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DNAの吸光度を測る場合

工学部に通うものですが、お聞きしたい事があります。 DNAの濃度を知るために吸光度を使っています。 しかし、DNAは紫外線などを当てるとチミン2量体を作り、壊れます。 吸光度でDNAが壊れないのかと思ったんですが、壊れないのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.3

DNAサンプル全量を吸光度計にかけるということはしたことがありません。 少量のサンプルを取って、セルサイズに合わせて希釈して測定し、捨ててしまいます。全量測定にまわしてそのまま実験にまわさなければならないというような場合は仕方がないかもしれませんが、そもそもそういう実験計画はたてません。サンプル量が少なかったり濃度が薄かったりする場合でも、サンプルのごく一部をとって、微量でも測れる、EtBrなどを利用した蛍光法で定量します。 紫外線照射は非常に短時間でチミンダイマーをつくります。 クローニングに使われるRecA-など、チミンダイマーを修復できない大腸菌のミュータントはごく短時間の紫外線照射で増殖不能になりますし、ごく短時間でも紫外線照射されたベクターで形質転換しようとすると効率が著しくさがります。 吸光のピークとなり測定に使われる260 nm前後は、すなわち一番DNAがエネルギーを吸収しやすくダメージも大きいです。 チミンダイマーができたからといってすぐに分解するわけではなく(チミンダイマーを狙って切る酵素や化学反応が必要)、それとは別に光化学反応でニックが(DNA鎖の切れ目、切断)が生じます。 それでもいいかどうかは、使用目的によります。たとえばシークエンスの鋳型なら、ダイマーやニックの生じる位置が、DNA分子ごとにランダムなので、全体的としては影響がないように見えます。

sorao21
質問者

お礼

少し、自分の知識では理解できない所がありましたが、大丈夫と言う事ですね。解答ありがとうございました。

その他の回答 (2)

回答No.2

いや~、考えたこともなかったですね。 遺伝子損傷は照射された紫外線の強度と時間に依存して発生するわ けですが、文献を見るとどれもこれも数時間の照射を前提に話して います。数秒のUV-C照射による吸光度測定では、無視しても差し支 えないのではないでしょうか。事実、吸光度を測定したからといっ てシーケンス反応が進まないなどの支障は経験していません。

sorao21
質問者

お礼

測定しても、誤差と取っていいというわけですねありがとうございました。

  • elpkc
  • ベストアンサー率53% (626/1160)
回答No.1

光源が測定波長に分光されてセルに入光しますので、 紫外波長で測定しなければ、問題ないです。 また、紫外であっても、分解する波長でなければ、大丈夫です。

sorao21
質問者

お礼

なるほど、解答ありがとうございました。 紫外波長を調べてみようと思います

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