• 締切済み

ベンゼンのばく露について

研究室でベンゼンを用いて実験をしています。 ここ2年ほどで1ヶ月ほど使っていた期間(続けて一ヶ月ではありません)があります。 使用している量は、一日で10~20μlほどです。 何度が手についてしまったこともあります…。 ベンゼンを装置に注入してからは、その場所にいないようにしています。 ネットなどで調べると『低濃度のベンゼンを長期間にわたって吸引すると白血病の原因となる』とかいてありました。 この長期間とはどれくらいの期間のことをさすのでしょうか?? 今は体に症状があらわれていなくても、将来を考えると非常に心配です。。 もし誰かご存知の方がいらっしゃいましたら、よろしくお願い致します!

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  • elpkc
  • ベストアンサー率53% (626/1160)
回答No.1

一日で10~20μlなら、全く気にすることはないと思いますが。 エタノール アルコールを飲酒するほうが、もっと身体に悪いと思います。 そのようなことを気にするようでしたら、将来薬品に接するように仕事を選択すべきではありません。 以下ベンゼンの情報です。ご参考下さい。 有害性情報 急性毒性 : 経口 ヒト LDLo: 50mg/kg (RTECS) 吸入 ヒト TCLo: 100ppm (RTECS) 経口 ラット LD50: 930mg/kg (RTECS) 経口 マウス LD50: 4700mg/kg (RTECS) 吸入 マウス LC50: 9980ppm(RTECS) 腹腔 マウス LD50: 340mg/kg (RTECS) ラットに対する経口投与のLD50=810 mg/kg (NICNAS (2001)、 IRIS (2002))、3,000、3,300、4,900 mg/kg (EHC 150 (1993)) に基づいて、計算式を適用した。 算出されたLD50 (計算値) =1,620 mg/kg 皮膚腐食性・刺激性 : 皮膚刺激 ウサギ 15mg/24H 軽度 (RTECS) NICNAS (2001) のウサギを用いた皮膚一次刺激性試験結果、EHC 150 (1993) の皮膚累積刺激性試験結果の記述から、皮膚刺激性を有すると考えられ、EUリスク警句 Xi; R36/38を参考にした。 眼に対する重篤な損傷・刺激性 : 目刺激 ウサギ 88mg 中程度 (RTECS) 目刺激 ウサギ 2mg/24H 重度 (RTECS) EHC 150 (1993)、NICNAS (2001) のウサギを用いた眼刺激性試験結果に関する記述から、ベンゼンは中等度 (moderate) の眼刺激性を示すと考えられる。 生殖細胞変異原性 : DNA抑制試験:経口ーマウス 20g/kg EHC 150 (1993)、NTP TR289 (1986) の記述から、経世代変異原性試験で陰性、生殖細胞in vivo変異原性試験なし、体細胞in vivo変異原性試験で陽性、生殖細胞in vivo遺伝毒性試験なしである。 発がん性 : NTP (2005) でK、IARC (1987) で1、ACGIH (2001) でA1、EPA (2000) でAに分類されている。 NTP : グループa 発がん性既知 IARC : グループ1 ヒトに対して発がん性がある 日本産業衛生学会 : 「第1群」人間に対して発がん性がある物質 生殖毒性 : NTP (1986)、ATSDR (2005) の記述から、母動物毒性が示される用量で胎児毒性がみられる。 特定標的臓器・全身毒性、単回暴露 : ヒトでは「皮膚、鼻、口、咽頭への刺激」、「気管炎、喉頭炎、気管支炎、肺での大量出血」(NICNAS (2001))等の記述、実験動物では「麻酔状態の際に呼吸障害が観察された」(EHC 150 (1993))等の記載があることから、呼吸器を標的臓器とし、麻酔作用をもつと考えられた。 特定標的臓器・全身毒性、反復暴露 : ヒトについては「骨髄の形成不全、過形成もしくは正常芽細胞をともなう血球減少症」、「血液毒性」、「再生不良性貧血による死亡例」(EHC 150 (1993))、「横断性脊髄炎」(IRIS (2002))、「頻発性頭痛、疲労感、睡眠障害および記憶障害」、「白血球、赤血球数の減少及び平均赤血球容積の増加」(NICNAS (2001))等の記述、実験動物では「リンパ球、赤血球数の減少及び循環赤血球と好中球の形態異常」、「脾臓有核細胞、循環赤血球及びリンパ球数の減少」、「白血球数減少」、「骨髄細胞充実性の減少、骨髄多能性幹細胞数の減少」(EHC 150 (1993))、「赤血球、白血球、リンパ球、ヘマトクリット減少、及び平均赤血球容積の増加」(IRIS (2002))等の記述があることから、中枢神経系、造血系が標的臓器と考えられた。なお、実験動物に対する影響は区分1に相当するガイダンス値の範囲で見られた。 吸引性呼吸器有害性 : 「この液体を飲み込むと、誤嚥により化学性肺炎を起こす危険がある。」(ICSC (J) (2003))との記載がある。また炭化水素であり、動粘性率は0.740 mm2/s (25℃) (CERI計算値)である。

typeabc
質問者

お礼

ご丁寧な解答、本当にありがとうございます!! 薬品に関しては専門ではないので非常に助かりました! そして安心しました(^^;)  おっしゃる通りで、こんなに気にするようだったら薬品を扱う道には進むべきではありませんね。。 一応、将来は薬品とは全く関係のないところに進むことになっているので、卒業までの辛抱だと思っています。 アドバイスもどうもありがとうございました!

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