• 締切済み

宗教を信じている人っているの?

javawaterの回答

  • javawater
  • ベストアンサー率11% (6/52)
回答No.6

浅学&散文となりましたが回答いたします。 まずは下記のグラフを見て下さい。 http://blog-imgs-32.fc2.com/a/y/a/ayacnews/sukima001274.gif 日本人は世界でも希な「神を信ずる」「神を信じない」「分からない」の綺麗に三等分された国民です。また、近年の宗教アレルギーなどもあり、このような国情からは、「宗教を信じる人なんているか」という質問が出るのも尤もであるのですが、このグラフからは世界の過半数が「神を信ずる」(=宗教を信じる)派ですね。 日本人が「私は無神論者です」などと海外で言おうものなら、下に見られてしまう事にご注意を(仏教と応えればまあまあと。理由は後述)。 ユダヤ教、キリスト教、イスラム教圏の人達はバリバリの信仰者です。 我々の日本人は、「人に迷惑はかけてはいけません」「困っている人を助けましょう」と家庭や学校で教えられる道徳の項目がありますが、神様を信じる教圏の人達は宗教が主体になって道徳項目を教えているのです。 以前の5000円札の肖像になった新渡戸稲造は、外国人に「日本には宗教が無いのにどうやって道徳項目を教えているのですか? 」と質問され、この答えに窮したが、自問した結果「『武士道』によって教えている事に気が付いた」と書いています。 日本では宗教は重要視されていないが、外国では道徳の考え方など生活の基盤になる程、宗教は重要視されるのです。 また、井沢元彦「ユダヤ・キリスト・イスラム集中講座」という本を見ると、下記の事が書いてあります。 『しかし、今の世界を動かしている唯一の大国アメリカは、宗教で動いています。そのことを日本人はこれまで無視してきました。大統領選が終わったばかりですが、実は大統領選の中でも宗教の要素はきわめて大きくなっています。』 ※上記の本は2004年発行なので、2004年の大統領選を言っており、オバマーマケインの大統領選ではない事に注意。 ※「宗教の要素はきわめて大きく」と言っているのは著作中ではテレビ伝道師パット・ロバートソンの事。 以下、同著から再度引用。 『アメリカには「テレビ伝道師」と言われる人たちがいます。彼らは、協会で行うような説教を衛星放送、ケーブルテレビなどを使って大々的に行います。  日本人がロバートソン氏の主張をそのまま何の注釈もなしに読めば、おそらくカルト宗教ではないかと思うのではないでしょうか。しかし、それは全く違います。まさにこの主張を確実に信じている人が5000万人存在し、更にその影響を受けている人はもっといます。それだけ影響を受ける人間がいるとすれば、政治家もマスコミもある意味で、それと迎合しようとします。その意味で彼の力は非常に大きなものがあると思います』 ※ロバートソン氏の擁する700クラブは、会員数が200万人である為、この5000万人という数字がどこから出てきたのかは不明。 また、日本人は一見無宗教のようだが、本来宗教から発すべき慣習や行動様式があまりに文化になじみ過ぎた為に却ってそれが見えない、とは言われますが、それを端的に示す例が同著にあったので引用します。 イスラム教のオマール・サイート氏 「イスラムから見れば、創造主がいて、預言者が起こったわけです。それから、教えがみんなに広まった。人間は生まれつき信仰を持っているんです。ですからイスラムでは無信者はいないです。ではあとの者は何かというと、自分の持っている信仰に気が付いていない者ということになります。(中略)そういう意味からも、イスラムでは宗教を絶対強制してはいけない、としています。」(コーランの引用が続くが後略)。 宗教色というのは、その性質上なかなか表面には現れてきません。少数派になればなるほど過激化し、大衆化すればする程穏健化し、そして見えなくなる。日本ほどその色が分からなくなっている国もありませんが、やはり、神道、仏教など、日本人が価値観をかたづくる上で重要な観念がその底流に流れていると言わざるを得ません。 また、宗教は人生の重要時に必ず必要となります。cicade_001さんが壮年になり、身内に不幸があった場合に葬式も出さずにただ事務的に出棺しますか? 多くの場合、そうではありません。自分の心の持って行き所が分からないので、宗教にすがり、せめてもの故人への思いとして仏式の葬式などを挙げて、お坊さんなどに相談して、どうやって自分がものごとを考えれば良いのかを告白したりするのです。 また、cicade_001さんが意中の人と結婚する時に公民館での結婚式と、教会での結婚式のどちらも選べる事になったら、どちらを選びますか?  この宗教と科学、どちらを重要視すれば良いのか? という答えを見事に描いているドラマがありますので、機会があれば見て下さい。 ポーランドのドラマ「デカローグ」 これの第一話がそれに当たります。 http://www.amazon.co.jp/%E3%83%87%E3%82%AB%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B0-DVD-BOX-5%E6%9E%9A%E7%B5%84-%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%88%E3%83%95%E3%83%BB%E3%82%AD%E3%82%A7%E3%82%B7%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%B9%E3%82%AD/dp/B0009OA5IE うろおぼえですが、こんなストーリーでした。 無信論者の父とコンピュータが得意な息子、神を信仰した方が良いと忠告する叔母の三人の物語。 父は神はいないんだ、この世の中は物理で動いている、宗教は不要だ、と息子に言う。 そうではない、神様はいて心の平安を下さるのだ、と叔母が言う。 ある冬の朝、息子の飼い犬が死んでしまい、息子はどうすれば良いのか分からない。 それでも父は神様はいないんだよ、と教える。 叔母は神様の元にいったのですよ、と教える。 父は叔母に変な事を息子に吹き込まないでくれ、と訴える。 近所には充分な厚さの氷が張ると、スケートができる池があり、息子は冬になるとそれを楽しみにしていた。 父と息子はコンピュータで氷の厚さを計算し、すべるには充分な厚さだ、と息子をスケートに行かせた。 その夜、息子は帰ってこない。 慌しく救急車が走る。まさかと思い、池に行く。池に張った氷の中央に穴が開いている。 何時間も経つが何も発見されない。 その後、ようやっと一つの小さい影が池の中央から姿を現した。 ・・・ 犬が死んだ時、息子に「神はいない」と言った。 では、愛する息子が死んだ今、 「神はいない・・・でも・・・神様・・・」 という内容だったかと思います。 話しがそれましたが、 ・世界では宗教は重要視されている。 ・日本では軽視の傾向がある。 ・しかし、日本での宗教感は軽視してはならず(人生の重要時に必ず頼るものである)、もっとその本質を探るべき と個人的に思っています。 ただし、テレビの金儲けに使うような宗教感を持つ人間について疑問視する所は、cicade_001さんと同意見です。 人の心を金儲けなどに使うべきではありません。

