高速道路の無料化は温暖化防止に逆行するのは明らか、責任は誰が取る?

このQ&Aのポイント
  • 高速道路の料金が大幅に安くなることにより、車の使用量と二酸化炭素の排出量が増える可能性があります。
  • 他の国や地域では二酸化炭素の削減を目指している中、この政策は逆行していると言えます。
  • 政治献金や環境影響調査などについても疑問があり、責任をとるべき対象がいくつか存在します。
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高速道路の無料化は温暖化防止に逆行するのは明らか、責任は誰が取る?

高速道路の料金が大幅に安くなるようです。 当然ながら、車の使用量が増え、二酸化炭素の排出量が増えるのは明らかです。 かって、大型車の税金を安くしたら、二酸化炭素排出量が大幅に増加したことが、 ありましたが、今回の決定はそれに次ぐ暴挙ではないでしょうか。 ○英国、ドイツなどのEUや米国が2050年までにCO2を80%削減(90年比)をめざし、 二酸化炭素を大気汚染物質に指定しようとさえ検討しているのに、 ○車と列車では二酸化炭素排出量が車が8倍も多いので、モーダルシフトといって、 これからは列車輸送に切り替えようとしているのに、 ○家庭でも、車で1kmを往復すると、レジ袋10枚分の二酸化炭素を排出するので、 なるべく車の利用を押え、中都市以上ではコンパクトシティを目指そうとしているのに、 これらに逆行して、車の利便性を高めてその利用を増やそうとする政策は、 人類の将来を顧みない狂気の政策のように思いますがいかがでしょうか。 この政策は、元は民主党が提案したものを、自民党が乗ったもので、 与野党のどちらにも責任があります。 5年間の京都議定書の約束期間に入った今年、すでに約束より8%増えて しまっていますが、どうせ約束を守れないならもっと増やせとでもいうのでしょうか。 質問1:国会議員は何に基づいて判断しているのでしょうか。 質問2:料金を安くしたら車利用や二酸化炭素の排出量がどうなるか、事前の     環境影響調査をきちんと行なわれたのでしょうか。あるのなら公表をお願いします。 質問3:自動車業界からの政治献金はどれくらいでしょうか。今度の決定に     その影響はなかったのでしょうか。 質問3:この政策によって、地球温暖化の主な原因である二酸化炭素の排出量が増えたら、     誰が責任をとるのでしょうか。それも教えてください。

