぞれどんな形の式になるのでしょうか? (2)図示できなので範囲もわからないです^^; それさえできればあとは積分するだけですよね? (1),(2)の疑問を解説して下さい(__

  • 定積分の問題

    [1]変数変換を用いて、次の重積分を求めよ。 ∬D √(a^2-x^2-y^2)dxdy , D={(x,y);x^2+y^2≦ax} 半径=aの球を考える。 x^2+y^2+z^2=a^2であり。 z=√(a^2-x^2-y^2)となり、被積分関数は上半球となる。 一方、積分領域は D={(x,y);x^2+y^2≦x} ={(x,y);(x-a/2)^2+y^2≦(a/2)^2} となり。 中心点(a/2、0)で半径a/2の低円の円柱が切り取る 体積をもとめることになります。 ・積分領域「-π/2、0」の場合 r=acosθ x=rcosθ y=-rsinθ 関数行列式|D|=-rとなります。 つまり dxdyーーーーーー>-rdθdr・・・・・(3) V=∫[-π/2、0]∫[0,acosθ](- r)√(a^2-r^2) dr dθ =∫[-π/2、0]dθ∫[ 「(1/3){(a^2-r^2)^3/2}」 [r=0,acosθ] =a^3/3∫[-π/2、0](sinθ^3-1)dθ =a^3/3[(ーθーcosθ+(1/3)cosθ^3)[θ=-π/2、0] =(a^3/3)(ーπ/2ー2/3)・・・・・(4) となり、正解 (a^3/3)(π/2ー2/3)になりません。 どこが間違いでしょうか?

  • 重積分 体積

    x^2+y^2≦1 ,-y≦z≦2y であらわす体積を求める問題ですが ∫∫3y dxdy=... なぜ3yを重積分するのですか? ...以降のx=rcosθなどと変数変換して解くのは分かります。

  • 急いでます。.重積分の問題です

    急いでます。.重積分の問題です (1) ∫∫√(xy-x^2)dxdy {(x,y)|0<x<y<2x<2} (2) 曲面bz= x^2+y^2(b>0)と円柱面x^2+y^2=ax(a>0)と平面:z=0に囲まれた部分の体積を求めよ (3)曲面:z=x^2+y^2と平面z=xに囲まれた体積を求めよ  

  • 定積分の問題(2)

    [1]変数変換を用いて、次の重積分を求めよ。 ∬D √(a^2-x^2-y^2)dxdy , D={(x,y);x^2+y^2≦ax} 半径=aの球を考える。 x^2+y^2+z^2=a^2であり。 z=√(a^2-x^2-y^2)となり、被積分関数は上半球となる。 一方、積分領域は D={(x,y);x^2+y^2≦x} ={(x,y);(x-a/2)^2+y^2≦(a/2)^2} となり。 中心点(a/2、0)で半径a/2の低円の円柱が切り取る 体積をもとめることになります。 ・積分領域「-π/2、0」の場合 r=acosθ x=rcosθ y=rsinθ ヤコビヤン|J|=rとなります。 つまり dxdyーーー>rdθdr・・・・・(3) V=∫[-π/2、0]∫[0,acosθ]( r)√(a^2-r^2) dr dθ =∫[-π/2、0]dθ 「(-1/3){(a^2-r^2)^3/2}」 [r=0,acosθ] =a^3/3∫[-π/2、0](1-sinθ^3)dθ =a^3/3[(θ+cosθ-(1/3)cosθ^3)[θ=-π/2、0] =(a^3/3)(π/2+2/3)・・・・・(4) となり、正解 (a^3/3)(π/2ー2/3)になりません。 どこが間違いでしょうか

  • 2つの半径が等しい円柱を直交させたときの共通部分の体積

    2つの半径が等しい円柱を直交させたときの共通部分の体積 を求める計算の途中で行き詰まりました。アドバイスお願いします。 2つの円を y^2+z^2=a^2とx^2+y^2=a^2とします。 重積分で求めるとします。(別解もあるが) ∬√(a^2-y^2)dxdy 領域はx^2+y^2=a^2 0<x,y x=rcosθ、y=rsinθとおく。 ∬√(a^2-r^2sin^2θ)rdrdθ =∫a^2(1-cos^3θ)/3sin^2θdθ 0<θ<π/2 この積分で止まってしまいました。 アドバイスお願いします。

  • 急いでます。.重積分の問題です

    (1) ∫∫√(xy-x^2)dxdy {(x,y)|0<x<y<2x<2} (2) 曲面bz= x^2+y^2(b>0)と円柱面x^2+y^2=ax(a>0)と平面:z=0に囲まれた部分の体積を求めよ。 (3)曲面:z=x^2+y^2と平面z=xに囲まれた面積を求めよ。