cicade_001
質問者

お礼

大変参考になりました。 宗教が慣習化して見えにくくなっていることや、 3人とたとえ話はまさに、日本の宗教観っといったように思えます 非常に解りやすかったです。 回答ありがとうございました

関連するQ&A

  • 無宗教だけど無神論者ではない方へ

    私は、結婚式は教会で挙げ、お正月には神社へ初詣に行き、多分、お葬式は、仏式でするのだろうなぁ、という、無宗教の人間です。(こういう方、日本人には、多いかと思いますが・・・) こんな私ですが、子供の頃から、「神様」はいる、と思ってきました。 しかし、特定の宗教の神様ではないので、とても、漠然としていて、あらためて、人に説明しようと思うと、できないことに気付きました。 お天道様が見ている、という発想とか、悪いことをするとバチが当たるとか、困ったときの神頼みとか・・・そういう発想は持っています。 それから、宇宙全体や、生命体の複雑な仕組みを作ったのも神様なのだろうなぁ、とも思います。 そして、なぜか、性別は、男かも?です。(これは、キリストとどこかでイメージがごっちゃになっている可能性が・・・) 私のように、特別信じる宗教を持っていないけど、神様はいる、と信じていらっしゃる方。是非、「皆さんの神様」について教えて下さい。(見た目、キャラクター、特徴などなど)よろしくお願いします。

  • 日本人は『無宗教』と言えますか?