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回答No.10

 お礼ありがとうございます。中途半端な知識での回答が多くて、「何だかなあ」、といった印象をもたれているのかな、と思います。  最初から全部書くのも混乱の元なので、さきほどの回答では書きませんでしたが、質問者産の質問欄の記述でコメントしたいものもあったので、お礼で頂いたものを中心に補足させていただきたいと思います。 >温暖化防止政策とは、2050年までに70~80%削減した社会をめざすも >のでなければならないと思います。  確かにそうであり、阿部首相は温暖化ガス半減を目標に掲げています。しかし、この数字は目立つものの「現状の政治状況で達成は困難」であることを知りつつ無責任に政治家が使っている数字でもありますので、扱いには注意すべきでしょう。  URLで頂いた国環研のレポートでは何とか実現可能であるというシナリオを描いていますが、あくまでもラフスケッチで、細部について本当に実現可能かどうかには議論があるところです(と書くと、巷の環境問題懐疑論者の負け犬の遠吠えみたいな感じになってしまいますが、作成した当事者と建設的に討論した上での印象ですのでご安心を)。  現状では、長期目標としてこの数字を提示し、将来の実際の実行に関しては、二酸化炭素回収・貯留技術でやや強引に実行してしまおう、というのが世界のトレンドなのかなあ、と思います(まあ、この技術にもいろいろ問題はあるのですが、北欧等では10年ほどの実施実績があります)。 >そのためには、車を中心とした輸送体系では、とても低炭素社会が実現しない >と思います。だからこそ、モーダルシフトが重要なのに、このような政策では >全く先が見えません。  質問者さんの気持ちもわかるのですが、やや結論に急ぎすぎな感じがします。  まず、「70~80%」というのは「出来たらいいなあ」という数字で、決定事項として実際の政策の評価や苦言に引用するというのは性急すぎるでしょう。「もたもたしていたら地球滅びるぞ」という警告もありますが、事を急ぎすぎて強引に政策を進めようとして失敗すると、かえって地球環境の改善に関する遅滞を招きかねません。  また、温暖化対策におけるモーダルシフト政策の意義、実際の施策の理解にやや齟齬がある感じがします。  旅客でも使わない事はありませんが、モーダルシフトは基本的には貨物輸送の施策が中心で、料金施策よりは構造的な改革(安価で低環境負荷の貨物輸送が行えるような輸送基盤の整備)を行う必要があり、基本的にこういった施策が余り進んでいない事は問題なものの、そこが出来ていない以上、料金の若干の値引き等(大型車も割引幅を多少引き揚げるという話でしたよね)にあまり目くじらをたてるのもどうかなあ、という感じがします。  で、旅客に対してはコンパクトシティにライトレールを中心とした公共交通のセットがもてはやされるように、自動車から公共交通への転換が強調されますが、視覚的効果はともかく、ドラスティックな効果は見込めず、電気自動車/ハイブリット車への置き換えで環境負荷の削減を図るというのを主軸におかざるを得ないという現状が欧米/日本ともにあります。これで「70~80%」の削減は無理ですが、一方で、現状では皆が公共交通をできるだけ利用したにせよ、郊外住宅地を破壊して集合住宅居住でも強制しない限りこの規模での削減は難しく、「高速道路無料は馬鹿らしいけど、車を規制したところで完全な削減は無理だし、今後の改善の第一歩として適切な施策として適切かどうかも怪しい」という現状があるのかなあ、と思います。 >日本の政治家は、こういうことを議論した上で、決定してたのかと言うことが >聞きたかったのです。  確かに、日本の環境政策は遅れていますが、政治家が全く無理解であると解釈するのは誤解のもとでしょう。  欧米の政策は日本で耳にすると素晴らしく聞こえてしまうのですが(もし現地当事者だったらごめんなさい、私の印象です)決して万能ではなく、日本の政治家も無知というよりは、この辺りの事情を理解した上で、穏当な政策を実行しているのが現状かなと思います。  ちょっと批判的になりましたが、質問者さんの質問は「モーダルシフト」と「CO2 80%削減」ということが強調されすぎているおかげで、『じゃあ、モーダルシフトを進めていけば、最終的にCO280%削減が本当に可能なのか』というツッコミを受けやすくなってしまうんですよね。現状でこれは難しく、80%削減をするならもっと別の対応策を考えなければいけないと思います。  ちょっと曖昧なところを残していますが、参考までに。