    元日にとある大規模な神社へ初詣に行ったら、ものすごい数の 参拝客でした。 行列整理の警備員がロープを張ったままゆっくり移動し、 人が押し合わないようにしていました。 しかし、警備員がこれだけたくさんいるのに、賽銭箱を監視する 警備員は一人もいませんでした。 賽銭箱には蓋が無く、しかも近いので、ちょっと手を伸ばせば 賽銭の千円札も手に取れそうな場所にありましたが、そんな事を する者は誰もいないのは、「日本人の美徳」だと思いました。 「賽銭を盗む奴がいるわけない。当たり前だ」と言うかもしれません。 でも、その「当たり前」ってとても素晴らしいことだと思います。 「賽銭を盗んだってすぐ捕まるだろ?」 という意見は「治安への信頼」を 意味します。 「盗みがバレたら新聞に載るんじゃね?」は、「恥の意識の高さ」。 そして、「バチが当たるんじゃね?」は、「信仰心」。 外国人が見たら、あれだけの大金が目の前にあるのに、すごく無防備で あることに驚くかもしれません。 「日本人は無宗教だ」なんてよく言われますが、神様の領域を守ろうという 意識を共有できるのは、日本独特な立派な信仰心だと思いました。 さて私は、このような宗教感覚を考慮すると、日本人は無宗教ではないと 考えますが、みなさんの見解はいかがでしょうか?

  • 宗教(神)を信じるという事について

    私は宗教を否定も肯定もしない人間ですが、神を崇拝する宗教を信じる方、よろしければ以下の質問にお答え下さい。 (1)「この世界、また我々人間をつくったのは神である」と信じる根拠は? (2)なぜ、神の存在を信じられるのか? (3)キリスト教のイエスは本当に死後、生き返ったのか? (4)宗教を崇拝しない私のような人間が多い日本の方が、むしろ「おかしい状態」なのか? (私は人間が神をつくったと思っています) 以上、よろしくお願いします。

  • どうして無宗教は悪なのか

    何らかの宗教団体に属し、神を信じることがグローバルスタンダードらしいのです。 無宗教に属する人間が世界的に見ても異端であるということはよくわかりましたがそれが非難される理由がわかりません。 日本人のほとんどが信仰しているといわれる八百万の神を信じないことが悪い理由は具体的にはどういうものがありますか? 少数派は空気を読めない人間と解釈されるからですか?

  • 幽霊やUFOや超能力を否定して神を信じてる人たちって馬鹿じゃない?

    幽霊やUFOや超能力を否定して神を信じてる人たちって馬鹿じゃない? この科学が発達した時代に神とか仏を本気で信じてる人たちって、ただの妄想癖だよね? いい大人達がそんな非科学的なことを真剣に信じてるなんて滑稽に思えてならないのですが、僕は間違っているのでしょうか? 宗教とか僕から言わせればただの何々ごっこと変わらないと思います。 冷静に考えれば神がいないことなんか普通に分かると思うのですが、何故こうも多くの人間が神とか仏とか信じているのかそれが不思議でなりません。 もし本気で神とか信じてるならそれは完全に病気だと思います。 皆さんの意見をお聞かせ下さい。 よろしくお願いします。

  • 宗教の必要性

    特に宗教に入っているわけでも、神様とかも信じていないですが、最近になって宗教は人間には必要なのかもと思う事があります。 日本人って自殺が多いですが、それって宗教が無いからなのかなあとかも思います。 宗教や神を信じている人は死ぬまで神が助けてくれると信じながら死ぬと思うんですが、宗教や神を信じていない人は基本的には自分が一番信じられる存在だと思うんです。 それで自分ではどうしようも出来ない事等に遭遇した時や状況に陥った時に絶望しておかしくなったらり、自殺を選んでしまうのかなと。 もちろん宗教に入っている人が自殺しないとは限らないですけど。 だから最近は宗教は死ぬまで希望や望みを持たせるためのものなのかなと思っています。 皆さんはどう思いますか?

  • 宗教の意味について

    宗教と言う言葉の意味を考えるとき 「神と人間を再び結ぶ」 と訳されますが、ここから 「1度、神と人間が別々に別れてしまった」 という状況が分かりますが神と人間が1度決別した状況とは 一体、どの様な状況なのでしょうか?? また日本の神道なども、この様な形式をとっているのでしょうか? 自然崇拝の色が濃いと思いますがキリスト教などと同様に 超越的な神がいる日本の神道など、はこの様な意味に 当てはまらないと思うのですが・・・

  • 日本人と宗教~?????

    私は普通の女子大生で、特別な知識はありません。テレビやニュースを見てなんとなく感じたことです。アホな文章だったり、見当ハズレなことを言っているかもしれませんが、なんとか読み取ってください。 最近のスピリチュアルブームや日本に新興宗教がたくさんあることを考えると、これからの日本人の宗教への関わり方ってどうなっていくんだろう?と疑問に思いました。 宗教は人間が生きる上で必要なものだと思います。人間の心のよりどころとしての必要性もあると思いますが、さまざまな考え方を持つ人間をまとめるのに宗教はとても便利です。宗教ナシで法律や権力だけで統率するのは難しいと思います。答えが出しにくい問題でも、宗教を基盤に考えたらわかりやすい。 日本には、全くないとは言い切れないけど、宗教による縛り(?)や共通的な価値観は海外に比べて薄いです。それでもなんとかやってこれたのは宗教への鈍感さを補うものがあったからだと思います。 日本は「恥の文化」といわれますよね。そのほか義理人情だとか、仏教的だけどご先祖さまが~とか「今時古いよ」と言われるような考え方が他国の宗教と同じような働きをしてきたと思います。しかし、宗教のような確固たるものではないので、古きよき日本人の考え方古い常識は薄れてきていると思います。(もちろん良いものばかりではないけど) というわけで、スピリチュアルがブームになるのは、今まで日本に当然のようにあった「常識」や指針が揺らいできちゃってるのが原因なのかなぁ?と考えています。流行っているのは必然的なタイミングなのかなぁ?と。 日本人的な考え方がこれからどんどん薄れていくとすると、日本人にも宗教が必要なんじゃないか?(神道の宗教教育?)ほうっておくと、指針のなくなった日本人がスピリチュアルや新興宗教にどんどんはまっていくんじゃないか?なんて思います。 なんか・・何が聞きたいのかわからない文章ですが、上記のことを読み取ってくれた上で、「これからの日本人と宗教はどんなふうにかかわっていくべきか?」について回答者さんの個人的な見解を教えてください。(わかりやすく♪) 私自身は、無宗教(初詣・お盆・クリスマスを楽しむ一般的な日本人)ですが、無神論者ではありません。神に対してはファンタジー感覚です。あと、一神教の排他的な感じはあまり好きではありません。八百万の神をかじった程度の柔軟な感じが好きです。アニミズムもおもしろくて◎。神様も排他的な要素はあるし、天皇が神様になるなど、危険もありますが・・。なので希望としては、今までどおり、宗教に対して曖昧なままで済む日本がいいです。 個人的には何を道徳の基盤にするのか・・というと、特定の宗教に頼らず、聖書やコーランお経、親のしつけ、自分の経験、小説・・などあらゆるものから良いとこ採りして自分なりバイブル(哲学?)を持って生きていたいなぁと思っています。 全体的に意味不明ですがよろしくお願いします。

  • 【宗教・歴史】日本の神様は人間でも倒せるぐらいに弱

    【宗教・歴史】日本の神様は人間でも倒せるぐらいに弱い? 日本の神様は人間でも倒せるくらいに弱いと聞きますが、実際に人間が神様を倒したという事例を教えてください。

  • 日本人の宗教観

    こんにちは。 日本では信仰が根付いておらず、宗教はあくまで冠婚葬祭等における習慣として残っているところが大きいと思います。 むしろ宗教に対してはネガティブな印象を持つ人が多いのではないかとも感じます。 「神様がいる」と信じている人はかなり少数なのではないでしょうか? それなのに、毎朝の占いで一喜一憂してみたり、お金を払って占い師に見てもらったり、おみくじで一喜一憂したりお守りを買ったり、祈祷やお祓いをやってみたりと、なんというか矛盾してるなーと感じます。 普段は神様を信じなかったり、信仰心の強い人を見て気持ち悪いと感じたりする人が、いざと言う時に神頼みをするというのはちょっと自分勝手すぎないでしょうか。 なんなら、イエス・キリストの誕生日にケーキを食べて、大みそかには除夜の鐘を突き、お正月に初詣に行く、という具合でしっちゃかめっちゃかに宗教を取り入れて楽しんでいるのに信仰に対して悪いイメージを持つ時点でもうめちゃくちゃだと思います。 なぜこのような状況になってしまったんでしょうか?それとも私が勘違いしているだけで、ほとんどの人が神様の存在を信じているのでしょうか?