y-konsan
質問者

お礼

ご丁寧なご回答ありがとうございます。 地球の歴史と大気中CO2濃度の変遷を記し、温暖化問題を整理したいと思います。( )内はCO2濃度。 約30億年前、光合成によって藻やプランクトンが発生。約5億年、節足動物が発生。(5000ppm) →4億年前、光合成が盛んになりオゾン層が形成され、生物は陸上にも進出。(4000ppm) →3億年前にはシダ、樹木が繁殖して大気中のCO2濃度が大きく下がる。(500ppm) →2.5億年前、地殻変動、大陸移動で堆積物が地中へ、化石燃料となる。(1000ppm) →1000万年前、サルが人類へと進化。→170万年前(400ppm) →約100万年前から約10万年間隔で氷期と間氷期が繰り返されるようになる。(180~300ppm) →最後の氷期から近年までの1万年間、奇跡的に安定し、日本では春夏秋冬が規則正しく訪れる。(260~280ppm) →150年前から現在、化石燃料を大量消費。(280ppmから385ppmに急上昇、100年後には800ppmに達する勢い) http://structure.cande.iwate-u.ac.jp/miyamoto/ground/yagico2.htm http://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/20th/box3.htm http://www.eco-fukui.net/04infom/img/shindansho.pdf 石油や石炭は、何億年分の太陽エネルギーと大気中二酸化炭素の缶詰です。 燃やしたり加工すれば、何億年分の太陽エネルギーや動植物のエキスを瞬時に利用することが出来ますが、 同時に、放出されたCO2によって太古の空気に戻ることになります。 1億年分をたった100~200年で遡る勢いだから、気候も生態系もついて行けずに崩壊することになります。 そのため、今後40年間で、上昇にブレーキをかけ、気候変動が地球規模に拡大する限界ラインと考えられている400ppm以下、 気温上昇2℃以下に抑制しようというのが、現在の欧米先進国の削減計画です。 このような情報を共有し、目先の利便性から覚醒して、CO2削減に取り組むことが緊急課題と思われます。 よろしくお願い致します。

その他の回答 (12)

  • wand88
  • ベストアンサー率20% (409/1958)
回答No.2

アメリカ?  米国は削減目標なんて立ててないですし 列車の動力の電気の発電時に二酸化炭素を消費してますが レジ袋10枚分の二酸化炭素ってどーいう量?(^_^; 一般道を走ってる車が高速道路を走るようになるだけです 1.将来の消費税値上げのためです 2.んなもんしていない、するわけがない 3.年間800億円ぐらい、影響無し 4.発展途上国の排出量分を買い取りますから誰も困らないです

y-konsan
質問者

お礼

○各国の二酸化炭素削減計画は、オバマ政権、英国、ドイツは2050年までに80%削減(90年比)。フランスは75%削減です。 ○各部門の二酸化炭素排出量の計算は、一次排出量まで遡って計算するのです。 電気ならば、1kw発電するのに、石油、石炭、原子力をどれだけ消費しているか、 つまり1kwあたりのCO2を計算して比較するのです。こんな理屈は小学生でも知っています。 ○車で片道1km(往復2km)の距離を移動すると440gの二酸化炭素(CO2)を排出します。  一方、中程度のレジ袋1枚(約7g)を製造して焼却すると、約44gの二酸化炭素を排出します。  これは、様々な機関が出している数値です。

y-konsan
質問者

補足

2番目の項目で言葉が過ぎたようです。この頃の小学生は環境学習をしていますので、 二酸化炭素排出のしくみを知っているだろうという意味です。申し訳ありません。 また、発展途上国の排出量を買い取るといっても、税金ですから、みんなが困るのではないでしょうか。

  • snowplus
  • ベストアンサー率22% (354/1606)
回答No.1

海外とくに米国などでは高速道路はフリーウェイを いって低料金どころか全て無料です ロシアや他の地域でも確か制限速度もないフリーウェイだと思います そもそも何故料金所で料金をとるかというと あれはまず借入金で高速を施設し2~30年かけて利用者から 料金で返済して完済した地点で無料するためです ところがなまじっかチマチマ稼げるので無料にしないのです 無料でない方が本来契約違反でおかしいことなのです あと日本国の法律では高速を施設する場合必ず通常道路を 併設することが義務づけられています 今回の高速道路は本来通常道路にいく車両を高速に誘導 しているだけで交通量そのものが増大するわけではないです

y-konsan
質問者

お礼

1)通常道路に行く車両を高速に誘導しているだけとは、何の根拠もない身勝手な理屈のように思います。 2)これでは、温暖化防止のための、鉄道へのモーダルシフトが出来なくなります。 3)温暖化が問題でなかった20~30年前からのフリーウエー制度や採算計画を持ち出すなど、論点が外れています。 4)有料のままにして、グリーン・ニューディール予算に回せば、それで国民からの支持が得られたはず。  今回のは、トラック業界や自動車業界への利益誘導でしかないように思います。

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